2013/2/9 京都2013年02月12日 23時14分44秒

2月9日(土)は京都市内へ。
昨年6月以来久しぶりののローラー作戦です。

<ローラー作戦とは>
京都・洛中で鍾馗さんを探すための作戦。
他の地域では鍾馗さんはお寺の周囲にあることが多いため、鍾馗探索のルートは
お寺を訪ね歩くことになります。
ところが京都ではこの法則がなく、街なかのいたるところにひそんでいるため、
鍾馗さんを探すには、『すべての』道を歩くことが必要になりますwww

探索の効率化のため、一日で東西南北を大路で区切った1ブロックをしらみつぶしに歩くようにしており、住人から見ればまさに不審者が近所を何度も行ったり来たりして
不気味でしょう。


直前に淡交社の I さんから、とても心配な情報が入っていたので、
探索に入る前にちょっと上七軒に立ち寄りました。
「鍾馗さんを探せ!!」の表紙を飾ったお気に入りの鍾馗さんがなくなっていたというのです・・

こちらのお宅には刊行後に朝日新聞の記者の方とおじゃまして、大事にしておられるとのお話を聞いていたのでちょっと信じがたく、自分の眼で見て納得しなければと
さっそく行ってみることに。

表紙の鍾馗さんの家

この日の京都は朝のうち小雪が舞っていました。
ご覧の状態で、二階の壁にはブルーシートがかぶせられ、玄関の戸のあたりはま新しい建具に更新されているようです。
これは取り壊しというよりは修理・改修に見えますので、鍾馗さんは破損防止のためにいったん取り外されてどこかに保存されているのではないかと(希望的観測をこめて)
思います。
 I さんが見たときはブルーシートも鍾馗さんもなかったそうで、この前の状態を確認されたのでしょう。復活を期待しています。


さて、今回の探索場所は京都西南部、
概ね 北:四条通 東;山陰本線 南:五条通 西:西大路通 で囲まれた一角です。

中心部のようには町屋も残っていないので、あまり期待できないエリアだと思っていましたが、昨年末、西院の町屋で鍾馗さんの話をさせていただいた際にちょっと周囲をぶらついたら、意外に鍾馗さんを見つけたので今回の探索になりました。

結果、見つけた鍾馗さんは59体。まずまずの数ですが、うち20体近くは四条通の北、壬生にはいった方での発見です。
あっと驚く希少鍾馗さんの発見はありませんでした。

下京区新千本通の鍾馗さん
下京区新千本通

中京区壬生森町の鍾馗さん
中京区壬生森町

上の二体はいずれも#817で収録した鍾馗さんとまったく同じものです。
これまで掲載の一体しか見たことがなかったので、一品物の手びねりだと思って、
「鍾馗さんを探せ!!」にもそう書いてしまいました。あいたたたー。


中京区土居ノ内通の鍾馗さん
中京区土居ノ内通

この鍾馗さん(#515)は滋賀県・近江八幡周辺に多く、ちょっと違う亜種が大阪でも見られますが、京都では初発見。

dendoroubikさんの「ゲジデジ通信」でこの鍾馗さんの生まれ故郷のことが
紹介されています。


この日、歩いたところは赤い線、青線はこれまでに歩いたところです。
などが鍾馗のあったところ。

洛中の全体図はこちら。


いつ終わるかと思っていたローラー作戦も作戦終了が見えてきた。
これはかなり寂しい・・

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