【0984】橿原市大久保町2009年11月11日 23時54分21秒

橿原市大久保町の鍾馗さん
【所在地】 奈良県橿原市大久保町
【発見日】 2008/9/20
【撮影日】 2008/9/20
【整理番号】 0984BX
【発見数】 1
【リンク】
 収蔵室
 よりぬき

【コメント】

素朴さいっぱいの鍾馗さん。
こんなのを見つけたときが個人的には一番うれしい。

といっても、これは大先輩 服部さん  の教唆によるものです。

元々は大屋根の棟の端に取り付けられていたと
思われますが、現在は軒に引っ越しています。

うーむ・・2009年11月12日 00時26分41秒

東海市荒尾町、いただけないセンス
先週日曜日の収穫物。

この鍾馗さん、日本で1,2を争う数の多いタイプで、
見つけた数は400体以上。
愛知県内だけでも200を超えています。

 バリエーションはこちら

ただ、こんな色使いは初見。

金粉はともかく、同様に眉、眼、髭を黒々と塗ったものは
刈谷、名古屋市守山区でも見たことがあり、
家人の酔狂で塗られたわけではなく、
この地方のプロの仕業。

鬼師が見たら泣きそう。
もうちょっと何とかならないものか・・・

【0300】橿原市縄手町2009年11月12日 23時36分54秒

【所在地】 奈良県橿原市縄手町
【発見日】 2005/12/10
【撮影日】 2005/12/10
【整理番号】 0300DX,0300WX
【発見数】 2
【リンク】
 収蔵室

【コメント】


橿原市縄手町の鍾馗さん1
橿原市縄手町の鍾馗さん2


もともとは棟の両端で背中を向けていたペア鍾馗、

時代が変って今は同じ方向のお寺を睨んでいました。

上の鍾馗さんのたぬきのしっぽのような物体は
何なんでしょう?

いぶし銀に輝き、ま新しいように見えますが
様式はかなり古そうな鍾馗さんたち。

おそらくは最近、瓦の葺き直しの際に、
焼き直してリフレッシュしたと思われます。

【0299】橿原市八木町2009年11月13日 23時56分59秒

橿原市八木町の鍾馗さん
【所在地】 奈良県橿原市八木町
【発見日】 2005/12/10
【撮影日】 2008/10/26
【整理番号】 0299HO
【発見数】 1
【リンク】
 収蔵室

【コメント】
二匹の鬼を相手にしています。

これはありそうでなかなかなくて、
他にはこんな例を知っているくらいです。

 愛知県新城市
 奈良県葛城市

髪を派手に逆立て、リアルな姿は
新薬師寺の十二神将を思い起こします。

鬼はなかなか反抗的で忙しそうです。

【0425】葛城市山田2009年11月14日 23時43分09秒

葛城市山田の鍾馗さん
【所在地】 奈良県葛城市山田
【発見日】 2006/4/1
【撮影日】 2006/4/1
【整理番号】 0425WX
【発見数】 1
【リンク】  収蔵室

【コメント】
いかついです。

軒下の目立たないところに住んでいますが
存在感は抜群。
見つけたときは「こんなところに!」という感じでした。

堂々たる巨顔を髭で飾り、
踏ん張って立っています。

見つけた当時は気づきませんでしたが
大阪に近い土地柄、
作風も大阪方面の影響があるようです。

祝!! 鍾馗を尋ねて『千五百里』2009年11月15日 23時31分19秒

知多市八幡の鍾馗さん
2005年7月、京都東山を歩いていて
鍾馗の魅力にはまり込んで以来、各地を歩いた距離が、
今日で千五百里(=6000km)に達しました。

6000kmというと、北海道から九州まで、
軽く往復できそうですよね。

自分で言うのもなんですが、よく根気が続いたなと感心します。

意図を持ってつけたブログタイトルではありませんが、
こうして半分来てしまうと、
つい、あと千五百里歩こうかと考えてしまいますね。


簡単にデータで振り返ると、

歩いた距離と見つけた鍾馗さんは

愛知県 1,148km 1,846体
奈良県 1,105km 1,705体
三重県 1,018km  752体
滋賀県  915km 1,041体
大阪府  800km  759体
京都府  439km 1,275体
上記以外 610km  255体
合計  6,034km 8,633体

年毎の距離では

2005年  814km
2006年 1,429km
2007年 1,228km
2008年 1,556km
2009年 1,410km


さて、元来飽きっぽい性分、
これからも続くでしょうか?

2009/11/15 羽島~岐阜2009年11月16日 23時33分54秒

今回の探訪は、岐阜にお住まいのsatopyさんの労作、
見つけた鍾馗 に導かれる旅です。

岐阜羽島駅を起点に岐阜市忠節まで、
マッピングされた鍾馗さんを順にたどりながら、
他にはないかとさぐって行きます。

歩いてみて、地図上の位置が正確無比なのに感心。
まったく迷うことなく、次々と見つけていきます。

小熊町島新道で、ミニ鍾馗の里に行き当たりました。
直径100m以内の狭いエリアに、12体を発見。
ただし、同じもの(#0026#0049)ばかりでした。
そこからわずかに北へ行ったところで
今日最初の初見鍾馗さん発見。
羽島市小熊町島
写真は補正していますが、だいぶ傾いてしまっています。

その後、西へ東へ集落を追って蛇行しながら北上しますが、
日照りが続きます。

次に盛り上がったのは岐阜市に入って、茜部新所。
立て続けに次の3体を見つけました。
岐阜市茜部新所の鍾馗さん
岐阜市茜部新所の鍾馗さん
岐阜市茜部新所の鍾馗さん


その後さらに北上を続け、六条、鏡島を経由して長良川を渡り、
早田まで足を延ばしましたが、まったく見つからず。
徒に歩行距離をかせぐだけの結果となりました。

歩行距離43km、見つけた鍾馗さんは36体。
うち19体はsatopyさんの地図に記載されていた鍾馗さんです。

それにしても、数の多い地域ではなく、お寺鍾馗という規則性もないので
やみくもに出かけるのはあまりに無駄が多く、
satopyさんに重ね重ね感謝します。


分布の離れた鍾馗さん2009年11月17日 23時45分20秒

鍾馗さんにはある程度地域性が見られ、
一昨日歩いた岐阜県では、こちらが最も多く見られますが、
この鍾馗さんは周辺県でわずかに見られるのみで、
岐阜限定のローカル鍾馗さんと言えます。
これは製作地が岐阜で、それほど広範囲に
流通しなかった時代では至極当然なこととして納得できます。

一方で、妙に離れた所にぽつぽつと見つかる鍾馗さんもたまにあります。

一昨日、羽島市で見つけた鍾馗さん
羽島市小熊町西小熊の鍾馗さん

同じものはこれまで2体しか見ていない珍しいものですが、
一つは愛知県高浜市
高浜市呉竹町の鍾馗さん

もう一体はぐっと離れて奈良県橿原市
橿原市久米町の鍾馗さん


様式からそれほど古くない量産品と思いますが、
あまり売れなかったのか、失われてしまったのか、
はたまた私が見つけられていないだけなのか。

橿原の鍾馗さんが、出身の東海地方から、
近鉄特急にでも乗って引っ越されたというのが
真相でしょうか??

【0998】葛城市新村2009年11月18日 23時36分10秒

葛城市新村の鍾馗さん
【所在地】 奈良県葛城市新村
【発見日】 2008/10/4
【撮影日】 2008/10/4
【整理番号】 0998DX
【発見数】 1
【リンク】
 収蔵室
 よりぬき

【コメント】
箱入り鍾馗さん。

上半身だけでも他で見たことのない鍾馗さんで
あることは間違いありませんが、
下半身が見えないのは、いかにも残念。

小屋を作ってもらって
安住しているかのような姿は、
家の守り神としては
あまりふさわしくないような気もします。

【0416】葛城市當麻2009年11月19日 23時27分04秒

葛城市當麻の鍾馗さん
【所在地】 奈良県葛城市當麻
【発見日】 2006/3/11
【撮影日】 2006/3/11
【整理番号】 0416DX
【発見数】 1
【リンク】
 収蔵室
 よりぬき

【コメント】
くっきりした線で構成された力強い鍾馗さん。
潔い感じがします。

お寺の真正面に立ち、
やってくる鬼を睨みつけています。

この鍾馗さんも棟端から降りてきた部類。