【鍾馗探訪ガイド】常滑市(4) ― 2010年11月02日 00時33分46秒
【鍾馗探訪ガイド】常滑市(5) ― 2010年11月03日 00時21分30秒
昨夜最終回と言っておきながら、もう一回追加。
常滑市内で見ることのできる鍾馗をまとめておきます。
鍾馗博物館の分類に従うと、現在48種類226体。
常滑市内で見ることのできる鍾馗をまとめておきます。
鍾馗博物館の分類に従うと、現在48種類226体。
番号は鍾馗博物館・収蔵室の通し番号、()内は常滑市内で確認済の数です。
リンクをクリックすると博物館の該当ページに飛んで写真を見ることができますが、
掲載の鍾馗さんは常滑のものとは限りませんのでご了承ください。
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「みちくさ学会」第5回記事が掲載されました。 よろしければお寄りください。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2010/11/6 豊明 ― 2010年11月07日 22時56分50秒
この週末は遠征する時間がなく、土曜日の午後のわずかな時間に
近くの豊明市街を小一時間、一回りしてきました。
近郊住宅地化が進み、鍾馗さんが潜んでいそうな古民家は
ほとんどなさそうなため、
地図も持たない、散歩に毛が生えた程度の気分です。
歩き始めて早々に見かけたこの後ろ姿。
近くの豊明市街を小一時間、一回りしてきました。
近郊住宅地化が進み、鍾馗さんが潜んでいそうな古民家は
ほとんどなさそうなため、
地図も持たない、散歩に毛が生えた程度の気分です。
歩き始めて早々に見かけたこの後ろ姿。
これは間違いなく鍾馗。
期待に胸を膨らませて前にまわると
期待に胸を膨らませて前にまわると
!△◎◆!↓
見事に表面が剥落(風化?)して、顔も胴も訳がわからない(TT)
それにしてもこんな風に剥落することがあるんだろうか?
わざと削ったのかな?
こんな状態でも、手前に小さな徳利が置かれていることから、
この家の人にとっては信心の対象であり続けているらしい。
シルエットは鍾馗なんだけれど・・・
未練がましいですな。
これがこの日唯一の収穫(?)
2010/11/13 高野口⇒名手 ― 2010年11月15日 23時19分13秒
ここ一か月ほどは鍾馗を尋ねての遠征はお預け状態でしたが、
久しぶりに遠出してきました。
今回の目的地は和歌山県。
県北端を流れる紀の川に沿って、橋本市高野口町から
紀の川市名手まで、概ね「大和街道」を歩きました。
今回もおとんさんに同行していただいています。
奈良・大阪全域に広がる鍾馗文化は、和歌山県にも多少伝わっていて、
橋本市内では、多くはないもののこれまで10体以上の鍾馗さんを記録しています。
以前に名手市場を訪ねた時に2体の鍾馗さんを見ており、
今回はその間(高野口~名手)に鍾馗さんがあるのかどうか、
確かめるための探訪です。
この日は予報では晴れでしたが、すっきりしない空模様。
おまけにかなりの黄砂で、山並みも霞んでいました。
歩き始めてまもなく、高野口町大野でおとんさんが小さな家の棟端に
鍾馗さん発見。
久しぶりに遠出してきました。
今回の目的地は和歌山県。
県北端を流れる紀の川に沿って、橋本市高野口町から
紀の川市名手まで、概ね「大和街道」を歩きました。
今回もおとんさんに同行していただいています。
奈良・大阪全域に広がる鍾馗文化は、和歌山県にも多少伝わっていて、
橋本市内では、多くはないもののこれまで10体以上の鍾馗さんを記録しています。
以前に名手市場を訪ねた時に2体の鍾馗さんを見ており、
今回はその間(高野口~名手)に鍾馗さんがあるのかどうか、
確かめるための探訪です。
この日は予報では晴れでしたが、すっきりしない空模様。
おまけにかなりの黄砂で、山並みも霞んでいました。
歩き始めてまもなく、高野口町大野でおとんさんが小さな家の棟端に
鍾馗さん発見。
見たことない様式の優品。
なかなか幸先良いと思ったのですが・・
その後は妙寺、丁ノ町、笠田など、重厚な古民家が残る町並みを
いくつも通過するのですが、立派な鬼瓦をあちらこちらで目にするにも関わらず
鍾馗さんはさっぱり見つかりません。
結局20km強歩いて、見つかった鍾馗さんはこの1体だけでした。
その後は妙寺、丁ノ町、笠田など、重厚な古民家が残る町並みを
いくつも通過するのですが、立派な鬼瓦をあちらこちらで目にするにも関わらず
鍾馗さんはさっぱり見つかりません。
結局20km強歩いて、見つかった鍾馗さんはこの1体だけでした。
橋本より西に鍾馗さんは、基本伝わっていないと結論するしかありませんね。
時間が余ったので、大阪府へ戻り、おとんさんが和泉市内で発見した
逸品の鍾馗さん達にご案内していただきました。
近日中に鍾馗博物館にアップします。
2010/11/20 松阪・津 ― 2010年11月23日 21時53分31秒
一年でもお出かけには最高の季節、天気も最高の一日となった土曜日、
読者のきりまるさんから情報提供いただいた鍾馗さんの確認も兼ねて、
三重県松阪市、津市を探訪しました。
市町村合併以前は嬉野町、一志町、白山町だった地域です。
山あいで集落と集落の間が離れていて、徒歩ではあまりに非効率なため、
自動車で移動しながらの探索となりました。
駆け足で30以上の集落を巡る強行軍。
ごらんのようになかなかの収穫がありました。
(松阪市八重田町)
きりまるさん情報の鍾馗さんとは別物でした。
まだ見落としがあったようです・・・
(松阪市嬉野一志町)
きりまるさん情報。
こちらの鍾馗さんと同じ家。少し下にあったので、塀の陰で見落としていました。
(津市一志町八太)
これもきりまるさん情報。
40cmはあろうかという大きな鍾馗さんです。
(松阪市嬉野釜生田町)
(津市一志町井関)
(津市一志町波瀬)
【探訪地ガイド】名古屋市緑区大高町 ― 2010年11月25日 22時39分38秒
名古屋市内では鍾馗さんは偏在していて、南部の緑区、南区以外ではほとんど見ることができません。
緑区でも大高町は特異な鍾馗さん集積地。
JR東海道線大高駅の南側、小高い丘の大高城址の周辺に、古くから街道沿いに栄えた集落が残っています。
回りは近郊住宅街として変哲のない町並みで、この一角だけタイムスリップしたような懐かしい雰囲気にひたれます。
1km四方に満たない小さな町の中に3件の造り酒屋があり、
町はそれを核にしています。
(萬乗醸造)
この一角だけで確認した鍾馗さんは70体以上。
全国的に見ても有数の鍾馗密集地となっています。
いくつかの鍾馗さんを掲載しますが、
狭い町ですので、ぜひ自分の足で確かめてみることをお勧めします。
この2種類が大高では一番多い。知多半島北部によく見られる鍾馗さんで
大高が知多半島につながって影響を受けている地域であることを示します。
2010/11/27 福知山、篠山 ― 2010年11月29日 23時41分29秒
3年前に一度鍾馗を探しに行ったことがあり、電車の時間を気にしながら1時間ほど町をうろうろしたものの、その際は鍾馗さんを発見することはできず。
今回教えていただいた場所を見ると、その時もひと筋北までは歩いていました。
う~ん、運がなかったなぁ。
激しい朝霧の中、お目当ての鍾馗さんをカメラに収めた後、おとんさんとしばし市内を探索しましたが、それ以上の発見はなし。
別れたのち、私は篠山市街、おとんさんは福知山市内の集落をいくつか探索したのですが、どちらも収穫はゼロ。
先日の舞鶴での成果から、もう少しは期待していたのですが、厳しい結果でした。
福知山の鍾馗さんは博物館でご覧いただくとして、「別件」のお話です。
最近福知山の動物園で、猪の子供「うり坊」にまたがって遊ぶ子猿の「みわちゃん」が話題になっていて、愛知県でもしばしばニュース映像が流れます。
確かにかわいいのですが、どちらもすぐに大きくなっちゃうでしょうし、見に行くなら今!
と飛んでいったのです(もちろん相棒同伴。というか婦唱夫随)
お金がなさそうで、手作り感いっぱいの小さな動物園でしたが、朝の開園時からたくさんのお客さんが来ています。これはめでたいですね。
みわちゃんは園内を気ままにうろついている。
常に人間の子供に追いかけられているがまるで気にしていない。
常に人間の子供に追いかけられているがまるで気にしていない。