2016/12/3 滋賀県~『和夫写真館』追っかけ その22016年12月07日 21時58分04秒

前週に引き続き『和夫写真館』で紹介されている鍾馗さんを訪ねて
滋賀県下をうろうろしました。

和夫写真館では町名までしかヒントがないので
事前にストリートビューで見つけられたもの以外は
現地で探し回ることになります。
先週に比べ、探せど見つからない鍾馗さんも多い一日でした。

日野町杉の鍾馗さん
日野町杉

八幡系です。
ほとんど遊んでいるような造り。


東近江市布施町の鍾馗さん
東近江市布施町

小ぶりな鍾馗さん。古いものではなさそうです。


近江八幡市長光寺町の鍾馗さん
近江八幡市長光寺町

両手が欠損してかわいそうですが、本人は至ってのんびりした表情。

近江八幡市西元町の鍾馗さん
近江八幡市西元町

#541の仲間と見立てました。
ウンチクはそのうち博物館にて。

近江八幡市孫平治町の鍾馗さん
近江八幡市孫平治町

下の鍾馗さん(#523)の裏(反対側)にいる鍾馗さんです。
2012年の発見時は正面から撮影できる場所が見つからなかったのですが
今回、一本東の筋で撮影ポイントを見つけました。
言い訳しますが、遠い/逆光/手前の木の枝が邪魔でフォーカスが合わない
悪条件が揃ってこんな写真しか撮れませんでした・・
よく似たお顔ですが鬼は踏んでいないようですね。

近江八幡市孫平治町の鍾馗さん
表の鍾馗さんです(2012年撮影)

【訃報】
近江八幡市孫平治町の鍾馗さん
(2012年撮影)
2012年に発見した、裸足の鍾馗さんの向かいにあがっていた鍾馗さんですが、
今回、更地になっていました。探訪していて一番悲しい瞬間です。

近江八幡市孫平治町・鍾馗さんのいたお宅跡




この後、長命寺近くの近江八幡市島町へ行きましたが、
お目当ての鍾馗さんは見つからず
彦根に飛びます。


彦根市栄町の鍾馗さん
彦根市島町

まち遺産ネットひこね』の鈴木さんに教えていただいた
珍しい線刻鍾馗さん。
安政年間に建てられた足軽屋敷にあります。
彦根市の指定文化財に指定されており、安泰です。
守ってくれる人々がいるのはありがたいことですね。

この後、さらに長浜へ。我ながらあさましい。

長浜市三ツ矢町の鍾馗さん
長浜市三ツ矢町

これも鈴木さんからいただいた情報。
滋賀県では彦根より北ではめっきり鍾馗さんの姿が少なくなります。
以前に長浜中心部を探索したこともありますが収穫ゼロでした。
長浜では初の鍾馗さんです。


長浜市野瀬町の鍾馗さん
長浜市野瀬町

長浜市といってもここは旧浅井町に属し、ずいぶん山に入り込んだ所です。
それでも集落の雰囲気は旧街道筋のように歴史を感じさせるもので、
山奥の割には、と言っては失礼ですが品格のあるたたずまいでした。
ネットで探した情報では、商業(行商)を中心とした村だったようです。


ところでこちらは京都・伏見の浅田製瓦工場 初代浅田徳三郎の作品ではないかと
思います。

初代浅田作の鍾馗さんたち

これまでこの二体を見つけていますが、
それらに比べても少し小ぶりですが、丁寧な造りの力作です。

2016/11/26 滋賀県~『和夫写真館』追っかけ その12016年11月30日 22時45分19秒

『和夫写真館』というサイトがあって、滋賀県下の祭の記録がメインなのですが
その中に滋賀県内の鍾馗さんを掲載しているコーナーがあります。


少し前にインドで見つけていたのですがとても充実していて、
見たことのない鍾馗さんが満載。
帰国したらすぐに行きたかったのですが、週末ようやく訪ねることができました。
今回紹介する鍾馗さんはすべて初見ですが、
最後の三体を除き、いずれも『和夫写真館』に載っていた鍾馗さんです。


栗東市林の鍾馗さん
栗東市林


栗東市手原の鍾馗さん
栗東市手原


栗東市綣の鍾馗さん
栗東市綣(へそ)


野洲市西河原の鍾馗さん

野洲市西河原の鍾馗さん
野洲市西河原

この鍾馗さんを探し当てるのにはてこずりました。

野洲市西河原・鍾馗さんのおわす豪邸
野洲市西河原・豪邸の薬井門
立派なお屋敷の薬医門。
下り棟の先端が鍾馗さん。珍しい位置ですがお向かいはお寺さん。


野洲市吉川の鍾馗さん
野洲市吉川


野洲市吉川の鍾馗さん
野洲市吉川


守山市幸津川町の鍾馗さん
守山市幸津川町


近江八幡市鷹飼町の鍾馗さん
近江八幡市鷹飼町


近江八幡市江頭町の鍾馗さん

近江八幡市江頭町の鍾馗さん
近江八幡市江頭町


近江八幡市江頭町の鍾馗さん

近江八幡市江頭町の鍾馗さん

近江八幡市江頭町の鍾馗さん
近江八幡市江頭町

上の二体は八幡系の秀作。
まだまだ会いたい鍾馗さんがたくさんいますが、ここでタイムアップ。
終盤で彼らに出会えて、テンションマックスの土曜日でした。

ところで、『和夫写真館』主催者の方にぜひ連絡を取りたかったのですが
サイト上には連絡先がないようです。
もし、この記事をご覧いただけたら、ぜひ連絡をお願いいたします。


2013/11/16 滋賀県2013年11月18日 22時05分35秒

先日の第三回八幡系ツアーでは5人10コの眼で探した結果、
再訪地にも関わらず結構な数の新発見がありました。

自分の眼が節穴だということが証明されたようなもんですが、
一方では訪問したところでも探せばまだまだあるのだと勇気づけられました。

かなり行き尽くしたつもりでいた自分にとっては新たな刺激となり、
さっそく滋賀県内の既訪問地で、お寺が複数あって、
あまり鍾馗さんが見つからなかった、といった条件で集落をピックアップし、
再探索に出かけてきました。

参考マップ

これまでの探索は集落を順番に歩いてたどっていくスタイルなので、
どうしても一筆書きコースでお寺を結んで、駆け足で抜けてしまいがちでした。
そこを反省して、一つの集落をなるべく時間をかけて、ゆったり回ることに。
上の地図は一例ですが、丁寧に歩くことで新たな発見が確かにあります。

訪問したのは以下の8か所。
1.草津市下笠町
2.守山市勝部
3.野洲市中北
4.野洲市北
5.近江八幡市江頭町
6.近江八幡市南津田町
7.近江八幡市牧町
8.近江八幡市加茂町小西

それぞれで大なり小なり収穫があり、すっかり嬉しくなりました。
予定ではもっと行こうと思っていましたが、日没サスペンデッド。
これが精一杯でした。

1.草津市下笠町
草津市下笠町の鍾馗さん
#652に分類予定ですが、洗練された印象の掲載鍾馗さんに比べて
いかにも素朴な雰囲気です。別種登録が適切かも。

野洲市中北の鍾馗さん
3.野洲市中北で見つけた鍾馗さんですが、同じく#652に分類予定。

2.守山市勝部

手持ちの地図(SuperMapple degital V14)には守山駅に近いあたりに
安楽寺というお寺が記載されていました。
現地で見渡してもそれらしいお寺がありません。
マンションとその駐車場に化けていました。
それでも伝統様式の民家がぽつりぽつりと残っていたので
お寺跡の駐車場から見渡してみると、

守山市勝部の鍾馗さん

いました! それも八幡系の流れをひく手びねり鍾馗さんです。
新種。#1524で博物館に掲載。

勝部の鍾馗さんは駐車場をにらむ

現地の様子はこんな感じです。

4.野洲市北
野洲市北の鍾馗さん

この鍾馗さんは再録(#548) 和風八幡系。

滋賀県はお寺鍾馗が多いので、お寺では境内に入ってみるのが鉄則です。
境内からしか見えない鍾馗さんは数多い。
ついついパスしてしまうことが多いのですが、この日はまめに侵入(^^;
大阪や奈良に比べると開放的なお寺が多いのが助かります。

そんなわけで入り込んだ北集落の西遊寺境内から見つけたのがこちら。

野洲市北の鍾馗さん
新種。#1525で博物館に掲載


5.近江八幡市江頭町

ここ江頭町ではお寺で寺本仁兵衛の鬼瓦を見ました。次回記事にします。

近江八幡市江頭町の鍾馗さん
新種。#1526で博物館に掲載
この鍾馗さんは道路から称讃寺越しに目に入りました。
もっと近づきたくて、しばしうろうろしましたが、結局不可能。

近づけそうで近づけない江頭町の鍾馗さん

おうちに入れていただくしかなさそうですが、豪邸なので気後れしました。

さらに入りこんだ路地の突き当りの家で、純八幡系発見!

近江八幡市江頭町の鍾馗さん

一見したところ野洲市木部の優品(#793)と共通点を感じました。
普段はあまり個人宅に入り込まないのですが、
外からの撮影では角度が限定されるため、
このときはかなり興奮して庭に入り呼び鈴を押しました。
ご不在だったので写真だけは撮らせていただこうと、
改めてカメラを取り出すと動かない。
(;一_一)(;一_一)(;一_一)
バッテリー切れ・・
こういう時に限ってスペアも持っていない。

この日は車で移動していたので幸いでした。
ただちに近江八幡駅前のケーズデンキに向かい、バッテリーを無事調達。やれやれ。
でも日の短いこの時期、1時間のロスは痛かった。

かなりの優品だと思うのですが表現がおとなしく、#793のような最優品には
及ばないようです。
新種。#1527で博物館に掲載


6.近江八幡市南津田町

隣の船木町とは境目なくつながっています。
かなり古い家の多い大きな集落なのですが更新も進んでいて
今回二体が失われたのを確認しました。

近江八幡市船木町の鍾馗さん

この鍾馗さんは再録(#547
鍾馗さんも、にらみつけている正覚寺も船木町です。

近江八幡市南津田町の鍾馗さん

この鍾馗さんも再録(#529)。真念寺をにらんでいます。


7.近江八幡市牧町

この日のハイライトがこちらで、
もともと7体の鍾馗さんを記録していたのですが、この日はさらに8体を発見。
どこを見ていたんだろうと思いますが、鍾馗さんだらけでうれしい悲鳴。
マップに鍾馗さんの位置を示す★があふれました。

近江八幡市牧町の鍾馗さん
棟続きの母屋の大棟に鍾馗さんがあがっているのは知っていたのですが
隣の軒にもひっそりとこの素朴な鍾馗さんがあげられていました。
新種。#1528で博物館に掲載

この鍾馗さんを撮影した時に畑の畝を飛び越えようとしたら、
ポケットに入れていたスマホが飛び出してアスファルトに落下しました。
やっても~た~とあわてて拾い上げると傷はついたものの動作は正常。
やれやれです。
バッテリー切れに続き、粗相の多い一日。


近江八幡市牧町の鍾馗さん

この鍾馗さん、きわめて見つけにくいところにありました。
お寺の正面の家なので、まじまじと見ていて目に入りましたが
そうでなければまず見つけられなかったと思います。

発見困難!牧町の鍾馗さん

こんな位置。増設された手前の部分の屋根の傾斜が母屋と違っているのがネックで
はなはだ見えにくくなっています。
鍾馗さんも庇の下からのぞき込むようなポーズを取っているのがご愛嬌。
新種。#1529で博物館に掲載

いつも携帯しているボールペンが見当たらず、車に置き忘れたかと
思っていたら、探索終了して車に戻っても見当たりません。
さてはスマホを落としたときにペンも落としたのかと思い当り、
スマホを落としたところまで戻ると、道の真ん中にペンが落ちていました。
拾い上げて辺りを見渡すと、ありゃまた鍾馗さんを発見。
さらに少し歩をすすめるとまたあるじゃありませんか。
それも見たことのない鍾馗さん。

近江八幡市牧町の鍾馗さん

新種。#1530で博物館に掲載
最後におまけみたいな形で出会った鍾馗さんがこれですから、嬉しくなります。

長くなりました。お付き合いありがとうございます。
新たな活力が湧くような、楽しい探索でした。

八幡系 (23) 和風八幡系2010年10月13日 23時33分37秒

棟端瓦一体成形、巴瓦またぎと八幡系の条件を満たしていますが、
顔にバタ臭さはありません。

東近江市能登川町躰光寺の鍾馗さん
(東近江市能登川町躰光寺)

見ものは背景。棟端瓦の空白部分に松の木の線刻です。
道教の神様である鍾馗さんも、松の木を配すると和風に見えてきますね。

松をあしらう鍾馗さんは、これまで今日紹介する二体を見つけたのみ。


野洲市北の鍾馗さん
(野洲市北)

これも同一作者でしょう。
こちらは松を立体的にしつらえています。


東近江市五個荘簗瀬町の鍾馗さん
(東近江市五個荘簗瀬町)

こちらには背景が描かれていませんが、
顔の作りやポーズから、同一作者の可能性があります。


東近江市五個荘塚本町の鍾馗さん
(東近江市五個荘塚本町)

今回の和風テイストの三体は、
寺本仁兵衛かもしれないという、この鍾馗さんから
派生していったのでは?と推測(憶測)しています。

八幡系 (22) 日野町のいとこ2010年10月12日 23時30分05秒

日野町付近だけで見られる一群の鍾馗さんです。

東近江市高木町の鍾馗さん
(東近江市高木町)
こちらはまだ「八幡系」らしい雰囲気を持っています。

日野町内池の鍾馗さん
(日野町内池)

上とよく似たこっちになると、「八幡系」というのはちと苦しい。


日野町清田の鍾馗さん
(日野町清田)

この鍾馗さんになると・・・
上の2体と共通のぬるっとした雰囲気を持っているので、
博物館には#0898としてまとめていますが、
下のような鍾馗さんと同じ「八幡系」系列とは、
ふたつ見比べただけでは信じられません。

安土町西老蘇 八幡系鍾馗さん


一昨日掲載のような、八幡系末裔を見た日野の地場の瓦職人が
見よう見まねで作った鍾馗さんではなかろうかと推測します。

八幡系 (21) 末裔の兄弟たち2010年10月10日 23時20分33秒

簡略化が進んでいるものの、一見して八幡系と気づく鍾馗さんが
結構いろいろ見つかります。
今日はまとめてご紹介。

近江八幡市北津田町の鍾馗さん
(近江八幡市北津田町) 何気なくたたずむ。
東近江市外原の鍾馗さん
(東近江市外原) あぐら?
近江八幡市出町の鍾馗さん
(近江八幡市出町) 同
竜王町山之上の鍾馗さん
(竜王町山之上) 抜き足差し足。
東近江市五個荘塚本町の鍾馗さん
(東近江市五個荘塚本町)
不自然に身体を傾けながら、見得を切ろうとしています。

これらは主に顔の表情がよく似ていて、
共通の八幡系工房出身じゃないかと思っています。

八幡系 (20) 量販された末弟2010年10月09日 23時35分41秒

竜王町山之上の鍾馗さん
(竜王町山之上) 髭の毛彫り:ほとんどない

この鍾馗さんも典型的な八幡系の特徴を備えていますが、
量産型で、これまで20体以上を発見しています。

もちろん型で作られていると思われます。
最後の仕上げのへら跡の違いで、
下のような微妙なバリエーションが
いろいろありますが、まあ、誤差の範囲です。

竜王町山之上の鍾馗さん
(竜王町山之上) 髭の毛彫り:細かい

近江八幡市上田町の鍾馗さん
(近江八幡市上田町) 髭の毛彫り:中間


せっかく巴瓦をまたげるよう、くぼみが作ってあるのですが、
他の八幡系のように大棟端の鬼瓦として置かれているものは
あまりなく、3体ほど見ただけ。他は上ののように
棟や軒に普通に置かれています。

東近江市五個荘塚本町
(東近江市五個荘塚本町)

珍しく棟端に置かれたケースを見てみると・・
巴瓦のサイズに対して小さすぎて、収まりが悪いですね。

原型作成者の設計ミスだな(^^;


八幡系 (19) なごみ系2010年10月08日 23時49分39秒


竜王町小口の鍾馗さん
(竜王町小口)

一見した印象では「これが八幡系?」ですが、
例の5条件のうち、3つに該当します。

確かに仔細に見ていくと、八幡系の影響を受けたと思われるところが
そこここに。

もっとも八幡系から遠そうな顔も、頬の垂れているところなど
ディテールは結構共通なのです。

顔の比較

どうでしょう?
決して似てないのですが、パーツは結構同じものがあったりしませんか?


八幡系 (19) 普及版といっぴん物の違い2010年10月07日 23時02分49秒

東近江市蒲生堂の鍾馗さん
(東近江市蒲生堂)

八幡系の5つの特徴をすべて備えています。
ところが、全体から受ける印象は、なんとなくぼんやりして頼りない印象です。

比較対象として、優品のこちらと比べてみることにします。

東近江市綺田の鍾馗さん
(東近江市綺田)

左足部のアップで比べてみましょう。
左が綺田、右が蒲生堂
細部の比較

デザインは酷似していますが、違いは一目瞭然ですね。
エッジがシャープな綺田に対し、蒲生堂のほうはもやもやしています。

おそらく綺田のほうは職人の手作りで、へらで丹念に造形されたものですが、
蒲生堂のほうは型抜きで作られたものでしょう。
細工が細かければ細かいほど、どうしても角をくっきり出すのは
限度があるようです。

同じ鍾馗さんを東近江市内でもう1体見つけていて、
このことも型で作られていることを示唆する傍証です。
東近江市下麻生町の鍾馗さん
(東近江市下麻生町)

これだけで見れば十分上等な鍾馗さんなのですが、
仲間のレベルが高いので、大変です。

八幡系 (18) ぎりぎり八幡系(^^;2010年10月06日 23時20分30秒


愛荘町内野の鍾馗さん
(愛荘町平居)

これが八幡系?という鍾馗さんで、管理人にも迷いがあります(^^;

改めて、勝手に決めた八幡系の特色(2個以上該当なら認定)
1)棟端鬼瓦と一体で成形・焼成
2)棟巴瓦をまたぐように両足を広げて踏ん張っている。
3)細長い顔に、彫りが深くバタ臭い目鼻立ち。
4)七宝などの装飾文様を衣服に散らす。
5)袖や裾には装飾の細いストライプが入る。

3)と5)にかろうじて該当かなぁ?
頬の垂れ方は八幡系ならではの特徴です。

型抜きではない、一点ものの鍾馗さんのようです。
決して寺本家で修行したような正統派ではないと思いますが、
少なくとも八幡系の類例を目にして、
製作の参考にしたのではないかと推測します。

技巧を凝らした八幡系のような鍾馗さんだけでなく、
こんな素人っぽいものが存在することも鍾馗遍路の醍醐味です。