バンガロール暮らし 20 市バスに乗る2015年03月30日 00時47分46秒

勤務先からはクルマの運転は禁じられていますし、そもそもこちらの運転マナーは日本人には対応困難で、休日の足には苦労します。

バンガロールにはBMTC(Bangalore Metropolitan Transport Corporation)というバス会社(公社?)があって、町中のいたるところをBMTCのロゴを付けたバスが走り回っています。
地下鉄はいまだ一路線のみで実用にはならないし、このバスを乗りこなせば行動範囲がおおいに広がるのですが、これが手強い。

バンガロール BMTCバス
BMTCのバス フロントガラスとその上に系統番号と行先が書いてある。


バンガロール ケンペゴウダバスステーション(KBS)
バンガロールシティ駅前のケンペゴウダバスステーション。
巨大なバスターミナルで、いろんなカラーリングのバスがあふれています。
BMTCでも青やら赤やら緑やら、いろんなバスが来るので油断なりません。
こういうバスターミナルでも案内表示などはほとんどないので
周囲の人に聞きまくるしか目的のバスを探す手段はないようです(インド人もそうやって探しています)。
土地勘のない人が利用するのは極めて困難。

バンガロール 謎のバス
ほとんど"痛車"のような塗装ですが、これも乗合バスで客がいっぱい乗っている。
ただしBMTCではなさそうだし、行先も系統番号も書いていない(ひょっとしたらカンナダ語で書いてあるのかも)ので、私には乗車不能。

バス停を示す標識。どこでもあるわけではない。
その先のひさしがバス停ですが、これも必ずあるわけではない。
(バス停がないところでも乗り降りしているし、平気でバス停を飛ばしていくバスもよくいます)
いちばん困るのがバス停に系統図もなければ時刻表もない(これは絶対ない


今日行ったジャヤナガーのバスターミナルで路線図を見ましたが、
まるで役に立たない・・・
大きな路線図ですが、誰も見ていませんでした。
バンガロール バスルートマップ


「よそもの」はふらっと行っても目的地にはたどりつけません。

グーグルマップの路線検索でもかなり詳細の情報がでてきますが、
これらのサイトで事前に調べておくことが必要です。



地元民はどうやって乗っているんだろうと聞いてみたら、
「乗る路線はほとんど決まってるから何も問題ないよ~」
彼らも土地勘のないところに行くときは自分とそう変わらないのかも。


そんな「よそもの」に心強い味方がありました。一日乗車券(Day Pass)です。

バンガロール バス一日乗車券

70ルピー。ただしエアコンバスには乗れませんが、エアコン付は少数派だし、
そんなに暑い街ではないので、まあ問題なし。
バスに乗れば車掌さんから買えますが、日曜日しか売っていないようです。

バンガロール バスの切符

こちらは一回券。一日乗車券はこれに比べると分厚いしカラーで立派です。
買ったら車掌さんからペンを渡されて、サインするよう求められました。
揺れるバスの中でサインしたのでぐちゃぐちゃです。
おそらく他人の手に渡るのを防ぐためだと思いますが、あまり意味がないような・・

いずれにせよ、バスに乗ると車掌さんがすかさず寄ってきて
行先を聞いて切符を発行してくれるのですが、行き先の停留所名を知らなければ
それだけでもかなり苦労することになるので、フリーきっぷはありがたいです。

今日はこの一日乗車券を買って、5路線を乗り継いでぐるっと回ってきました。
と言ってもバンガロール市内の南半分のそのまた一部です。
大きい街です。


バンガロール バス

バスも牛には勝てない。
そろそろと脇を通過。


バンガロール バス車内
車内の様子。
右のおっさん、トウモロコシをかじっています。


バンガロール バス車内
車内の様子。
表示があるわけではないですが、
前の方の座席は女性用というのが暗黙の了解です。
カーキ色のシャツの女性は車掌さん。
この後ろは男ばっかりです。
なんとなく女性の自衛手段のようで、これもお国柄?

バンガロール暮らし 18 輪廻転生2015年02月16日 02時41分33秒

大げさなサブタイトルですが(^^;

勤務先の工場には大きな木があって、ちょうど日立のCMに出てくる「このー木なんの木」を思い浮かべていただくといいのですが、あんな感じでさしわたし20m以上に見事に枝を広げています。

今は冬装束で葉を落としていて、ふた月ほど前には盛大に葉を散らしていました。
その木のあるのが製品を出荷するトラックヤードのまん前で、結構トラックの出入りの邪魔になるみたいで、どうしても邪魔になる枝は落とすことがあるみたいですが
決してどかそうとは思わないみたいで、やっぱりシンボルツリーという意識はあるみたいです。

(本当は写真を入れたいところですが、社内は原則撮影禁止。ご容赦ください)

インドは法律で公共の場での喫煙が禁止されていて、勤務先も原則禁煙。
喫煙所は隅っこの屋外にあります。

ジャックフルーツ

喫煙所の上にはこんな木が。
生っているのはジャックフルーツ。食べられます。
人の頭より大きくなるので、喫煙中に頭を直撃したら大怪我します。

煙草を吸っていると、いろんな動物があらわれます。
いちばん多いのはリスで2日に1回くらいは登場。
ジャックフルーツの木でも鳥がさえずり、地面にはトカゲ。時々猫。
塀の外の道路ではクルマをさえぎって、牛がのんびり散歩しています。

日本では考えられないほど、自然に囲まれた喫煙タイムです。


以前の記事でも書きましたが、インド人は動物、植物を問わず
生き物を大切にしている気がします。

・蚊をたたかない。(デング熱やマラリアのリスクを受け入れている?)
・街中にある生ごみの山はどうも野良牛や野良犬のえさ場として、
 あえて放置してあるような気がする。(臭くてたまらないんですけど)
・どんだけ車の邪魔になり、渋滞の元凶になっていても街路樹の枝を切らない。
 (その割には運転マナーは知る限り世界最悪)
 等々。

路上の牛 バンガロール Chickpete

(まあ、見方を変えればただいい加減なだけだとも言えますが)

大上段に振りかぶって保護するとか、ペットとしてかわいがるとかではなくて
同じ生き物として自然に共存している感じでしょうか。

ヒンドゥー教は輪廻転生を教えとしているそうなので、
敬虔な教徒の多いインドでは、
皆、自然にそういう行動を取っているのかもしれません。

こんな話をインド人としたことはないので勝手な想像です。

バンガロール暮らし 17 ネギを尋ねて三千米2015年02月01日 01時51分24秒

日本食材を探すのは結構骨ですが、その試行錯誤も楽しいです。

鍋に入れたり麺に浮かべたり、ネギは地味な割には用途が広くて
ないと、どうも物足りない。
日本から乾燥ねぎなるものを持ってきて使っているのですが、
色合いはともかく、香りがほとんどないので味気ない。

乾燥ねぎを使った蕎麦

(乾燥ねぎを散らした蕎麦。カップ麺によく入っているあれです)

ちょっと前にはスーパーでネギに似た野菜を見つけ、
地元の呼び名しか書いてないので訳も分からず、
鍋をやりたくて、どうしても欲しかったので、
だいぶ違うな~と思いながらも買ったら、

ねぎ? レモングラスでした

なんと生のレモングラス。

ねぎとは似ても似つかない小口切りのレモングラス

小口切りにしても見た目もいまいちだし、そもそも香りがネギとは似ても似つかない。

ハーブティーになっていただくしかありませんでした。
レモングラス単品のハーブティはちなみにあまり美味しくないです・・


数日後の近所のスーパーで、今度こそネギらしき野菜を発見。

ねぎ?

これも名前は訳が分からなかったけど、今度はかなり期待できそう!

ねぎ??

小口切りにしても、ちょっと違うがかなり近い。
かじってみると相当、固くて辛いです。香りは間違いなくネギ。
なんか玉ネギがそのまま伸びてしまったような食感。
ちょっと生で散らすのはきついかな。


チャーハンに中華スープ

さらに細かく、みじん切りにしてチャーハンと中華スープに入れてみました。
小口切りもちょっとだけスープに浮かべました。

結果はOK!
火を通せば十分ネギだし、生もなんとかいけます。
これでレパートリーも広がるでしょう。

バンガロール暮らし 16 肉屋のコロッケが食べたい!2015年01月26日 23時15分29秒

ちょっとした日本の食べ物が無性に食べたくなることがあります。
コロッケできあがり

名古屋大久手・アビーロードのスペシャルカレーが食いたい!
といった
どだい無理なものはいいのですが、
ちょっと頑張れば食べられそうなものが悩ましい。

ここのところ、お肉屋さんのコロッケが食べたい!とずっと思っていて、
スーパーに行くたびに小麦粉やパン粉を物色するのですが、
どうしてもパン粉が見つからない。
ないはずはないと思うのですが。

共和国記念日で休日の今日、思い募ってとうとうチャレンジすることにしました。
出来上がりは地味だけど下準備が大変で、調理道具もいろいろ足らないので
午前中に買い出し。

買い出し

最近、買い物が所帯じみてきたと思いますが、ワイン、牛乳、スプーン以外は
皆、コロッケを作るために買ったもの。なかなか大変です。

ジャガイモを茹でる

まず、じゃがいもを茹でてつぶします。
圧力鍋はポトフに続き、二回目。
最初はこわごわでしたが、慣れれば簡単にほこほこに茹で上がります。

玉ねぎはみじん切り

玉ねぎは水にさらしたあと、さらにみじん切りに。
こっちの玉ねぎはほとんどが赤玉ねぎです。


できああったパン粉?

これが一番苦労したところ。
パン粉がないので食パンをレンジでからからにしてから、
すり鉢で細かくしました。
これだけのパン粉を作るのに一時間かかった。やれやれ。
パン粉になりきれなかった『パンのかけら』が混ざっています。


残り物の牛そぼろ

ひき肉は残っていたそぼろを転用。
炒めた玉ねぎと合わせ、塩コショーして、

ジャガイモとひき肉、玉ねぎを混ぜて

具が完成。

ちょっと変な小麦粉

この小麦粉、粒が粗くて妙にさらさらしています。
おそらく別の用途の小麦粉だと思いますが、いろいろ売っていて
なんだかよくわからないのでしょうがない。

成形完了。

成形。ジャガイモ9コでコロッケが10個できました。
分厚くて、普通の肉屋コロッケの倍の重量。

緊張の揚げ開始

緊張の揚げ開始。
揚げものはまだ二回目です。

コロッケ定食完成!

コロッケ定食できました。
半日かけた割には地味~な仕上がり。
でもおいしいです。
冒頭の写真は断面図。

食べた感想。
ほこほこで、薄味ながら肉の味はしっかりあって、狙った味になりました。
でもなんかひと味足らない。
お肉屋さんのコロッケやらメンチカツやら豚カツやらから
たっぷり肉のうまみが染み出した、あの油の香りがなくて
上品過ぎるのです。

しょっちゅうやって、油を使い回せば近づくかもしれないけど、
こんな面倒な料理、そうそうやらないしなぁ。

バンガロール暮らし 15 マカーサンクランティ2015年01月15日 23時30分43秒

今日1月15日はマカーサンクランティ(Makar Sankranti) という
ヒンズーのお祭りで会社はお休みでした。

  Makar Sankranti

冬が終わって春が来て、作物の収穫ができるようになったことをお祝いする
収穫祭のようなもののようです。
冬と言っても最低気温15℃、最高気温30℃ のここバンガロールでは
あまりピンときませんが、それでも冬の間に乾燥した肌にうるおいをあたえるために
ピーナッツやココナツをたくさん入れたお菓子を作って、みんなで食べるんだそうです。

(Wikipediaから借用)

どんな様子か街に出てみましたが、普段と全然変わらない。
皆が休日というわけでもなさそうだし、家で静かに祝うのかな。

せっかくなので、以前から気になっていたヒンズー寺院に入ってみました。
観光寺院ではないので異教徒が入るのには少しためらいがありますが、
靴も靴下も脱ぎ、裸足で境内に入るとさっそくおばさんが近寄ってきて
手に甘く味付けし、少し青く色をつけた硬めの「おかゆ」を乗せてくれました。
あっさりと受け入れてもらえた感じで、ちょっとうれしい。

Sri Rama Temple, Bengaluru

ご本尊?の前には花や食べ物が所狭しと並べられ、
身体にも花をいっぱい飾り付けています。
我々もおかゆを供えて礼拝。

境内は狭いけれどちょっとした公園のようでのんびりムード。
家族連れがくつろいでいます。

インドの女の子

かわいらしい子にカメラを向けたら、恥ずかしがりながらもポーズを決めてくれました。


お姉さんでしょうか。カメラ目線くれました。

インドの女の子

この子は肝っ玉かあさんになりそうです。

インドの女の子

人なつっこくて、ほんとうにかわいい。


しばらく散歩を続けていたら、モスクがありました。
雑然としたヒンズー寺院に比べ、イスラムのモスクはスマートなデザインが
かっこいい。


このお寺の前にも子供たちがいて、お寺を撮っていたら何か声をかけてきました。

インドの子供たち

今やインドでもほとんどの人がスマホを持っているので、
写真が珍しいということはないと思うのですが、
写真を撮ってほしいみたいで、みんなニコニコ笑ってくれます。


最後は周りにいた大人も入ってきました。

左から二人目のおっさんが横にいたロバを指さして、「これも写しなよ!」と
言ってくれたので「Thank you!」とカメラを向けようとしたら、
「Money!」と叫ばれました。

子供はかわいいんだけどなぁ・・

バンガロール暮らし 14 圧力鍋でポトフ!2015年01月11日 23時44分41秒

近所で買うソーセージはどれもこれも妙に酸っぱいのばかりで
ちっとも美味しくないので、肉の専門店に行ったときにソーセージも買い込みました。
「スパイシーかスパイシーじゃないのか?」と聞かれたので
迷わずスパイシーじゃない方を選択。

腸詰め

解凍してみると15cm位のが10本入っていました。

単身者には持て余す分量です。

幸い野菜もいろいろあるし、時間のある日曜日ということもあって
圧力鍋を使ってポトフを作ることに。

圧力鍋、もともと買う気はなかったのですが麺を茹でるための大きな鍋を買いに行ったら、大きな鍋は圧力鍋しかなかったのでやむなく購入したもの。
もっぱらスパゲティや蕎麦を茹でるのに使っていました。

もちろん生まれてこの方、圧力鍋を使ったことはないし、
なんか恐いですよね。

説明書を読むこと!

蓋には「取説を読むこと!」と刻印してあるけれど、取説は入っていませんでした。
さすがインド。

そんなわけでこれまで圧力鍋としては使っていなかったけれど、
せっかくの文明の利器、使わなきゃ、とネットで使い方をにわか仕込みして

いざ!煮込み開始

いざ、煮込み開始。
ちょっと緊張します。

蒸気噴出

15分ほど強火にかけていたら、結構な音がして勢いよく蒸気が噴き出しました。

虎の巻どおり、ここで弱火にしてさらに10分、
上の錘(おもり)が時々カタカタ鳴っています。

火を止めてさらに20分ほど放置。
火を止めてからも調理が進むらしく、時々プシューと上から蒸気が出ています。

錘も静かになったところで開封。きれいに煮あがっています。

ソーセージをここで投入して10分ほどことこと煮込み、
塩こしょうで味を調えて完成。

出来上がりっ!

余ったソーセージも一緒に

余ったソーセージも添えて、日曜ならではのインスタントなしの
豪華晩ごはんできあがり。

ソーセージは粗びきと絹引きの中間くらい。
本当にほとんど味のついていない淡泊な味でポトフにはよく合います。
インドで買ったソーセージでは初めて美味しいと思いました。

切らずに煮た方が見た目にはよかったな。

ベンガルール暮らし 13 改名2014年12月30日 23時37分47秒

先月からバンガロール (Bangalore) はベンガルール (Bengaluru) になったそうです。


どういうことかというと、「バンガロール」という名前はインドがイギリスに統治されていた時代に付けられた英語風の呼び名で、もともとの呼び名であった「ベンガルール」に戻そうという運動があったようです。

実はバンガロールのあるカルナカータ州では2006年に既にベンガルールへの改称を決定していたそうですが、今回ようやくインド政府から承認されて公式に改称の運びとなったみたいです。たったこれだけのことに8年かかるというのも不思議の国ですね。

インドの他の大都市ではすでにあちこちで同様の改称が行われています。
ボンベイ → ムンバイ
カルカッタ → コルカタ
マドラス → チェンナイ などなど。

実際の町中がどうかというと、混在しています。
空港とか公共施設は基本、ベンガルールのようですが、一般的な表記は
まだまだバンガロールの方が圧倒的に多い印象。
地元民も皆、バンガロールと言っていて、はっきりベンガルールと話している人には
まだ会ったことがありません。


振り返って日本のことを考えてみると、日本は英語ではJapan。
由来ははっきり知りませんが、ニッポンがヤパンみたいに聞き違えられて
スペインとかポルトガルの言葉で表記したので頭に"J"がついて、英語読みでは
"ジャパン"になったんじゃないでしょうか。

日本人が英語以外で会話するときに日本のことをわざわざ”ジャパン"ということは
まずありませんが、町中の表記には"Japan"は溢れていますね。

これではいかんと日本国の英語の正式表記は"NIPPON"になってます。
(切手にはJAPANではなくNIPPONと表記されています)
でも、この表現が一般的に浸透したとはとても言えませんね。

まあ、どっちでもいいや、というのが平均的な日本人の感覚でしょうか。

普通のバンガロール人も、「まあ、どっちでもいいや」と思っているみたいなので
浸透するには10年、20年とかかるんでしょうね。

このブログも、ややこしくなるので今までどおり
「バンガロール」表記を使わせてもらいます。

バンガロール暮らし 12 食材調達2014年12月27日 23時39分32秒

アパートの近くには大小さまざまなスーパーがいろいろあって便利です。

ただ、肉はベジの多いインドでは、普通の店ではほとんど売ってなくて
売っていてもいかにも鮮度が悪くて、ちょっと買う気になれません。

野菜は豊富なのですが、日本のこぎれいな野菜を見慣れた目には
どれもこれもちっちゃくてみすぼらしい。
ぜいたく言っていてはいかんとは思いつつ、こちらの高級スーパーに
つい、行ってしまいます。

生鮮品@Nature's Basket


普通のスーパーとは明らかに雰囲気が違っていて、店員もにこやか。
日本で言えば紀伊国屋。

この日の買い物は
牛乳1リットルパック 75ルピー
シリアル400グラム入り 199ルピー
卵6個入り 75ルピー
ニンジン約400グラム 38ルピー
じゃがいも 1キロ 47ルピー
ミル付 黒コショウ 159ルピー
(だいたい、x2で日本円です)

輸入物の野菜や果物はびっくりするほど高いけど、
上記はだいたい日本で買うのと一緒ぐらいでしょうか。
日本でほとんど買い物したことがないのでよくわかりません。

卵のパッケージにはいろいろ説明が。
卵の能書き

要は、衛生的な環境で、良い飼料を使って育てているから安心しなさい
といったことだと思います。たしかに割ると黄身が結構プルプルしてました。
(生で食うのは絶対ダメだと思いますが・・)


続いてお肉。
野菜以上に調達が難しくて、専門店に行きます。


肉・肉・肉 Bamburies

渋滞を堪え忍んで中心街まで行かないといけないので、
行くとまとめ買い。

右上から時計回りに、
肩ロースのハム 500グラム 1300ルピー (高っ!)
牛ヒレ 約1キロ 700ルピー
ソーセージ 約500グラム 500ルピー
鶏もも骨なし 4枚 200ルピー
豚バラスライス 約400グラム 450ルピー

秤を持ってないので重量は店の言い値です。
値段の高い安いは皆さまのご判断にゆだねます。


牛ヒレ

牛ヒレでかいです。
一人暮らしではちょっと持て余す。

できあがり 出来合いスパゲティ、やや固オムレツ、牛ヒレサイコロステーキ、下敷きにレタス

端っこをちょっと切って、サイコロステーキに。
スパゲティからオムレツからステーキ、下にはレタスと
すべてワンプレート。
見た目は悪いが洗い物を少しでも減らしたい単身者の常識です。

残りは明日の日曜日、またローストビーフかたたきかな。

バンガロール暮らし 11 足もと2014年12月21日 16時59分53秒


バンガロール Shivaji Rd, Swamy Shivanandapuram, Shivaji Nagar

バンガロールの典型的な下町商店街。
牛とごみとリキシャのいる道の両側に、間口1間くらいの小さな個人商店が
軒を連ね、(おそらくは)近所の人でにぎわっています。

こうしたところを歩く人は、女性はサリー姿が大部分で、
老若男女を問わず、足元はサンダルが大部分です。
クロックスのような形ではなく、親指と人差し指で鼻緒を挟むタイプ。

バンガロール Old Taluk Cutchery Rd, Santhusapet, Chickpete
(まだ、足元をアップで撮らせてもらう度胸がないので、半端な写真ですみません)

そして、牛がいるような街では、結構はだしの人を見かけます。
20人にひとりくらいかな。

道はでこぼこであらゆるものが落ちているし、とてもはだしで歩けるような
ところとは思えませんが、平気で歩いています。

バンガロール Brigade Rd, Shanthala Nagar, Sampangi Rama Nagar

ここはブリゲートロードと言って、バンガロールのほぼ中心部。
大きな商業ビルもたくさんあります。

こういったところに来ると人々の服装もかなり変わって
女性はサリー姿が少なくなり、普通の西洋風の服装が多くなってきます。
そして足元も靴の人が多くなります。
バンガロールはIT企業が多く、若くても高収入の人が比較的多いらしく
こうした所に遊びに来るのはそういった余裕のある人かもしれませんね。

ショッピングモールのような所に行くと更に比率が変わり、
モールの中ではサンダル履きの人は少数派になります。

バンガロール暮らし 10 辛抱・辛抱 してていいのか?2014年12月16日 01時42分18秒

今日、会社の制服が出来上がったので仕立て屋に受取りに行きました。

これが普通なのかよくわかりませんが、勤務先では制服の生地が支給されて
あとは自分で勝手に仕立て屋さんに誂えてもらうことになっています。

自分は日本でもユニクロばっかりでそんなに珍しい体型でもないので、
ぶら下がりで十分なのですが、
会社お勧めの仕立て屋さんに行ったのが赴任早々の11月4日。

最初、仕上がりは11月29日と聞いていましたが、直前に電話があって
遅れているので12月12日になるとのこと。
さらにその前日にはまた電話があって、
『まだできない、いつ欲しいですか?』だって。

『いつ欲しいじゃないよ、もう二回も遅れているんだからさっさと作れ!ボケッ!』と
言いたいところですが、英語で啖呵を切る力はないので、
『なるべく早くしてもらえますか?』とジェントルにお願いして電話を切りました。

ようやく今日できるという連絡をもらったので早速受け取りに行きました。

仕立て屋さんは町のど真ん中にあって、小汚いビルの中。
でもお店の中はピカピカで高級店の雰囲気です。
中をこんなにきれいにするんだったら、ビルの入り口とかエレベータとかを
もう少し奇麗にすればいいのに、とかぶつぶつ思いながら、
古くて異様に来るのが遅い、怪しげなエレベーターに乗った時に第一の事件発生。

店のある二階に着いた時、なんか変な音がしてエレベーターが止まると
ドアがほんの1センチほど開いたところで、うんともすんとも言わなくなりました。

『閉じ込められた・・・』

同乗者もいないし、取りあえず並んでいるボタンの電話マーク、ベルのマーク、
最後は赤いエマージェンシーのボタンと順番に押し続けたのに何も反応なし。

見上げると、緊急時の連絡先の電話番号がいくつか並んでいるので
最初の番号にコール。

『あの・・ エレベーターが壊れたみたいで閉じ込められちゃったみたいなんですが・・』
『はっ??』
『だから、エレベータのトラブルで!』
『はっ?????』
『だからぁ!』
『あんた間違い電話だよ』 ガチャッ!

・・・

仕立て屋の連絡先の女の子に電話してみました。
『あの・・ あなたの店に着いたんだけど、エレベータに閉じ込められちゃっているので、とりあえずエレベータのところまで来てくれません?』
『えっ??』
『だからぁ』
(中略)
『あなたの言ってることがよくわかんないから、SMS送ってください』
『(エレベータのとこに来いって言ってるだけじゃねーか!)はい、わかりました』

閉じ込められたエレベータの中でしこしこメールを打っている自分が哀れです。


メールを送り終わったところで、ドアの外に人影。乗りたい人がやってきたみたいで
外からはあっさりとドアが開きました。

『このエレベータ危ないよ、気をつけなよ』と入れ替わりの時に言ってあげたら
『これ時々なるけど大丈夫!』だって。

絶対大丈夫じゃないと思うけど。
あと、知ってたらとっとと直せよ!!!


お店到着は夜の七時。
担当をつかまえて受取りに来たことを伝えると、
『すみません。今アイロンをかけているから、あと30分かかるけど』

これは1時間は待たされるな、と感じましたが、後日出直したところで
絶対またアイロンをかけているのを1時間待たされることになるのは
見え見えなので、あきらめて待つことにしました。
『待つよ』と言った時の担当の微妙な表情、私は見逃さなかったぞ。

1時間ぼんやり待ったころに担当がやってきて
『すみません。あと2分!』
「ツーミニッツ!」はインド人お得意の台詞で
だいたい20分と思っておけば間違いありません。


制服を受け取ったのは8時半。
ちょっと予想より時間がかかったけどまぁこんなもんでしょう。
これこそインド。
だいぶ慣れてきたました。


次は支払い済のテーブルを一か月半たっても準備しないばかりか、
何の連絡もよこさない家具屋に乗り込む番だな。