バンガロール暮らし 18 輪廻転生2015年02月16日 02時41分33秒

大げさなサブタイトルですが(^^;

勤務先の工場には大きな木があって、ちょうど日立のCMに出てくる「このー木なんの木」を思い浮かべていただくといいのですが、あんな感じでさしわたし20m以上に見事に枝を広げています。

今は冬装束で葉を落としていて、ふた月ほど前には盛大に葉を散らしていました。
その木のあるのが製品を出荷するトラックヤードのまん前で、結構トラックの出入りの邪魔になるみたいで、どうしても邪魔になる枝は落とすことがあるみたいですが
決してどかそうとは思わないみたいで、やっぱりシンボルツリーという意識はあるみたいです。

(本当は写真を入れたいところですが、社内は原則撮影禁止。ご容赦ください)

インドは法律で公共の場での喫煙が禁止されていて、勤務先も原則禁煙。
喫煙所は隅っこの屋外にあります。

ジャックフルーツ

喫煙所の上にはこんな木が。
生っているのはジャックフルーツ。食べられます。
人の頭より大きくなるので、喫煙中に頭を直撃したら大怪我します。

煙草を吸っていると、いろんな動物があらわれます。
いちばん多いのはリスで2日に1回くらいは登場。
ジャックフルーツの木でも鳥がさえずり、地面にはトカゲ。時々猫。
塀の外の道路ではクルマをさえぎって、牛がのんびり散歩しています。

日本では考えられないほど、自然に囲まれた喫煙タイムです。


以前の記事でも書きましたが、インド人は動物、植物を問わず
生き物を大切にしている気がします。

・蚊をたたかない。(デング熱やマラリアのリスクを受け入れている?)
・街中にある生ごみの山はどうも野良牛や野良犬のえさ場として、
 あえて放置してあるような気がする。(臭くてたまらないんですけど)
・どんだけ車の邪魔になり、渋滞の元凶になっていても街路樹の枝を切らない。
 (その割には運転マナーは知る限り世界最悪)
 等々。

路上の牛 バンガロール Chickpete

(まあ、見方を変えればただいい加減なだけだとも言えますが)

大上段に振りかぶって保護するとか、ペットとしてかわいがるとかではなくて
同じ生き物として自然に共存している感じでしょうか。

ヒンドゥー教は輪廻転生を教えとしているそうなので、
敬虔な教徒の多いインドでは、
皆、自然にそういう行動を取っているのかもしれません。

こんな話をインド人としたことはないので勝手な想像です。

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