2013/12/14~15 阿波国鍾馗巡礼 一日目 ― 2013年12月23日 00時12分00秒
朝三時に家を出て、途中事故渋滞で1時間遅れて八時過ぎに鳴門IC到着。
最初の目的地、松茂町中喜来はICからすぐです。
参考文献に番地まで出ていたのでピンポイントでGoogleマップで事前に見た限りでは屋根はいぶし瓦風で良い感じだったのですが、たどり着いてみると目的のお宅は建て替わっていて、鍾馗さんは見当たりませんでした。
気を取り直して、本日のメイン伊予街道歩きの出発点、徳島線蔵本駅へ向かいます。
伊予街道の起点は徳島ですが、徳島市の中心部にはあまり古い家が残っていないようなので、少し外れたここから歩き始めます。
街道は国道192号線とつかず離れず並行して残っていて、家々はかなり更新が進んでいますが、所々に明治くらいまで遡れそうな、本瓦葺きの重厚な建物が残っています。鬼面瓦はかなりたくさん見ることができますが、それ以外の飾り瓦はほとんど見当たらず、鍾馗さんももちろん見つかりません。
ストリートビューでもまったく見当たらなかったので少ないことは覚悟の上で、淡々と進みます。
鮎喰、国府と進み、八十八個所の札所もいくつか見ながら、石井町に到着。
おとんさん発見の鍾馗さんが本日の初鍾馗となりました。
街道から見ると、どうってことのない家ですが、瓦は本瓦です。
裏手に回るとずっと重厚な雰囲気を残している家でした。
その先旧鴨島町に入り徐々に景色は鄙びてきますが、街道沿いには引き続き重厚な家が点在しています。しかし鍾馗さんの姿はなく、テンションも下がってきます。
鴨島の町は古くから賑わっていたようで、期待していたのですがここも外れ。
駅前のアーケードも土曜日の午後にも関わらず、悲しいほどシャッター通りで人影がありません。
寂しい気分で鴨島を過ぎたころ、ようやく当たりがありました。
玄関の上にいました。二階の緑色が微妙ですが、古そうな家です。
さらに100mほどのところで二体目を発見。
この鍾馗さんも玄関の横。
北向きなので薄暗く、表情がよくわかりません。
ここまで約20km歩いてかなり消耗していましたが、
二人のお出迎えを受けて私のパワーも完全リセットです(^^)v
今日はこのあと、三好市三野町の鍾馗さんも見に行きたかったので、
時間の都合もあり、阿波川島駅で終了することにしました。
特急停車駅ですが駅舎にもホームにも人影はなく、ベンチの下では猫が日向ぼっこ。
起点の蔵本に置いておいた車に戻り、R192を一路西へ。
晴れてはいるものの雲が多く、三時半なのに夕暮れモードでお日様との競争です。
目的地の三好市三野町芝生に到着したのは四時半少し前。
何とかおとんさんに教えていただいた鍾馗さんを撮影することができました。
鍾馗さんの左右には、鯉をあしらった立派な鬼面瓦が置かれていました。
この後、さらに上流に向かって井川町辻の鍾馗さんを確認に行きました。
この鍾馗さんは、私が四国で初めて見つけた記念の鍾馗さんなので、ここまで来たら挨拶していかないといけません。
到着したのは五時半近くでほ真っ暗。屋根の上に健在でいるのはわかりましたが
撮影はまったく不可能。
一日目はあわただしく動き回って終わりました。
情報に基づいて確認した鍾馗さんが三体に、新発見は二体でした。
伊予街道はまったく鍾馗をあげる文化が伝わっていない、
という訳ではないがかなり少なそう。
さらに上流を探訪するには気合が必要です。
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