2011/1/22 名古屋 ― 2011年01月23日 23時11分52秒
この週末は準備不足で、先週に引き続いて目論んでいた
大阪遠征は取りやめ、
昼前からゆったりと名古屋市内を歩いてきました。
しばらくご無沙汰していたので、出発地はこちらに決定。
もともと名古屋市で鍾馗さんが多く見られるエリアは
南部の緑区、南区の一部地域に限られるので、
千種区のこのあたりを選んだ時点で鍾馗探訪の結果は決まったようなものですが、
今回のねらいは「スペシャルカレー!」なので、これでいいのだ。
アビーロードさんで、恋しいカレーを堪能し、コーヒーで一服したのち、
よっこらせと出発。
現在の地図と、1945~46にかけて米軍が作成した地図を見比べながら、
古い民家が残っていそうなところをたどって歩きます。
当然のことながら、地下鉄も通る便利で閑静な地域ですので、
戦災を免れた地域でも、ほとんどの住宅は更新されています。
大久手(千種区)、吹上、荒畑、御器所、滝子(以上昭和区)、中山町、雁道、船原町、薩摩町、大喜町(以上瑞穂区)とたどるものの収穫はなく、ぼうずを覚悟したころ、
最後に訪ねた井戸田町で見つけたのが下の鍾馗さんです。
植え込みや建物が邪魔になって撮影ポイントがあまりなかったのですが、
左足は裸足です。
反対から見たところ。
右足も踏み出した膝は剥き出し。
張飛のようにワイルドなイメージの鍾馗さんですが、
中国の官服を着用するのが基本なので、はだしは意外に少ない。
全体に手作り感の高い、見つけてうれしい鍾馗さんです。
この鍾馗さんが見つかった瑞穂区井戸田町は戦災に遭わず、
古い地割りが残されています。地図を持たずに入ったら迷うことうけあい。
おそらく戦前からと思われる民家が点在し、
なかなか良い鍾馗さんも見つかっています。
今回の訪問が3回目でしたが、また新しい発見がありました。