(近江八幡市(旧安土町)西老蘇)
棟端瓦(鬼瓦)ではなく、単独であげるために焼かれており、
衣服の幾何学文様は入っていませんが、
全体から受ける第一印象は紛れもなく八幡系です。
複雑で凝ったポーズに、細部の技巧を織り込みながら
全体として流れるように破綻なく仕上げています。
繰り返しの表現ですが、見得を切る歌舞伎役者みたい。
また、風が後ろから吹いていることを、髪や衣服のなびき方で表現しています。
別の角度から。
先日掲載のこちら(野洲市木部)と表情がよく似ています。
見得のポーズ系であることも共通。