まだまだ鍾馗はお休み中~富山・金沢訪問記 その1 ― 2012年04月16日 20時40分22秒
このブログの売り物である、珍しい鍾馗さんが最近はちっとも出てきません。
今回もまったく関係ない記事ですので、悪しからずご了解ください。
下の娘はただいま金沢でひとり暮らし中で、浅野川べりに住んでいて、
部屋からは川沿いの遊歩道の桜並木がよく見えます。
学期の変わり目の四月初めには何かと用事があって出かけるのですが、
金沢の桜は例年四月も中旬以降が見ごろとなるため、
いずれ満開の時期に来てみたいと思っていて、今年念願を果たしました。
2012/4/14 土曜日はあいにくの小雨模様でしたが、富山付近を周遊。
富山城のすぐ北を流れる松川沿いに立派な桜並木があります。
ほぼ満開。
雨模様のため人手は少なく、屋台もお休みです。
富山駅のあたりで白えびとホタルイカをいただいた後、
鉄分含有量の高いミニトリップ。
富山駅北→(富山ライトレール)→岩瀬浜→(射水市連絡バス)→堀岡→(県営渡船)→越ノ潟→(万葉線)→本丸会館前→(徒歩)→高岡→(JR)→富山
おしゃれなLRT2路線と、無料の渡し船を使って約3時間、乗り物好きには垂涎もののコースではないでしょうか。
富山ライトレール、昔は国鉄富山港線で、確か日本一駅間距離の短いところがあるので有名なローカル線だったと思いますが、今では15分間隔でLRTが走っていて、地元の人の足としても復活しています。この日も老若合わせてまずまずの乗客数。
15分に一本来て、料金は200円ならあてにして使えますよね。
岩瀬浜駅を降りてすぐに、堀岡乗船場行き射水市コミュニティバスに乗り換え。
岩瀬浜周辺の集落を散策する案もあったのですが、駅に着くと一日三本しかないバスが待っていたので、町並み散策を省略してバスの客に。
またいつか、ゆっくり訪ねよう。
フェリー乗船場前がバスの終点。降りると古い町の向こうに巨大な吊り橋がそびえています。
フェリーは無料。向こうに見える橋(新湊大橋)はこの秋開通予定で、その後このフェリーは廃止されるそうです。
わずか5分程度のほんとに短い船旅ですが、乗るなら今のうちです。
このフェリーは富山新港の湾口部を結んでいます。
新港周辺は大工場が立地して港には大きな貨物船が停泊していました。
それらの船を通すためにこんなに高い橋脚が必要となったのでしょうが、
フェリー廃止、橋をどうぞと言われても、徒歩や自転車で渡りたい人は困ってしまいますね。
ちなみに富山新港はかつては放生津潟という潟湖で、景勝地としても親しまれていたということですが、昭和四十年代に湾口を開削し、湖を掘り下げて水深を確保した工業港として生まれ変わったそうです。
このあたりの経緯はこの本に詳しいです。
続・日本列島地図の旅 大沼一雄著
船を降りると目の前が万葉線・越ノ潟駅です。
かっこいいですね。
我々の駅到着と同時に電車も来ました。
ここまで異様に連絡が良い。
本丸会館前で途中下車して立ち寄った高岡古城公園の桜はまだちょっと早かった。
富山と高岡で結構違うものですね。
あっちこっち寄り道してたどり着いた金沢の娘の下宿から見た浅野川の夕景。
期待通り桜は満開。肌寒い日でしたが
待ちきれない人達はシートをひいて夜桜見物中。
期待していた通り、とってもきれいです。
昼間の景色も楽しみですが、長くなりましたのでつづきは明日にでも。
この日、一応鍾馗さんもきょろきょろ見ていましたが、
まったく見つかりませんでした。
唯一見かけた人形の瓦は高岡市内の大黒さん。
このあたりでは、恵比寿・大黒は少ないながらも時々見かけます。
ひょっとしたら鍾馗さんもどこかに隠れているのかもしれません。