2012/1/14 大阪府柏原市、羽曳野市、松原市2012年01月20日 00時45分24秒

今年初めての本格的な探索は大阪です。

幸い冷え込みもきつくなく、風も弱いというこの時期としては
これ以上ないほどの探索日和に恵まれました。

近鉄の河内国分駅から探訪をスタート、すぐ近くの片山町でさっそく
1体の初もの鍾馗さんに出会いました。

柏原市片山町の鍾馗さん

といっても、こちらはあらかじめストリートビューで当たりをつけていました。
この鍾馗さんを確認するためにわざわざ回り道したので、
珍しい鍾馗さんでよかったよかった。

剣を握る右手の向きが明らかに変です。
もともとは刃を上に向けて握っていたのが、
手首が折れて逆さまになってしまったのかもしれません。

道明寺駅まで歩いた後は少し手抜きして電車で移動、
高鷲駅で下車して今日の本コースを歩き始めました。
ここからは近鉄南大阪線沿いの古い集落を縫い歩いて西に向かいます。
ぽつぽつ量産鍾馗さんは見つかりますが、これといった収穫もなく、
松原市天美我堂で折り返し。
少し北を東へ戻っていきます。

ゴールも近い松原市三宅中で、次の鍾馗さんを発見。

松原市三宅中の鍾馗さん

奈良県香芝市、橿原市で各一体ずつ兄弟を見つけたことがあるだけの
珍しい鍾馗さん。なかなか凛々しい表情と細部にこだわった几帳面な作りに
好感が持てます。

隣村の松原市別所でも二体発見。
探索終盤にうれしい贈り物をいただいた気分でした。

松原市別所の鍾馗さん

ひょろっとしていかにも頼りなげ。
この鍾馗さんも変な持ち手。こんな風に持ったら手首が痛くてたまらんでしょう!

松原市別所の鍾馗さん

こちらはすっきりシンプル。初めて見る鍾馗さんですが、
実は量産品なのかもしれない。

この日は26kmほど歩いて、20体の鍾馗さんに会いました。
大阪府でもそれほど鍾馗さんの影が濃い地域ではないので、
まずまず予想通りの成果といったところでした。


電車でのおでかけは制約も多いですが、本は読めるし眠ることもできる。
もちろん景色をぼんやり眺めていても良い。やっぱり捨てがたいですね。

特に近鉄のアーバンライナーはシートの出来が新幹線よりずっと良くて
くつろげる気がしてお薦めです。