2010/9/4 琵琶湖東岸 大津~長浜2010年09月05日 21時36分15秒

お暑い日が続きます。
この週末は地味に地元で徒歩探索を予定していました。

ところが、金曜日の予報では地元の最高気温はなんと38℃!
30℃そこそこであれば決行を心に決めていたのですが、
9月に入ってこの気温・・・
かなり気持ちが萎れかけていたところに、
帰省中の娘が、暇だから付き合ってもいいとのご託宣(^^;

急遽予定を変更して、滋賀県に行くことにしました。
同伴者の機嫌を損ねないためにも、多少は観光の要素も取り入れて
行きそびれていた、点在する集落を拾い歩くことに。

これで涼しければ文句なしの快晴の空の下、
大津市瀬田付近から探訪をスタートして、琵琶湖東岸沿いを北上していきます。

大津市で1か所、草津市で2か所、守山市で4か所を探訪した後、
本日のメインディッシュ、近江八幡市の沖島へ。

ご存じない方も多いと思いますが、沖島には
400人ほどが住んでいて、淡水湖に浮かぶ有人島というのは
世界的にも珍しいんだそうです。
地図を見てみると、家が密集する小さな集落に寺院が二つあります。
これは行くしかない!と以前から思っていたのですが、
不審者扱いされにくい同伴者ありのこの機会に行ってみることにしました。

沖といっても近江八幡市の堀切港からはすぐそこに見えており、
なかなか立派な渡船に乗ればわずか10分で到着。
およそ観光資源といったものがなさそうな島ですが、
船には観光とおぼしき人が20人くらい。
私も同じ穴のむじなですが、みんな何をしにいくんだろう??

港に着くと乗客はあっという間に散っていき、
港と言っても商店ひとつ眼に入りません。
我々も目の前の集落に分け入って行くことに。

近江八幡市沖島 街並みを見おろす
集落裏手の村社からの俯瞰

街並みは完全に漁村のそれで、海のない滋賀県にいるとは思えません。
建物は軒を接して密集し、道は細く曲がり、
どこまでが道でどこからが個人の敷地かも定かでなく、
部外者は地図だけが頼りの迷宮です。
近江八幡市沖島 メインストリート
沖島の目抜き通り!? 空が狭い。

それでもお寺の前の家に1体、鍾馗さんを発見。
ありふれたタイプでしたが、満足満足。

その後も島内を歩きましたが小さい島、
30分で一回りしてしまうともうやることがない。

次の船まで1時間、木陰のベンチで二人で読書タイム。
車のない島の昼下がり、といえば優雅に聞こえますが、
日なたに一歩でればそこは灼熱地獄(^^;


その後はこんなところ
ひこにゃん

にも立ち寄ったりしながら、
米原、長浜市内の数か所を訪ねましたが収穫はありませんでした。
やはり彦根以北には鍾馗文化は伝播していないですね。

本日の収穫、守山市内で八幡系の初見鍾馗さん1体。
守山市守山の鍾馗さん
残念ながら強烈な逆光。
肉眼では真っ黒にしか見えないのを何とかこんな感じで撮影しましたが、
これはまた曇りの日にいかないといけないなぁ。