今年もよろしくお願いします2014年01月01日 08時38分32秒



あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

鍾馗さんマップ20140101

新春特別付録は最新の鍾馗さんマップ (^^;
私が実際に見ていないものも記載しています。


ちなみにこの趣味を始めて半年の、
2006年3月にはこんな状態でした。
鍾馗さんマップ200603

思えば遠くへ来たもんだと、一人感慨にふけっていました (^^; (^^;

2013/12/29 姫路~竜野、倉敷2014年01月02日 23時04分28秒

もう去年のことになってしまいましたが、兵庫県内の旧山陽道を歩いてきました。

尼崎~西宮~神戸にかけては大震災の被害が大きかったこともあるのでしょうが
古い家がほとんど残っておらず、私もほとんど歩いていません。
明石~姫路は2007年1月(もう7年も前!)に歩き、
2009年8月にも平行する区間を歩きましたが、
あまり鍾馗さんを見つけることができませんでした。

ここまでの状況ではこの先を歩く気には、あまりならないのですが、
その先の太子町、龍野あたりでは珍しい鍾馗さんが結構見つかっているのです。


2007年の探訪時はまだブログを始めてませんでした。
この時の終点は山陽本線 御着駅。姫路のひとつ手前です。
ここから、太子町までの区間に鍾馗さんはあるのでしょうか?
ずっと気になっていましたので、今回歩いてみました。


米原まで高速利用で車で行き、米原からは新快速を使えば
安く楽に山陽方面まで行けるので、久しぶりに使おうかと思ったのですが、あいにくの大雪で米原付近は相当雪が積っていそうだったので、急遽新幹線に変更。
出費は痛いが楽ちんに姫路まで到着。ただし雪の影響でかなり遅れたので
姫路から御着へ戻るのはよしにして、姫路駅からそのまま西を目指しました。

旧山陽道は国道2号線、一部179号線とくっついたり離れたりしながら
それなりに旧道の雰囲気を残していましたが、残念ながら鍾馗さんには
全然会えませんでした。

太子町阿曽の
太子町下阿曽

結局新たに見つかったのはこの一体だけでした。
兵庫県の代表的な鍾馗さんである#0544です。


これで帰ってはあまりに寂しいので、足を延ばして倉敷まで行くことにしました。
「足を延ばす」と言うには距離が遠すぎますが、
愛知県から見ると姫路も岡山も倉敷も「西の方」で一括り。
なんとなく大した距離ではないと思ってしまうのです。

かなり前にこちらのブログで、鍾馗さんの存在を知ったのですが
なかなか行く機会がありませんでした。


岡山県には2008年、2011年と訪問していますが、
一体も見つけることができていません。


他力本願ではありますが、馬鹿馬鹿しいけどささやかなリベンジ。

倉敷駅から徒歩十分くらいのところにあって、すぐ見つかりました。
岡山県の初記録になります。古いものではありません。

倉敷市川西町の鍾馗さん
倉敷市川西町 #1555で収録

帰りは青春18きっぷ活用で在来線に揺られること7時間。
電車旅は好きですが、さすがに疲れました。


2013年のまとめ2014年01月04日 23時42分54秒

2013年はつごう69回探訪に出かけ、見つけた鍾馗さんは965体。
歩いた距離は934kmでした。

2012年と比べるといずれも上回り、退潮に多少歯止めをかけることができました。


2005年探訪開始からの累計では、
探訪回数:568回
見つけた鍾馗さん:11,405体
歩いた距離:9,668km

お笑いください・・

2013年も2012年に引き続き、他力本願が多くなりました。
2013年、鍾馗博物館の収蔵室では#1435から#1555まで
121種を新種登録しましたが、数えてみたらそのうち自力で見つけたのは
39種に過ぎませんでした。これからも皆様にはお世話になると思いますので、
この場を借りて御礼申し上げます。


2013年は鳥取県岡山県で新たに鍾馗さんを発見しました。
といっても単発的なもので、いずれも瓦鍾馗さんをあげる文化が根付いている訳ではなさそうです。
これで都道府県別に見ると以下のようになりました。

記録あり(30都府県)
秋田、群馬、栃木、千葉、埼玉、東京、神奈川、山梨、長野、石川、福井、静岡、愛知、岐阜、滋賀、三重、京都、大阪、奈良、和歌山、兵庫、岡山、鳥取、香川、徳島、愛媛、福岡、大分、佐賀、宮崎

記録なし(17道県)
北海道、青森、岩手、宮城、山形、福島、新潟、富山、茨城、島根、広島、山口、高知、長崎、熊本、鹿児島、沖縄

地図は再掲です。
鍾馗さんマップ20140101


まだ一歳だよ2014年01月07日 23時28分27秒

昨年6月30日に京都市東山区安井北門通で見つけたこの鍾馗さん、

京都安井北門通の鍾馗さん

博物館収蔵室#1508

例によってググっていたらルーツを発見しました。
この鍾馗さんの写真がありました。

この記事によれば焼き上がっての引き渡し日が2012年11月25日で
半年後に私の眼に留まったことになります。
こうして新しい鍾馗さんが町の仲間に加わってくれるなんて、
なんて嬉しい事でしょう!

まか通プロジェクトといえば、先日五条に鍾馗神社を立ち上げておられたことを知り
おとんさんの掲示板で物好き仲間で盛り上がっていたところです。

ぜひコラボしてみたいな(^^♪

2014/1/11 矢田寺周辺、平群町の山の中、旧山城町2014年01月15日 23時40分55秒

1月11日、とっても冷え込むとの予報でしたが奈良方面へ行ってきました。
タイトルの通り、支離滅裂にあちこちうろついています。

はじめは大和郡山市の西郊、矢田丘陵沿い。
雪だるまさん、おとんさんの直近の探訪成果の追っかけです。

大和郡山市矢田城町の鍾馗さん
大和郡山市城町 #122亜種として収録

鍾馗さんに朝日があたっています。
まだ七時台、道端の水たまりはかちかちに凍っていました。

大和郡山市城町の鍾馗さん
大和郡山市城町 同じ#122の再録。

大和郡山市矢田町の鍾馗さん
大和郡山市矢田町 #1557として収録
残念ながら逆光です。

ここからは矢田寺の門前にある鍾馗さんです。

大和郡山市矢田町の鍾馗さん
大和郡山市矢田町 #257亜種として収録

大和郡山市矢田町の鍾馗さん
大和郡山市矢田町 #216亜種として収録

大和郡山市矢田町の鍾馗さん
大和郡山市矢田町 #149亜種として収録

この後は車で平群町へ移動し、初訪問となる、
信貴山と生駒山の間の山あいに点在する集落を訪ね歩きました。

10か所くらい回りましたが新種発見は以下の二体。

平群町椹原の鍾馗さん
平群町椹原 #1558として収録

平群町越木塚の鍾馗さん
平群町越木塚 559として収録

今回、量産品を含めこのあたりで八体発見しました。
このあたりは山の中。
地図上では近くに見えてもアップダウンが多くて
平地のスペシャリスト(^^;はすぐに息が切れます。


まだ時間があったので、次は県境を越えて京都府木津川市に向かいました。
ここでは雪だるまさんから情報を頂いていた二体の鍾馗さんがお目当てです。

ところが一体目、上狛の鍾馗さんはどうしても見つけることができませんでした。
目印のお寺の境内に入ろうと思ったら門扉に鍵がかかっていたので、
ひょっとしてこの中に入らないと見つからないかなと思いましたが
どうにもなりません。

ちょっと落胆して次の目的地の椿井に向かったところ、
路地の思いがけないところで、ちょっと変わった鍾馗さんに遭遇しました。

木津川市山城町椿井の鍾馗さん
木津川市山城町椿井 #1560として収録

カッパのような頭であぐらをかいています。

木津川市山城町椿井の鍾馗さん
木津川市山城町椿井 #1561として収録

雪だるまさんからの情報どおり、住まいはあきらかに無住で荒れていました。
いつ取り壊されてもおかしくない絶滅危惧鍾馗さん。

2014/1/18 和泉、阪南、泉南2014年01月23日 23時34分03秒

1月18日は大阪へ遠征。
最近、平日になかなかコースを練る時間がなかったので
昔、予定して行きそびれていた、ちょっと半端なコースを引っぱりだしてきました。

午前中は泉北高速・和泉中央駅から阪和線・和泉府中駅までの約10km。
池田下町、阪本町、芦部町、観音寺町 、桑原町、黒鳥町、府中町と
古い民家が多く残る町を鍾馗さんを尋ねて歩きました。

まったく鍾馗さんを目にすることができないまま、しばらく虚しく歩きましたが
観音寺町で今日最初の鍾馗さんに遭遇。

和泉市観音寺町の鍾馗さん
和泉市観音寺町
新種

この後は黒鳥町で量産品5体を発見して、午前の部は終了しました。

阪和線で南下して山中渓駅で下車。
午後の部はここからジグザグに、南海本線・岡田浦までの約15kmを歩きます。


和泉鳥取駅付近で見つけたのは、この人の後ろ姿。
阪南市和泉鳥取の大黒さん

こういう棟端鬼瓦に何か見つけた時は反対側もチェックするのが鉄則です。
反対側を見てみると、
阪南市和泉鳥取の鍾馗さん
丁寧に作られた感のあるよい鍾馗さんですが、正面に回ることはできません。

それにしても、鍾馗さんと大黒さんのペアというのは珍しく、
初めて見たように思います。

同じお宅の玄関にはさらにもう一体。
阪南市和泉鳥取の鍾馗さん

こちらは対照的に素朴な造り。
軒下で暗く、はっきり写せなかったのが心残りです。

泉南市樽井ではペアの鍾馗さん。
泉南市樽井の鍾馗さん

泉南市樽井の鍾馗さん

一件の家の表と裏、破風にいました。
上の鍾馗さんは泉佐野市日根野で以前に見つけた
こちらの鍾馗さんに酷似しています。

次は泉南市鳴滝
当初予定コースではなかったのですが、道を間違えて遠回りしたところで
出会いました。怪我の功名というか、鍾馗さんとのご縁を感じるのはこんなとき。
よく待っていてくれました。
泉南市鳴滝の鍾馗さん


最後は泉南市中小路
泉南市中小路の鍾馗さん

この鍾馗さんのように、硬直したように直立する鍾馗さん、
和泉地方には多く見られるように感じます。


この日は26体を発見しました。数は多くないですが、
手びねりの味わい深い鍾馗さんがよく見られるのがこの地域の特徴。
結果的に見つかるかどうかはさておき、
期待に胸をふくらませて歩き始めるまでのワクワク感はこの地域ならでは。
期待が裏切られることもほとんどありません。

2014/1/25 富田林2014年01月29日 22時09分15秒

Facebookの「友達」小林さんが最近大阪南部で珍しい鍾馗さんを
たくさん見つけておられます。

それに触発されて、おとんさん、雪だるまさん、onigawaraさんお誘いして、
滝谷不動駅から彼方、佐備、西板持町、山中田町、北大伴町と
富田林市内を巡ってきました。
暖かい陽気にも恵まれ、ここ数年では記憶がないほど、
次々と貴重な鍾馗さんを見つけることができました。

とり急ぎ、主だった鍾馗さんの写真をアップします。

1.錦織中、錦織南

富田林市錦織中の鍾馗さん

富田林市錦織中の鍾馗さん

富田林市錦織南の鍾馗さん

富田林市錦織中の鍾馗さん

2.彼方

富田林市彼方の鍾馗さん

富田林市彼方の鍾馗さん

富田林市彼方の鍾馗さん

富田林市彼方の鍾馗さん

3.佐備

富田林市佐備の鍾馗さん

富田林市佐備の鍾馗さん

上の二体は同じ家の裏表ですが、様式がまったく違います。

富田林市佐備の鍾馗さん

富田林市佐備の鍾馗さん

富田林市佐備の鍾馗さん

富田林市佐備の鍾馗さん

上の二体も同じお宅ですが、作者は違うと思います。

富田林市佐備の鍾馗さん

富田林市佐備の鍾馗さん

富田林市佐備の鍾馗さん

この上の二体も同じお宅。これは同一作者でしょう。

富田林市佐備の鍾馗さん

上の二体と同じお宅。
顔の剥落が残念。量産品風の造りですが初めて見る鍾馗さん。

富田林市佐備の鍾馗さん

富田林市佐備の鍾馗さん

この二体も同じお宅。ほとんどそっくりですが、間違い探しレベルの違いがあります。

4.西板持町

富田林市西板持町の鍾馗さん

富田林市西板持町の鍾馗さん

富田林市西板持町の鍾馗さん
再録(#465

富田林市西板持町の桃太郎
再録(#464
左手に持つ札に「日本一」と書かれており、桃太郎で間違いなさそうです。
(顔が気持ち悪すぎますが・・)

富田林市山中田町の鍾馗さん
再録(#463

5.北大伴町

富田林市北大伴町の鍾馗さん
#937に分類

富田林市北大伴町の鍾馗さん
再録(#467

富田林市北大伴町の鍾馗さん
#145に分類

富田林市北大伴町の鍾馗さん
再録(#466

2014/1/26 河内長野2014年01月30日 23時11分15秒

25日に引き続き、26日も小林さんの追っかけをしました。
この日は河内長野市。天野山金剛寺付近を探索したのち、日野、高向などを経由して
河内長野駅に向かいます。

この日の同行はおとんさんおひとり。おとんさんは先行して金剛寺付近を探索しておられ、かなり初見の鍾馗さんがあったと伺っていました。
また前日の大豊作の余韻もあり、相当な期待を持って臨みました。
この日の天気予報は朝のうち雨が残るものの、早いうちにあがって回復するとの
ことだったので、歩き始めるころにはやんでいるだろうとたかをくくっていたら
なかなかやむ気配がありません。厚い雲が垂れ込めているので光量不足で
ただでさえ薄暗い軒下にあることが多い鍾馗さんの撮影には致命的な条件。
結局昼まで、降ったりやんだりの肌寒い天気が続きました。

金剛寺以北の天野街道および東側に並行する丘の上の道で
見かけた鍾馗さんたち

河内長野市天野町の鍾馗さん

河内長野市天野町の鍾馗さん(画像処理前)
オリジナル状態はこんな感じ(^^; 
シャッタースピードは15分の1秒、これ以下で撮影した写真は全滅でした。
画像処理を念頭に、アンダーは覚悟で写してみました。
で、画僧処理をしてみると
河内長野市天野町の鍾馗さん(画像処理後)
なんとか鍾馗さんが姿をあらわしましたが、画質はざらざらです。

結局おとんさんが別の日に撮影した写真を拝借することにしました。
河内長野市天野町の鍾馗さん(おとんさんより拝借)

次の鍾馗さんも同じです。
河内長野市天野町の鍾馗さん(画像処理前)
画像処理前の状態

河内長野市天野町の鍾馗さん(画像処理後)
画像処理後。そもそもピントも合ってない(T_T)

河内長野市天野町の鍾馗さん
おとんさんからの借り物。
トックリバチに好まれ過ぎてますね。取ってあげたい。

河内長野市天野町の鍾馗さん

河内長野市天野町の鍾馗さん

河内長野市天野町の鍾馗さん

ここまでが天野町です。ずいぶん珍しい鍾馗さんが見つかりました。

ここからは私もおとんさんも初探訪ですが、いきなりの雨の峠越え。
民家もないので、しばらくは二人黙々と歩きます。
集落にたどりついても、昨日とは違ってなかなか鍾馗さんが見つかりません。

河内長野市高向の鍾馗さん
河内長野市高向

河内長野市高向の鍾馗さん
河内長野市高向
この鍾馗さんは小林さんが見つけておられます。
ほとんど寝たきり鍾馗さん。
起こしてあげたい。

河内長野駅までの道のり約10kmで目にしたのは
結局、上の二体と量産品が一体の計三体。

本当は河内長野駅からさらに山を越えて龍泉方面まで足を延ばす予定でしたが
二人ともすっかり気力がなくなってしまい、駅前でランチして
そのまま解散することになりました。

前日のような、数年に一度の大当たりもあれば、この日のようなちと辛い日もある。
行ってみないと本当にわからないのですが、この、先が見えないところが
鍾馗探しの醍醐味でもあります。
いや、負け惜しみでなく。