2012/11/10 野洲~近江八幡 朝鮮人街道 3 ― 2012年11月13日 23時51分52秒
近江八幡旧市街地へ入ってからは、既知の鍾馗さんの再確認と共に
これまで歩いたことのない辻を隅々まで探索してみました。
(近江八幡市孫平治町)
再録(#0524)
通りからは見えず、洞覚寺に向って階段を上がりながら振り返ると
門前の家の屋根にいるのが目に入ります。
ほぼ横倒しになってしまっていますが、あぐらに立て膝、腕まくりと
非常に凝ったポーズです。
(孫平治町)
再録(#0523)
裸足の鍾馗さん。棟端の鬼瓦一体は近江八幡市内でも珍しい。
ふと、安曇野での法則を思い出し、一軒おいた隣の更地に入り込んで
反対側を見てみると
(孫平治町)
いました!
残念ながらこの角度が限界で、これ以上正面に回って撮影できそうな所は
見つかりませんでしたが、剣を持っているので鍾馗さんだと思います。
(孫平治町)
さらに、更地で振り返って反対側の家を見わたすと、ここにも!!
お向かい鍾馗さんです。
近江八幡にはなぜか多い座り鍾馗さん。
#1426として新種登録。
通りに面して大きな看板があがっているので、この鍾馗さんは通りからは
まったく見えません。
更地ということは古い民家があったと思われ、心痛むものがありますが、
今回ばかりは感謝です。
(池田町)
ここまでの成果に味をしめ、以降はこれまで入ったことのないお寺の境内を
重点的に見て回りました。
この鍾馗さんは正栄寺境内から発見。
#1427として新種登録。
(為心町)
さらに、正福寺境内でも。
この鍾馗さんはお寺に非常に近く、正面から写すのは
お寺の屋根に上らない限り不可能です。
#1428として新種登録。
(博労町)
最後は願故寺です。このお寺の周りにはたくさん鍾馗さんがいることを知っていて
何度か境内にも入ったことがあるのですが、撮影の難しい鍾馗さんが多い。
新兵器P510もあることですし、性懲りもなく3度目(4度目?)の訪問です。
上は再録(#655)
いつも逆光で苦労する鍾馗さんです。
鍾馗さんと書きましたが、両手のポーズは巻き物でも広げているようで、
実は鍾馗さんでないのかもしれません。
なお、少し写っていますが、別の鍾馗さんがすぐ下にあがっています。
今回はずうずうしく、お寺の裏の墓地まで入り込んで探索してみたところ、
(慈恩寺町)
この鍾馗さんは再録(#0530)。座っています。
これまで遠くからしか撮影できなかったのですが、ずいぶん近づくことができました。
(博労町)
何度も来ていながらなぜか見落としていた鍾馗さん。
分類に迷いましたが、一応、#0520 の亜種としておきます。
(慈恩寺町)
新発見。裏手の墓地からしか見えないところにありました。
ところで、これは鍾馗さんなんでしょうか?
あまり細かいところは気にせず、#1429として新種登録。
(慈恩寺町)
再録(#0532)。
この鍾馗さんも適切な撮影ポイントが見つからずに苦労していましたが、
裏手からはまずまずの位置で写せます。
こうして細部を写しとってみると、異国風の不思議鍾馗さんでした。
願故寺周辺では、これまで既になくなってしまったのも含めると十二体のお寺鍾馗を
記録しました。これはすごい数で、きちんと調べたわけではありませんが
ひとつの寺院のお寺鍾馗の数として、伊勢中川・常念寺の十四体に続いて
日本で二番目じゃないかと思います。
今回の歩いたルートは赤線
これまでの探訪(青線)と合わせ、ほぼ碁盤目の街路を網羅しましたが、
きっとまだ見落としがあるんだと思います・・
それにしても新発見の多い、充実した探索でした。
歩いた距離は25km強。
以前なら余裕の距離なのですが、まだ体力回復途上のせいか、
20kmを超えたあたりから脚がつりそうになり、最後はよれよれ。
じっくりあせらず脚力を回復せねば。
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