2012/3/23 紀州ツアーその2 ― 2013年03月27日 23時00分36秒
昨日からの続きです。
橋本市を起点に和歌山県内を少しづつ南下します。
顎ひげが糸巻きみたいになっています。
酒屋さんの屋根にあがっています。
どうでしょう?職人さんの腕前が光ります。
二重まぶたのシャープな線に感嘆です。
13と同じ家の裏にあります。
表の鍾馗さんとは、まったく異なる作風。
今はほとんど地元の人以外、通るとも思えない裏通りですが、家人のお話では
もともとは裏の道が街道筋で、店はそちらに向けてやっていたそうです。
反対側に新道ができてから、店も反対側に移動したとのこと。
いずれにせよ、おとんさんが家人に話を伺わないことには、
この鍾馗さんが世の人の目に触れることはなかったでしょう。
足元には銘。
「福井 中原安太郎作」とあります。
福井という集落が近くにあるので、おとんさんと話をしたご主人が
電話帳で子孫がいないか、調べてくれたそうですが、見つからなかったそうです。
#134は大体鬼を踏みつけていますが、この鬼のいないタイプは
大阪南部から和歌山にかけてよく見られます。
16.紀美野町下佐々 【#0491】
鬼瓦に遮られて見えない足元には鬼がいる(はず)
昨年、同市且来でonigawaraさん、おとんさんと一緒に発見した鍾馗さんと瓜二つですが、細部はちょっと違うような気も・・
どうでしょうかね?
17と同じお宅の破風にはこの鍾馗さんがおられます。
陰になっていて暗いので、おとんさんが三脚を用意してくれました。
ほんとうに大名旅行です。
鍾馗博物館では、昨日紹介した橋本市橋本の鍾馗さん(02)と兄弟としていますが、
こちらは袖まくりがトレードマークで、服部さんからは別種では?と疑義あり。
表情はそっくりですが、他人の空似かもしれません。
茨木市島に続く二例目となる希少鍾馗さん。
こちらのほうがうまく写ったので、博物館の写真は差し替えます。
こちらも二例目です。もう一体は泉南市信達牧野で、#0505に属する親戚は
和泉地方各地で見つかっています。
この鍾馗さんは 15.紀美野町福田と同じです。
長くなりました、まだ続きます。
その3 へ
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