【1054】富田林市喜志町2010年03月21日 23時06分14秒

富田林市喜志町の鍾馗さん
【所在地】 大阪府富田林市喜志町
【発見日】 2009/4/4
【撮影日】 2009/4/4
【整理番号】 1054DX
【発 見数】 1
【リンク】   収蔵室
【コメント】 
かなり小さく、遠目には鍾馗か否か判然としませんでした。
撮影してみると、間違いなく鍾馗さんでしたが、
サイズだけでなく、雰囲気もどうも貧弱(^^;
華奢な手足につるんとした顔。

小魚に見えて仕方がありません。
ハゼとか、エイの稚魚とか・・

2010/3/21 名古屋市緑区、南区2010年03月22日 23時32分35秒

日曜日、空き時間の午前中で名古屋市南部、
鳴海駅から、大高、鳴尾、星崎、笠寺、桜と約15kmを歩きました。

このあたりは名古屋市内では唯一、
まとまって鍾馗さんが見られるエリアで
これまでも何度も歩いているのですが、
愛知県の場合、基本お寺鍾馗ではないため
歩いていない辻があれば、そこには鍾馗さんが隠れている可能性があり、
その点は奈良や大阪と違って、京都と同様、
「縦横全部歩く!!」が原則なので
何度も出かけることになります。

目算通り、再訪/再々訪でありながら
結構な数の鍾馗さんを見つけました。
新着は博物館の更新をお待ちください。

一方で、このあたりでは古い民家が
その価値を省みられることなく
今も建替えや再開発で失われています。
今回も何体かの鍾馗さんが失われたのを確認しました。

名古屋市南区笠寺町の鍾馗さん(2010年3月消失確認)
こちらの鍾馗さんがあったお宅も、
現代的な和風住宅に生まれ変わっていて
鍾馗さんの姿はありませんでした。

残念ですが、こうして記録に残せたことで
多少のよすがになったと思うことにしましょう。

【0379】富田林市木戸山町2010年03月23日 23時22分11秒

富田林市木戸山町の鍾馗さん
【所在地】 大阪府富田林市木戸山町
【発見日】 2006/1/22
【撮影日】 2009/4/4
【整理番号】 0379DX
【発 見数】 1
【リンク】
  収蔵室
  よ りぬき
【コメント】 
実直、生真面目といった言葉がよく似合う鍾馗さん。
顔つきは謹厳実直、髭にもきちんと櫛がとおり、
衣服の文様もきちんとして、手は揃えて腰に。
帯の結び目まで、歪みを許しません。

作った職人さんの人柄まで想像されます。

【0466】富田林市北大伴町2010年03月24日 23時42分55秒

富田林市北大伴町の鍾馗さん
【所在地】 大阪府富田林市北大伴町
【発見日】 2006/5/3
【撮影日】 2006/5/3
【整理番号】 0466DX
【発 見数】 1
【リンク】   収蔵室
【コメント】 
後ろの虫籠窓と比べてもわかるとおり、
かなり大型の鍾馗さん。
堂々たる体型や大きな顔、豊かな髭あたりに
大阪系の特色がよくでています。

ただ手と足元だけが不釣合いに華奢な感じですね。

【0467】富田林市北大伴町2010年03月25日 23時15分25秒

富田林市北大伴町の鍾馗さん
【所在地】 大阪府富田林市北大伴町
【発見日】 2006/5/3
【撮影日】 2006/5/3
【整理番号】 0467DX
【発見数】 2
【リンク】   収蔵室
【コメント】 
北大伴町は寺内町の対岸。
こじんまりとした農村集落ですが、
風格のある民家が残されていた記憶があります。

この鍾馗さんは兜をかぶったように見えます。
永らくOnly Oneでしたが、
最近、河内長野市でそっくりさんを見つけました。

【0463】富田林市山中田町2010年03月26日 23時52分41秒

富田林市山中田町の鍾馗さん
【所在地】 大阪府富田林市山中田町
【発見日】 2006/5/3
【撮影日】 2006/5/3
【整理番号】 0463DX
【発見数】 1
【リンク】   収蔵室
【コメント】 
小さな鍾馗さん(だったと思う)。
30秒ほど眺めていると、顔が琉金に見えてきませんか?

【1157】河内長野市三日市町2010年03月28日 23時16分25秒

河内長野市三日市町の鍾馗さん
【所在地】 大阪府河内長野市三日市町
【発見日】 2010/1/16
【撮影日】 2010/1/16
【整理番号】 1157DX
【発見数】 1
【リンク】   収蔵室
【コメント】 
近鉄の三日市町駅前を高野街道が通っており、
駅からすぐのところに、旧街道の雰囲気を
色濃く残した町並みが残されています。

この鍾馗さんもその町並みの中。
顔は農夫風に素朴ですが、折り目正しく直立。
帯の結び目は水引で見たことあるような気がする珍しいもの。
普通の服でこんな結び方はしないですね。

京都で塔めぐり2010年03月29日 23時29分37秒

3月27日、進学と一人暮らしが決まった娘を連れて京都へ出かけました。
受験勉強中は籠の鳥で、父親がふらふら京都へ出かけていくのを
指を銜えてみていましたが晴れて自由の身。
引越しを控えてあわただしい中、
親子二人の京都行です。

といっても、日がな鍾馗探しでは、いかにできた娘とはいえ
さすがについて来てくれないので、多少は観光のスパイスを交えなければ。
なんて考えていて、ふと思いついたのが塔めぐり。

洛中(厳密に言えば、東山、北山、西山に囲まれた現在の京都市街地)には
七つの五重塔、三重塔が現存しています。

五重塔
 法観寺(八坂の塔) 室町時代   重文
 教王護国寺(東寺) 江戸時代初期 国宝
 仁和寺       江戸時代初期 重文
三重塔
 清水寺       江戸時代初期 重文
 清水寺子安の塔   江戸時代初期 重文
 金戒光明寺     江戸時代初期 重文
 真正極楽寺(真如堂)江戸時代後期
 (出典:日本の塔 http://kawai52.cool.ne.jp/index.html)

比較的狭い範囲に集まっているので、一日で全部回れそうです。
善は急げとさっそく実行。

八坂を起点に
 八坂の塔⇒清水寺⇒金戒光明寺⇒真如堂⇒仁和寺と歩いて回り、
東寺だけは少し遠いので交通機関利用。
真如堂から仁和寺もずいぶん遠いですが、
ここは西陣をはじめとした鍾馗密集地帯を通るため、
乗り物で通過するわけにはいきません。

もちろん途中では鍾馗を探索しますが、
途中、有名観光スポットや老舗には事欠かないので、
娘も一応納得(のはず)


法観寺(八坂の塔)
八坂の塔(法観寺)

清水寺
京都の塔_2清水寺

清水寺子安の塔
京都の塔_3清水寺(子安の塔)
修理中で見ることができません(;;)
シートの中も覗いてはみましたが・・・

金戒光明寺
京都の塔_4金戒光明寺

真正極楽寺(真如堂)
京都の塔_5真正極楽寺(真如堂)

仁和寺
京都の塔_6仁和寺

教王護国寺(東寺)
京都の塔_7東寺

ひとつ、未練が残りましたが無事塔めぐり完了。

江戸時代の塔が多いですが、
関東方面のバランスを欠いた江戸期の塔にくらべ、
京都の塔は均整がとれているように思うのは
関西中華思想に染まった証しでしょうか。

桜の木がところどころに写りこんでいますが、ちらほらといったところ。
京都の見頃はもう少し先でしょうか。


忘れるところでしたが、鍾馗さんの収穫。
珍しいものは見つからなかったものの、
北区紫野で100mほどの名もない路地で
16体もの鍾馗を発見しました。
これは知る限り、京都でも最高の密度。
まさに「鍾馗ストリート」といったところでした。

【1158】河内長野市三日市町2010年03月30日 23時39分37秒

河内長野市三日市町の鍾馗さん
【所在地】 大阪府河内長野市三日市町
【発見日】 2010/1/16
【撮影日】 2010/1/16
【整理番号】  1158DX
【発見数】 1
【リンク】   収蔵室
【コメント】 
このブログでも繰り返し触れていますが、
大阪を中心として、兵庫、奈良あたりで
ところどころに残された伝統様式の民家には
その重厚さや居住まいの正しさに惚れ惚れさせられます。

それらの家は、ごく普通の農家が多いと思われるのですが、
私の住む東海地方や関東の農村にはこの雰囲気はなく、
関西文化の奥深さの一端と理解しています。

この鍾馗さんのある三日市あたりも
街道に沿って非常に良い雰囲気。
歩いていても楽しくなります。

この鍾馗さんは街道から少し入ったところでお寺を睨んでいます。
小さいですが、すっきりまとまっています。
ただ、右手の剣の持ち方は無理があるかも。
持てないことはないが、筋を痛めそうです。

【1159】河内長野市上田町2010年03月31日 23時52分53秒

河内長野市上田町の鍾馗さん
【所在地】 大阪府河内長野市上田町
【発見日】 2010/1/16
【撮影日】 2010/1/16
【整理番号】  1158DX
【発見数】 1
【リンク】   収蔵室
【コメント】 
高野街道から少しそれた高台におられます。
「おとん」さんと一緒に探索中の発見です。
頭のてっぺんから爪先まで、普通の鍾馗さんとは
ほとんど共通点がない、非常に独自性の高い鍾馗さんです。
「芸術的で優れている」とか言いたい訳ではなく、
類例がなくて変っているということですので念のため。

あまり身近に参考にできる鍾馗さんがなく、
職人さんは結構困ったのではないでしょうか?

第一印象は「兵馬俑みたい」
直立した姿と、鎧のような衣服から思い浮かびました。