八幡系 (9) 野生的な外戚 ― 2010年09月18日 22時19分03秒
近江八幡市(安土町)小中【1216】
どちらも八幡系の特徴をよく備えています。
まとめて紹介したのはその雰囲気が非常に似通っているためです。
ただし正統派八幡系鍾馗さん(たとえば)に比べると、表情はワイルドで荒武者風。
どちらも八幡系の特徴をよく備えています。
まとめて紹介したのはその雰囲気が非常に似通っているためです。
ただし正統派八幡系鍾馗さん(たとえば)に比べると、表情はワイルドで荒武者風。
いっぽう衣服のディテールはそっくりで、かつ非常に緻密。
さらに二つとも左右の脚部は分割され、胴とは別に焼かれています。
これは元祖八幡系と共通の手法で、八幡系でも他にはほとんど見られない特徴。
(ただし船木町のほうは正確には胴と両足の二分割ですが)
さらに、
さらに二つとも左右の脚部は分割され、胴とは別に焼かれています。
これは元祖八幡系と共通の手法で、八幡系でも他にはほとんど見られない特徴。
(ただし船木町のほうは正確には胴と両足の二分割ですが)
さらに、
小中の鍾馗さんの右手の上あたりには、小さく「舟木」の銘。
船木町の鍾馗さんとの関係を強く想像させられます。
ところが、
船木町の鍾馗さんの右足には「瓦外」の銘。
ここに「舟木」と入っていれば話はわかりやすいのですが・・・(^^;
情報は少ないながらも、こうして色々推理(想像?)できるのも
八幡系鍾馗さんの楽しいところです。
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