バンガロール暮らし 20 市バスに乗る ― 2015年03月30日 00時47分46秒
勤務先からはクルマの運転は禁じられていますし、そもそもこちらの運転マナーは日本人には対応困難で、休日の足には苦労します。
バンガロールにはBMTC(Bangalore Metropolitan Transport Corporation)というバス会社(公社?)があって、町中のいたるところをBMTCのロゴを付けたバスが走り回っています。
地下鉄はいまだ一路線のみで実用にはならないし、このバスを乗りこなせば行動範囲がおおいに広がるのですが、これが手強い。
BMTCのバス フロントガラスとその上に系統番号と行先が書いてある。
バンガロールシティ駅前のケンペゴウダバスステーション。
巨大なバスターミナルで、いろんなカラーリングのバスがあふれています。
BMTCでも青やら赤やら緑やら、いろんなバスが来るので油断なりません。
こういうバスターミナルでも案内表示などはほとんどないので
周囲の人に聞きまくるしか目的のバスを探す手段はないようです(インド人もそうやって探しています)。
土地勘のない人が利用するのは極めて困難。
ほとんど"痛車"のような塗装ですが、これも乗合バスで客がいっぱい乗っている。
ただしBMTCではなさそうだし、行先も系統番号も書いていない(ひょっとしたらカンナダ語で書いてあるのかも)ので、私には乗車不能。
バス停を示す標識。どこでもあるわけではない。
その先のひさしがバス停ですが、これも必ずあるわけではない。
(バス停がないところでも乗り降りしているし、平気でバス停を飛ばしていくバスもよくいます)
いちばん困るのがバス停に系統図もなければ時刻表もない(これは絶対ない)
今日行ったジャヤナガーのバスターミナルで路線図を見ましたが、
まるで役に立たない・・・
大きな路線図ですが、誰も見ていませんでした。
「よそもの」はふらっと行っても目的地にはたどりつけません。
グーグルマップの路線検索でもかなり詳細の情報がでてきますが、
これらのサイトで事前に調べておくことが必要です。
地元民はどうやって乗っているんだろうと聞いてみたら、
「乗る路線はほとんど決まってるから何も問題ないよ~」
彼らも土地勘のないところに行くときは自分とそう変わらないのかも。
そんな「よそもの」に心強い味方がありました。一日乗車券(Day Pass)です。
70ルピー。ただしエアコンバスには乗れませんが、エアコン付は少数派だし、
そんなに暑い街ではないので、まあ問題なし。
バスに乗れば車掌さんから買えますが、日曜日しか売っていないようです。
こちらは一回券。一日乗車券はこれに比べると分厚いしカラーで立派です。
買ったら車掌さんからペンを渡されて、サインするよう求められました。
揺れるバスの中でサインしたのでぐちゃぐちゃです。
おそらく他人の手に渡るのを防ぐためだと思いますが、あまり意味がないような・・
いずれにせよ、バスに乗ると車掌さんがすかさず寄ってきて
行先を聞いて切符を発行してくれるのですが、行き先の停留所名を知らなければ
それだけでもかなり苦労することになるので、フリーきっぷはありがたいです。
今日はこの一日乗車券を買って、5路線を乗り継いでぐるっと回ってきました。
と言ってもバンガロール市内の南半分のそのまた一部です。
大きい街です。
バスも牛には勝てない。
そろそろと脇を通過。
車内の様子。
右のおっさん、トウモロコシをかじっています。
車内の様子。
表示があるわけではないですが、
前の方の座席は女性用というのが暗黙の了解です。
カーキ色のシャツの女性は車掌さん。
この後ろは男ばっかりです。
なんとなく女性の自衛手段のようで、これもお国柄?