八幡系(2) 特徴2010年09月07日 23時54分19秒

八幡系鍾馗さんには以下のような特徴が見られます。

1)棟端鬼瓦と一体で焼成
2)棟巴瓦をまたぐように両足を広げて踏ん張っている。
3)細長い顔に、彫りが深くバタ臭い目鼻立ち。
4)七宝などの装飾文様を衣服に散らす。
5)袖や裾には装飾の細いストライプが入る。


上記から二つ以上の条件を満たし、
「雰囲気があれば」八幡系と認定します(勝手に)
安土町西老蘇の鍾馗さん
(安土町(現近江八幡市)西老蘇)

これなんかは1)~5)すべての条件を満たす、典型的「八幡系」ですね。


日野町別所の鍾馗さん
(日野町別所)

こちらはだいぶ単純化されていますが、
特徴 3)、5)を備えているので、ぎりぎりで八幡系認定
末裔という言葉が似合う存在。


栗東市手原の鍾馗さん
(栗東市手原)

一方、こちらも上のによく似ていますが、
特徴 3) のみのため、八幡系認定申請却下。


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