鍾馗ニュータウン 第二弾 ― 2013年03月19日 00時29分19秒
「通勤中の車窓からたくさんの鍾馗さんがまとまっているのを発見しました!」
会社同僚のNさんから耳よりな情報を得て、さっそく行ってきました。
場所は刈谷市某所。
私も電車に乗って目を凝らしていると、新興住宅街の屋根の上、確かに鍾馗さんがたくさんいるのが確認できました。
行ってみると、住宅街の中で9体の鍾馗さんが確認でき、すべて同じ鍾馗さんです。
#0134の釉薬がけ。
こういった「鍾馗ニュータウン」はかなり前に豊橋で見つけて以来、2例目です。
すべての家にあるわけではなく、それなりに歴史を経た住宅街で、
建て替えられた家にはあがっていないようです。
こんな感じで分布していました。左下に少し外れてひとつあるのは
住宅街の外の古い家で別の鍾馗さんです。
国土地理院の「国土変遷アーカイブ」でタイムスリップしてみると
この住宅団地は、1981(昭和56)年ころに開発されたようです。
1981に東側から建築が始まり、1982にはかなり家が増えていますが、
鍾馗さんの載っている家は、1981に既に建っている家の範囲ときっちり一致します。
最初の造成で建った家々にはおそらくデベロッパーの勧めで
鍾馗さんが揚げられたのでしょう。サービスだったかもしれないですね。
30年以上経過し、世代も代わって建て替えもかなり進んでいます。
「オールドタウン」化するニュータウンが多い中、
世代交替で家が更新されていくのはある意味、街が健康な証拠かもしれません。
変哲のない住宅団地にもささやかな歴史が見られます。
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