2011/1/29 鴻池新田~今福鶴見 ― 2011年02月02日 01時46分16秒
先々週、かなりの成果があったことに味をしめ、二匹目のどじょうをねらって
同じ付近を歩いてきました。
今回はおとんさんとご一緒の探索。気温は低いものの風はなく、寒い寒いこの一月にしては、まずまずの探訪日和でした。
先回と同じ鴻池新田駅を出発点に、古堤街道(中垣内越)沿いの諸福、灰塚を再訪したあとは門真市北島町まで北上。そこからは古い集落を拾いながら古川に沿って徳庵・稲田本町まで南下。折り返して寝屋川沿いを諸口、横堤を通って今福鶴見まで。
歩行距離は約25kmでした。
再確認の鍾馗さんを含めて約40体を記録。
行く前の予想に比べれば多い数字で安堵しました。
特に鶴見区では、とても大阪市内とは思えないような、元は農家と思われる
豪壮な和風民家が立ち並ぶ集落で希少な鍾馗さんを見つけることができ、うれしい誤算でした。
(鶴見区安田)
(鶴見区安田)
【鍾馗探訪ガイド】京都府木津川市木津町 ― 2011年02月15日 23時57分06秒
ここのところ、風邪がなかなか完治せず、2週続けて探訪は自粛中。
欲求不満がたまりますね。
出かけてなんぼの肉体派ゆえ、ブログの更新も滞りがち。
ちょっと気合を入れて更新頻度を上げることにしましょう。
鍾馗さんを楽にまとめて観察できる探訪好適地の紹介。
今日は木津を紹介します。
京都府の最南端に位置し、車なら10分も走れば奈良市の中心部、東大寺あたりに抜けることができる木津町は、見られる鍾馗さんも京都より奈良の影響が濃くなります。
町は木津川の南側に位置し、かつては木津川の河港として、
また町を通過する、京都と奈良を結ぶ奈良街道の街道集落として栄えた歴史を持ちます。
欲求不満がたまりますね。
出かけてなんぼの肉体派ゆえ、ブログの更新も滞りがち。
ちょっと気合を入れて更新頻度を上げることにしましょう。
鍾馗さんを楽にまとめて観察できる探訪好適地の紹介。
今日は木津を紹介します。
京都府の最南端に位置し、車なら10分も走れば奈良市の中心部、東大寺あたりに抜けることができる木津町は、見られる鍾馗さんも京都より奈良の影響が濃くなります。
町は木津川の南側に位置し、かつては木津川の河港として、
また町を通過する、京都と奈良を結ぶ奈良街道の街道集落として栄えた歴史を持ちます。
中心部で50体弱の鍾馗さんを見つけています。
井関川に沿って並ぶお寺(西蓮寺、妙楽寺、大龍寺)を取り囲むようにたくさんの
鍾馗さんが見られ、堤防に立って見渡すと、目に入るほとんどの家の屋根に
鍾馗さんが乗っていて圧巻です。
以下は珍しい鍾馗さん。かっこ内の番号が地図に対応しています。
(1)収蔵室番号 #0118 2005/9/18 発見 2009/7/25 撮影
井関川に沿って並ぶお寺(西蓮寺、妙楽寺、大龍寺)を取り囲むようにたくさんの
鍾馗さんが見られ、堤防に立って見渡すと、目に入るほとんどの家の屋根に
鍾馗さんが乗っていて圧巻です。
以下は珍しい鍾馗さん。かっこ内の番号が地図に対応しています。
(1)収蔵室番号 #0118 2005/9/18 発見 2009/7/25 撮影
(2)収蔵室番号 #0006 2005/9/18 発見 2009/7/25 撮影
(4)収蔵室番号 #0140 2005/9/18 発見、撮影
(5)収蔵室番号 #0564 2006/7/14 発見 2009/7/25 撮影
(6)収蔵室番号 #0563 2006/7/14 発見、撮影
木津川の北側に位置する、上狛集落も鍾馗の里。
紹介は次の機会にしますが、ついでに訪問することをお奨めします。
2010/2/19 伊賀市 ― 2011年02月22日 22時43分03秒
このブログでも何度も触れていますが、伊賀市周辺では珍しい鍾馗さんが数多く見つかります。
数えてみたところ、2006年の初訪問以来今回が8回目。我ながら飽きもせずよくぞ、
と思いますが、訪問のたびに期待にたがわぬ新発見が待っています。
今回は伊賀上野中心街の歩き残したところと、周辺の集落をいくつか訪ねました。
阿保、伊勢路、平松、川北、愛田 など。
◆上野市街地で見つけた鍾馗さん
(伊賀市上野愛宕町)
(伊賀市小田町) これは#583の兄弟
(伊賀市小田町)
(伊賀市上野田端町)
◆郊外で見つけた鍾馗さん
(伊賀市比土) これは#579の兄弟
(伊賀市川北)
今回、再々々々訪のため、旧知の鍾馗さんとも再会しました。
ほとんどの鍾馗さんの健在が確認できたのにはほっとしましたが、
下の鍾馗さんだけは、元あったお宅が更地になり、行方不明でした。
鍾馗さんも運命をともにしたと思われます。
類例は他になく、絶滅です。
(伊賀市上野東日南町) #556 2006年7月撮影
やっぱ変だ! ― 2011年02月24日 22時56分19秒
伊賀上野でひときわ変な鍾馗さん。
今回の再訪でも健在でひと安心。
でかい顔にアンバランスな細い身体。
妙に胴が長くて、むき出しの脚はずいぶん低いところからぬっとでています。
走っているようにみえますが、脚の向きと身体の向きは合ってなくて
横走り状態。
左手は振り上げているように見えますが、右手の状態は不明。
何のポーズなんだろう?
ということで、横から見たところを写してきました。
左手は頭の上に振り上げています。
ありゃ、右手も同じように振り上げていた。
これは以前の写真ですが、改めてみてみると確かにオーバースローで
振りかぶった投手のよう。
握った両手の前にあるのは刀の鍔?
ということは刃は手前に向かって突き出ていたのか?
勢いをつけて正面の敵に刀を突き立てる瞬間でしょうか。
現在の雰囲気には似合わず、ずいぶん物騒なポーズだし、
そんな鍾馗さん、他に見たことがないなあ。
やっぱりこの鍾馗さん、謎めいて面白い。
やっぱ痒い! ― 2011年02月25日 20時01分27秒
昨日の続き。
おとんさんから痒そう!というコメントをいただいて、
ふと、ちょっと前の写真と見比べてみました。
左は2006年7月、右が先日の土曜日です。
やっぱり着実に苔が大きくなっている。
取ってあげたいですね。
以前に加西市の鍾馗さんを訪ねて市の学芸員の方にお会いしたとき、
「苔むした鍾馗さんに傷や手垢をつけたくなかったので、
苔をピンセットで丁寧に取りました」とおっしゃるのを聞いて
感動したことを思い出しました。
【鍾馗探訪ガイド】京都府木津川市山城町上狛 ― 2011年02月25日 21時03分45秒
先回紹介の木津町とは、木津川をはさんで隣どおし。
この地図で川の南側は先回紹介した木津町の町外れ。
北側は山城町上狛の南端です。
今はどちらも木津川市になってしまい。地名が長くて煩わしいですね。
上狛側は石造の地蔵菩薩が有名な泉橋寺を中心とする古い集落で
お寺を取り囲むように沢山の鍾馗さんが見られます。
(2)収蔵室番号 #0007 2005/9/18 発見 2009/7/25 撮影
(3)収蔵室番号 #0014 2005/9/18 発見 2009/7/25 撮影
いっぽう、奈良線上狛駅周辺には中世の環濠集落に起源を持つ
上狛集落が古い佇まいを残していて、ここがまた鍾馗さんの宝庫。
(4)収蔵室番号 #0686 2006/11/11 発見 2009/7/25 撮影
(5)収蔵室番号 #0687 2006/11/11 発見 2009/7/25 撮影
ここで紹介した以外にもまだまだ個性的な鍾馗さんがたくさんいます。
集落内の迷路のような細道をきょろきょろしながら歩いてみてはいかがでしょうか。
ただし、観光客がくるようなところではありませんので、
くれぐれも笑顔を絶やさず、不審者と間違われないように。
後、当たり前ですが鍾馗さんは個人の所有物。
勝手に敷地に入ったりはご法度。
家の人がいらっしゃる場合はひとこと声をかけてからにしましょう。