出版のおしらせ ― 2012年01月28日 23時13分02秒
ずっとナイショにしていましたが、本を出します。
鍾馗さんを探せ!! 京都の屋根のちいさな守り神
淡交社刊
2月15日発売
定価 1470円 (本体 1400円)
昨年5月末に淡交社さんから企画の提案があり、
このたびようやく形になりました。
写真と文章の大部分を自分が手がけており、
師匠の服部さんにも寄稿いただいています。
もちろん本を出すなんてはじめての経験。
特に文章は日頃ブログを書き散らしているのとは勝手が違って
ずいぶん苦しみました。
京都の鍾馗の入門書として気軽に手に取ってもらえるよう心がけたので、
こちらのブログのご常連の方には少し物足りないかもしれません。
それでも180体くらいの鍾馗さんの写真とガイドマップを収録していますので、
京都に行かれる際にはぜひお供に連れて行っていただけるとうれしいです。
京都では淡交社さんがいろいろプロモーション活動をしていただけるようで、
こんなポスターが掲示される書店もあるそうです。
ちょっと一服 ― 2010年08月06日 23時00分24秒
ここのところ、「街でよく見る鍾馗さん」シリーズを中心にアップしていますが、
自分で見返してみてもマニアック度は最高潮(^^;
ちょっと一服して、初めて来る方が『どん引き』しないよう、
これまでの記事から、使えそうな記事をピックアップしました。
鍾馗って何だ!? という方はまずこちら。
http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/02/15/4123297
鍾馗さんの魅力について
その1 http://kite5656.asablo.jp/blog/2007/10/16/1856406
その2 http://kite5656.asablo.jp/blog/2007/10/18/1859382
鍾馗探訪の道具立て
その1 http://kite5656.asablo.jp/blog/2007/10/24/1869804
その2 http://kite5656.asablo.jp/blog/2007/11/05/1892418
鍾馗さんの探し方
その1 http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/01/21/4068509
その2 http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/01/21/4071955
その3 http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/01/23/4076647
その4 http://kite5656.asablo.jp/blog/2010/01/11/4807677
鍾馗さんを今でも作っている、京都伏見 浅田製瓦工場の見学レポート
http://kite5656.asablo.jp/blog/2010/04/18/5028303
府県別の鍾馗分布状況
大阪府 http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/08/20/4529149
京都府 http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/08/18/4523290
京都市 http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/08/19/4524889
奈良県 http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/08/17/4522061
滋賀県 http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/08/15/4518503
三重県 http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/08/14/4514512
愛知県 http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/08/13/4510564
府県間の関連性 http://kite5656.asablo.jp/blog/2008/06/29/3602170
鍾馗さんには全然関係のない、自薦記事
京の桜 http://kite5656.asablo.jp/blog/2010/04/20/5032527
京の塔めぐり http://kite5656.asablo.jp/blog/2010/03/29/4982987
祇園祭宵山 http://kite5656.asablo.jp/blog/2010/07/17/5225121
大和盆地のまちかど
http://kite5656.asablo.jp/blog/2008/06/06/3563889
屋根神ウォーク
http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/11/01/4668957
古い家のニオイ
http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/08/12/4507287
70年前の祝日
http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/07/06/4415152
金星と三日月 http://kite5656.asablo.jp/blog/2010/05/16/5090772
アゲハ http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/10/05/4616849
もぐら http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/09/28/4602880
とら鍾馗 http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/11/28/4725423
凶猫 http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/09/12/4576866
横山剣? http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/11/07/4682993
名古屋の名店 コーヒーとカレーのAbbey Road
http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/08/31/4553964
自分で見返してみてもマニアック度は最高潮(^^;
ちょっと一服して、初めて来る方が『どん引き』しないよう、
これまでの記事から、使えそうな記事をピックアップしました。
鍾馗って何だ!? という方はまずこちら。
http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/02/15/4123297
鍾馗さんの魅力について
その1 http://kite5656.asablo.jp/blog/2007/10/16/1856406
その2 http://kite5656.asablo.jp/blog/2007/10/18/1859382
鍾馗探訪の道具立て
その1 http://kite5656.asablo.jp/blog/2007/10/24/1869804
その2 http://kite5656.asablo.jp/blog/2007/11/05/1892418
鍾馗さんの探し方
その1 http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/01/21/4068509
その2 http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/01/21/4071955
その3 http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/01/23/4076647
その4 http://kite5656.asablo.jp/blog/2010/01/11/4807677
鍾馗さんを今でも作っている、京都伏見 浅田製瓦工場の見学レポート
http://kite5656.asablo.jp/blog/2010/04/18/5028303
府県別の鍾馗分布状況
大阪府 http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/08/20/4529149
京都府 http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/08/18/4523290
京都市 http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/08/19/4524889
奈良県 http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/08/17/4522061
滋賀県 http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/08/15/4518503
三重県 http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/08/14/4514512
愛知県 http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/08/13/4510564
府県間の関連性 http://kite5656.asablo.jp/blog/2008/06/29/3602170
鍾馗さんには全然関係のない、自薦記事
京の桜 http://kite5656.asablo.jp/blog/2010/04/20/5032527
京の塔めぐり http://kite5656.asablo.jp/blog/2010/03/29/4982987
祇園祭宵山 http://kite5656.asablo.jp/blog/2010/07/17/5225121
大和盆地のまちかど
http://kite5656.asablo.jp/blog/2008/06/06/3563889
屋根神ウォーク
http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/11/01/4668957
古い家のニオイ
http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/08/12/4507287
70年前の祝日
http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/07/06/4415152
金星と三日月 http://kite5656.asablo.jp/blog/2010/05/16/5090772
アゲハ http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/10/05/4616849
もぐら http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/09/28/4602880
とら鍾馗 http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/11/28/4725423
凶猫 http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/09/12/4576866
横山剣? http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/11/07/4682993
名古屋の名店 コーヒーとカレーのAbbey Road
http://kite5656.asablo.jp/blog/2009/08/31/4553964
鍾馗とは? ― 2009年02月15日 23時53分24秒
改めて、このブログのテーマである「鍾馗」さんについて。
私が追いかけている鍾馗さん、民家の屋根に置かれており
いわゆる魔除けの役目を持っています。
Wikipedia - 鍾馗
お札「鍾馗札」として玄関先に掲げられている場合もありますが、多くはここで紹介しているような、瓦製の人形であり、屋根のてっぺん(大棟)や一階の小屋根の上に置かれています。
日本全国で見られるわけではなく、近畿地方を中心に東海地方までに分布は限られ、関東、信越や中国四国地方以西ではごくまれに見られるのみとなります。
歴史的には19世紀初め頃からの風習のようで、それほど古いものではありません。
特に民家に置かれる性格上、古いものは残りにくい宿命にあります。
瓦は重量があるためか、かつては日本各地に瓦屋が存在し、地元で使う瓦をまかなっていたらしく、結果、鍾馗さんも地方色豊かで、鬼師(鬼瓦専門の瓦職人)や素人同然の職人さんが製作した個性的な「鍾馗さん」が今でもそこここに残されています。
しかしそういった零細な瓦屋さんも淘汰され、近年では個性的な鍾馗さんが産み出される背景は失われています。
さらに悪いことに日本の民家の寿命は短く、貴重な鍾馗さんも年々失われていっているようです。
古い家の場合、先代が建てた場合もあり、私が写真を撮っているのを見て、初めて自分の家に鍾馗さんがいることに気がついた、という方が少なからずいらっしゃいます。
建替えの時には省みられることもなく、棲家と運命を共にする鍾馗さんは数知れないことでしょう。
鍾馗を探し歩きながら、新築の家々を前にして「後30年早ければ」といつも感じています。
これまで、瓦鍾馗を研究された方は数少なく、どこにどんな鍾馗さんがあるのか、詳しくしらべた資料は存在しないようです。
等々、鍾馗さんを取り巻く状況は厳しいものですが、今日もあちこちの屋根の上で、鍾馗さんは踏ん張って鬼を見張っておられます。
このブログが、ささやかでも残された鍾馗さんに光をあてることにつながればと願います。
私が追いかけている鍾馗さん、民家の屋根に置かれており
いわゆる魔除けの役目を持っています。
Wikipedia - 鍾馗
お札「鍾馗札」として玄関先に掲げられている場合もありますが、多くはここで紹介しているような、瓦製の人形であり、屋根のてっぺん(大棟)や一階の小屋根の上に置かれています。
日本全国で見られるわけではなく、近畿地方を中心に東海地方までに分布は限られ、関東、信越や中国四国地方以西ではごくまれに見られるのみとなります。
歴史的には19世紀初め頃からの風習のようで、それほど古いものではありません。
特に民家に置かれる性格上、古いものは残りにくい宿命にあります。
瓦は重量があるためか、かつては日本各地に瓦屋が存在し、地元で使う瓦をまかなっていたらしく、結果、鍾馗さんも地方色豊かで、鬼師(鬼瓦専門の瓦職人)や素人同然の職人さんが製作した個性的な「鍾馗さん」が今でもそこここに残されています。
しかしそういった零細な瓦屋さんも淘汰され、近年では個性的な鍾馗さんが産み出される背景は失われています。
さらに悪いことに日本の民家の寿命は短く、貴重な鍾馗さんも年々失われていっているようです。
古い家の場合、先代が建てた場合もあり、私が写真を撮っているのを見て、初めて自分の家に鍾馗さんがいることに気がついた、という方が少なからずいらっしゃいます。
建替えの時には省みられることもなく、棲家と運命を共にする鍾馗さんは数知れないことでしょう。
鍾馗を探し歩きながら、新築の家々を前にして「後30年早ければ」といつも感じています。
これまで、瓦鍾馗を研究された方は数少なく、どこにどんな鍾馗さんがあるのか、詳しくしらべた資料は存在しないようです。
等々、鍾馗さんを取り巻く状況は厳しいものですが、今日もあちこちの屋根の上で、鍾馗さんは踏ん張って鬼を見張っておられます。
このブログが、ささやかでも残された鍾馗さんに光をあてることにつながればと願います。