三年連続 京都で名残の桜見物2012年04月25日 00時08分57秒

4月22日(日) 雨の京都に行ってまいりました。
目的は鍾馗さんでなく桜、振り返ってみると昨年も一昨年も桜を見に京都を訪れています。


行き先も北野・平野神社から西陣・雨宝院あたりとほぼ同じコース。
ソメイヨシノは完全に葉桜ですが、遅咲きの品種が楽しめます。

傘を差しながら花を眺め、写真を撮るのは忙しいですが、
雨のせいもあって、人手はぱらぱら。
静かな花見を楽しめます。

雨に濡れる花や葉がきれいだったので、コメント抜きで何枚か、
いずれも平野神社です。

桜 京都北野・平野神社

桜 京都北野・平野神社

桜 京都北野・平野神社

桜 京都北野・平野神社


遅咲きの緑色の花をつける桜、御衣黄(ぎょいこう)と鬱金(うこん)が
このあたりで見られます。去年までより1週間遅く訪れたためか、今回いづれも見頃を迎えていました。

御衣黄(2012年 平野神社)
(御衣黄・平野神社)
とても濃い緑色で花弁は縮れています。白菜みたい。
御衣黄(2012年 雨宝院)
(御衣黄・雨宝院)
色は薄く、中心に紅色が差していますが花弁の形は同じですね。
御衣黄(2012年 嘉楽中学校)
(御衣黄・嘉楽中学校)
色合いは雨宝院に似ていますが、花びらの縮れはあまり目立たず、
ずいぶん違った印象を受けます。
鬱金(2012年 平野神社)
(鬱金・平野神社)
こうして並べると嘉楽中学校の花ととっても似ている。
嘉楽中学校のが鬱金であれば、素人としてはとっても納得がいくのですが・・

昨年も同じいちゃもんをつけていますね。我ながらしつこい。


最後に嬉しい鍾馗さん情報です。
嘉楽中学校前の鍾馗?さん(2005年10月)

2005年10月に五辻通・嘉楽中学校の前の町屋にあげられていました。
木製でとても小さいうえ、およそ鍾馗さんには見えない姿ですが、
本人は悠然と通りを睨んでいました。
2010年4月まではあったのですが、同年10月に訪れた際には家ごとなくなっていて
消滅したとあきらめていました。

嘉楽中学校前の鍾馗?さん(2012年4月)
ところが今回再発見!

今どきの家に建て替わっていましたが、鍾馗さんだけは復活して
玄関の上で悠然と曇り空を眺めていました。


ちなみに建て替え前も建て替え後も、鍾馗さんを固定する針金の取り回しがとっても丁寧です。瓦屋さんか家人かわかりませんが、こだわりを感じずにはいられません。

町屋の建替えは残念ですが、鍾馗さんだけでもこうして残されました。
当分は安泰でしょうから、まずはめでたいことです。