京都でツバキ ― 2014年04月20日 18時34分45秒
鍾馗神社 ― 2014年04月16日 00時58分29秒
以前におとんさんの掲示板で紹介した、
京都・東山五条の鍾馗神社に行ってきました。
京都造形芸術大学の先生と学生さんによって作られました。
東山五条の交差点から少し西に行った若宮八幡宮の境内です。
境内の片隅にあります。
清水寺方面には観光客があふれていますが、反対側のこちらは静かで人影がありません。
本尊?は1m強。大きいです。
脇侍の二体は普通サイズ。
由緒が掲げられていました。
応援したいですね。
今後、例祭を八月に開催していくそうですので、
機会があればぜひ顔を出してみてください。
《イベントのお知らせ》祇園で鍾馗さんを探してみよう!! ― 2014年03月30日 21時12分20秒
5月25日(日) 京都・祇園で鍾馗さん探索のイベントを開催します。
昨年秋に一度企画されたのですが、都合により延期され
半年遅れでようやく開催の運びとなりました。
このあたりに行くわけではないです。
あくまで京都のイメージ、ということで・・
下記は主催者からのお知らせの転載です。
****
ふくろうフォーラム99 アウトドアシリーズ26
「初夏の京都散策!鍾馗さんを探しながら・・・」
「初夏の京都散策!鍾馗さんを探しながら・・・」
鍾馗(しょうき)さん、ってご存知でしょうか?鍾馗さんは普通の京町屋に祀られています。いったいなぜ?厄除け?
今回は京都の街に今でも数多く見られる鍾馗さんを訪ね歩きます。案内役は、「鍾馗さんを探せ‼」の著者、小沢正樹さんにお願いしました。
本当に鍾馗さんっていったい何なのでしょうか?なぜ京都の街に数多く見られるのでしょうか?その役割は?由来は?
小沢さんは、愛知県に在住されています。そして鍾馗さんを探しに頻繁に京都に来られ、写真に収め続けられています。いったい何が小沢さんをそこまで駆り立てるのでしょうか?鍾馗さんの魅力とは?
今回のフォーラムでは、まず始めに小沢さんにその魅力を話していただきます。ひととおりの注意事項等の説明の後、実際に鍾馗さんを探しに京の街を散策します。
初夏の京都を鍾馗さんと共に楽しみましょう!‼
日 時: 平成26(2014)年5月25日(日) 午前11時~午後5時 雨天決行
集 合: 四条大橋東詰鴨川堤防付近
集 合: 四条大橋東詰鴨川堤防付近
行 程: 11:00 小沢さんの講演及び注意事項
12:00 付近で昼食
13:00 散策開始
16:00 「鑑定会」場所(集合場所と同じ)に集合
17:00 終了→懇親会場へ
ゲスト: 小沢 正樹さん
(参考):鍾馗さんを尋ねて三千里(小沢さんのブログです)
http://kite5656.asablo.jp/blog/
用意するもの:デジタルカメラ・スマホ・携帯電話等の撮影用具(望遠レンズ付きのものをお勧めします)
参加費: 500円
***** 転載終わり *****
探訪予定地域は祇園花見小路から宮川筋にかけての一帯です。
ふくろうの会は関西周辺の歴史好きの方が集まってできているサークルです。
会員以外の方の参加も大歓迎だそうですので、ぜひご参加ください。
参加ご希望の方は5月17日までに、こちらのブログにコメントを入れていただくか、
下記にメールでご連絡をお願いします。
ozawa@bird.email.ne.jp (@は小文字に変えてください)
2014/1/11 矢田寺周辺、平群町の山の中、旧山城町 ― 2014年01月15日 23時40分55秒
1月11日、とっても冷え込むとの予報でしたが奈良方面へ行ってきました。
タイトルの通り、支離滅裂にあちこちうろついています。
はじめは大和郡山市の西郊、矢田丘陵沿い。
雪だるまさん、おとんさんの直近の探訪成果の追っかけです。
大和郡山市城町 #122亜種として収録
鍾馗さんに朝日があたっています。
まだ七時台、道端の水たまりはかちかちに凍っていました。
大和郡山市城町 同じ#122の再録。
大和郡山市矢田町 #1557として収録
残念ながら逆光です。
ここからは矢田寺の門前にある鍾馗さんです。
大和郡山市矢田町 #257の亜種として収録
大和郡山市矢田町 #216の亜種として収録
この後は車で平群町へ移動し、初訪問となる、
信貴山と生駒山の間の山あいに点在する集落を訪ね歩きました。
10か所くらい回りましたが新種発見は以下の二体。
平群町椹原 #1558として収録
平群町越木塚 #1559として収録
今回、量産品を含めこのあたりで八体発見しました。
このあたりは山の中。
地図上では近くに見えてもアップダウンが多くて
平地のスペシャリスト(^^;はすぐに息が切れます。
まだ時間があったので、次は県境を越えて京都府木津川市に向かいました。
ここでは雪だるまさんから情報を頂いていた二体の鍾馗さんがお目当てです。
ところが一体目、上狛の鍾馗さんはどうしても見つけることができませんでした。
目印のお寺の境内に入ろうと思ったら門扉に鍵がかかっていたので、
ひょっとしてこの中に入らないと見つからないかなと思いましたが
どうにもなりません。
ちょっと落胆して次の目的地の椿井に向かったところ、
路地の思いがけないところで、ちょっと変わった鍾馗さんに遭遇しました。
木津川市山城町椿井 #1560として収録
カッパのような頭であぐらをかいています。
木津川市山城町椿井 #1561として収録
雪だるまさんからの情報どおり、住まいはあきらかに無住で荒れていました。
いつ取り壊されてもおかしくない絶滅危惧鍾馗さん。
まだ一歳だよ ― 2014年01月07日 23時28分27秒
2013/12/1 京都 ― 2013年12月03日 23時06分52秒
12月1日は穏やかに晴れ、最高のお出かけ日和。
京都へシーズンラストチャンスの紅葉狩りに行ってきました。
とはいえ、やっぱり鍾馗さんには会いたい。
同行者が買い物に行くのをしおに別れて、一目散に桂方面をめざします。
お目当ては「木津川の地名を歩く会」のrekishi_anbouさんがレポートしている
こちらの鍾馗さん。
西京区山田上ノ町 #1148で博物館掲載
ここは4年ほど前に歩いたことがあります。
一見、新しそうな鍾馗さんなので、歩いた後にあげられたのかと思って
ストリートビューをチェックしてみると2009年時点で確かにありました。
単なる見落としのようです(・ω・)
西京区山田上ノ町 #1114
こちらは再録。唇に朱が入っているのは珍しく、ちょっと艶かしい。
軒下で撮影が難しい鍾馗さんですが、幸い冬の柔らかい西陽があたって
いい感じで撮影できました。
西京区山田車塚町 #127
この鍾馗さん、奈良ではありふれた鍾馗さんですが、京都で見るのは珍しく
それも変哲もない住宅街で発見しました。
以下は紅葉狩りで巡ったところ。比較的マイナーなところが多いので、ご参考まで。
岩倉実相院
円通寺(岩倉幡枝)
鷺森神社(修学院)
京都府立植物園
2013/11/23 奈良ツアー (1) ― 2013年11月26日 22時41分32秒
穏やかな天気となった11月23日、雪だるまさんとおとんさんに、
奈良を案内いただきました。
奈良には数えきれないほど行っているのですが、
数えきれない見落としがあるものでお二人の発見情報に驚くやら
(自分に)がっかりするやら、指をくわえて眺めていた鍾馗さんを
この日はまとめてご案内、車の後部座席に座っているだけの贅沢ツアーです。
午前中は雪だるまさんが発見した鍾馗さんを訪ねて生駒方面を巡りました。
こちらの方は県内でも新興住宅地としての開発が進み、古くからの集落はかなり離れてぽつりぽつりと点在するだけになっていて、歩いて探訪するのは骨が折れるところです。
雪だるまさんが地道に探し当てた成果を、半日でお気楽にご対面させていただきました。改めて感謝です。
生駒市上町 #663の亜種として掲載
長弓寺境内。お寺の門柱の基盤に直置きされていて、
鍾馗さんの置き場所としては異例中の異例です。
生駒市上町 #257の亜種として掲載
新興住宅に取り囲まれた、造り酒屋の立派な大和棟の主屋両端にあがっていました。
#257系は分類に悩む鍾馗さんです。この鍾馗さんも迷いました。
生駒市北田原町 新種 #1531
長屋門の軒下にあり、薄暗いためストロボ使用しました。
手足が細いですね。
生駒市高山町傍示 新種 #1532
この鍾馗さんも対であがっており、一瞬これも#257かと思いましたが
細部の造形が#257に比べてはるかに丁寧・繊細な造りです。
こうした上質な手作り鍾馗さんは概して古いものが多く、こちらの鍾馗さんも保存状態は極めて良好なのですが、意外に古いものかもしれません。
生駒市高山町傍示 #084の亜種として登録
古い家の虫籠窓に二体同じ方向を向いてあがっていますが、
元々は大棟の両端にあがっていたものでしょう。
上の鍾馗さんは#084の類型に、ほぼどんぴしゃりですが、下の鍾馗さんは
全体の雰囲気は似ているものの、細部にはほとんど共通点がありません。
#084は各地でたくさん見つかる量産鍾馗ですが、この二体はおそらく手作り。
丁寧な造りで量産品とはまったく異次元の仕上がりです。
今、見つかっている限りでは奈良県最北端の鍾馗さん。
ちなみにこちらは今のところ京都府最南の鍾馗さんになります。
つぶらな瞳に垂れた頬の、ゆるキャラのような上の鍾馗さんに案内してもらったところ
上の鍾馗さんのいる母屋の横にある蔵にも、下の鍾馗さんが見つかりました。
見落としていた雪だるまさんはちょっとがっかりされていましたが、
鍾馗歴の長い私やおとんさんでも同じで、よくあることですので。
上の鍾馗さんは隣町の木津にある#564に似ているのでは、
という指摘がありましたが、私は別物と見立てます。どうでしょうね。
下の鍾馗さんもどこかで見た気がします。
とりあえず#972あたりが似ている気もしますが、自分でもあまりしっくりしません。
どなたか助けていただけるとすっきりするのですが・・
力感あふれるマッチョ鍾馗さんを見たあと、雪だるまさんが向かいの家のベランダに鍾馗さんを発見。下半身が見えないのが残念ですが、右肩に鬼を背負っています。
こんなポーズは見たことがなく、瓦ではなくおそらく陶製の鍾馗さん。
木津川市相楽 これまた#257の亜種として掲載
以上で午前の部が終了。午後はおとんさんの案内で奈良市、大和郡山市を
巡りましたが、長くなりましたので続きは次回に。
イベントのお知らせ「秋の京都散策!鍾馗さんを探しながら…」 ― 2013年09月15日 00時23分12秒
*** このイベントは延期になっているのでご注意ください ***
10月5日(土) 京都での鍾馗さん関連イベントです。
下記は主催者からのお知らせの転載です。
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ふくろうフォーラム97 アウトドアシリーズ26
「秋の京都散策!鍾馗さんを探しながら…」
日 時: 平成25(2013)年10月5日(土) 午後1時~5時 雨天決行
集 合: 京都教育文化センター(教文センター)
京都市左京区聖護院川原町4-13 TEL:075-771-4221
*アクセス:京阪電車「神宮丸太町駅」5番出口より徒歩3分
行 程: 13:00鍾馗さんの簡単な解説と注意事項<テキスト・地図等、資料の配布>
13:30教文センター出発→京都散策へ
16:00教文センター再集合<発見した鍾馗さんの作品発表と表彰式>
17:00解散→懇親会場へ
ゲスト: 小沢 正樹さん
(参考):鍾馗さんを尋ねて三千里(小沢さんのブログです)
http://kite5656.asablo.jp/blog/
参加費: 500円
(別途、小沢正樹さん著書「鍾馗さんを探せ!!」を購入ご希望の方は事前にお知らせください。)
用意するもの:デジタルカメラ・スマホ・携帯電話等の撮影用具(望遠レンズ付きのものをお勧めします)
申 込: 9/28までにお願いします。
***** 転載終わり *****
ふくろうの会は関西周辺の歴史好きの方が集まってできているサークルだそうです。
一般参加もOKだそうですので、
参加ご希望の方はこの記事へのコメント等でご連絡ください。
その際連絡用にメールアドレス欄を記載しておいていただけると助かります。
2013/8/17 京都 ― 2013年08月25日 17時55分01秒
記録的な猛暑となった今年の八月。
最高気温が35℃を越すと「猛暑日」と呼ばれますが、私の住む愛知県でも
連日の猛暑日。
これだけ続くとやけくそで、マー君の連勝記録ではないですが
いっそのこと連続猛暑日の記録でも作ってくれないかと思います。
残念ながら愛知県では15日くらいで途切れましたが、大阪府豊中市、枚方市が
19日間続いたようです。ただしこちらも昨日今日少し気温が下がって途切れました。
現在継続中で注目は鹿児島県喜入市。
今日(八月二十五日)で19日連続で、豊中、枚方に並びました。
明日の鹿児島の予報は雨で継続のピンチですが、がんばれ喜入市(^^;
(後記)
喜入市も結局19日で途切れました。Wikipediaによれば国内で過去の最長は
大分県日田市、1994年の連続22日だそうです。
余談はさておき。
盆休み二回目の探索には京都をチョイス。
よりによってなんで酷暑の京都を?とお感じの方もいらっしゃると思いますが、
鍾馗さんがたくさんいて退屈せず、探索中に日陰やお店といった
避難場所がふんだんにある京都は、真夏の探索に意外と向いています。
ただし、汗だくになるので間違ってもおしゃれな場所には近づけないし、
行き帰りも電車では周りの人に迷惑をかけそうなので、
基本的には自分の車で行くことにしています。
今回歩いたところは京都駅の南側、南区東九条、西九条。
観光ポイントとしては東寺(教王護国寺)がありますが、
京都の中でもとっても地味で鍾馗さんも少なそうなところです。
これまでなかなか足が向きませんでしたが、今回ローラー作戦実施です。
歩いてみての印象は竹田街道、西国街道などの旧街道筋に
多少まとまって古い民家が残っていますが、民家は概ね更新され、
そこに工場や倉庫が入り交じり、かんかん照りの暑さによる印象悪化を割り引いても、
歩いてあまり楽しいところではありませんでした。
新種の発見はこの一体だけです。
南区東九条中御霊町
京風の鍾馗さんですが、大ぶりでやや野生的な印象。始めて見ます。
以下二体は再撮影。
南区竹田街道 #1369
珍しい三面鍾馗。
左右から見るとこんな感じです。
南区東九条南山王町 #1377
なんとも不思議なプロポーション。
この日の京都の最高気温は36.3度。
8時に歩き始めましたが、朝から日射しは容赦なく照りつけます。
日陰、日陰と選んで歩くのですが、すぐに汗まみれ。
一時間半ほど歩いたところで、見つけた喫茶店で一回目の休憩。
以降も一時間に一回くらい休憩しながら午後二時ころまで、修行のような探索を続けました。
結果は、歩いた距離22kmに対して、新発見が19体、再確認した鍾馗さんが3体の合わせて22体。
他の洛中に比べずいぶん少ない数字です。
2013/06/30 京都 ― 2013年07月14日 21時50分11秒
京都は3月以来、3か月ぶりでちょっと間が空きました。
3月には日経新聞の取材があって、京阪五条から四条花見小路までを
記者の人と歩いてみたのですが、その時ひそかに感じたのが、
この辺りの自分の記録がかなりいい加減であること。
例えば宮川筋の五条通から松原通にかけては歩いてみると結構鍾馗さんが
いるにも関わらず、自分のマップにはほとんど鍾馗さんの記載がありません。
探索を始めた初期の頃には、まだ鍾馗さんを記録していく方法が
確立していなかったので記載もれや位置が不正確なものが多いようです。
鍾馗さんの本場でこれはいかんと、再度地図を作り直すつもりで、
祇園・宮川町付近を歩いてみました。
何度も歩いた辺りですが、再確認に加えて意外に新発見もあります。
全国的に鍾馗さんをあげる風習は廃れていますが、ここ京都では
まだまだ新規にあげられる鍾馗さんも多く、見落としに加えて
新入り鍾馗さんも見つかるのがこの辺りの大きな特徴と言えるでしょう。
(宮川町筋で見かけた鍾馗さんいくつか)
【今回発見】
【再確認】
【再確認】
【再確認】
【再確認】
(祇園の南側、五条通までの六原学区で見たもの)
【再確認】森下町通
【再確認】五条通
【再確認】六波羅蜜寺前
【新規】大和大路通
【新規】安井北門通
(祇園町南側)
【新規】 服部さん情報
鍵善が新しくオープンしたカフェにあがっています。
素人細工風。
以下三体は兄弟
昼からは西に移動して、二条駅からジグザグに北上。
古いたたずまいを残していそうな辻を適当に巡りながら、
上七軒を目指します。
(後半戦 二条駅~上七軒)
【再確認】六番町
目的は「鍾馗さんを探せ!!」の表紙を飾った鍾馗さんの現況確認。
2011年4月、初対面のとき。
2013年2月、淡交社編集の方から、なくなったかも?との情報をもらって
見に行ったら、ブルーシートがかかって改修中・・
無事でよかった。
壁や柱の塗りなおし、玄関建具の取り替えくらいで
基本的にはもとの姿を活かしていますね。
今回は直前に休憩したのでスルーしましたが、今度は入ってお茶してみたい。
表紙にしたから肩を持つわけではないですが、凛々しい鍾馗さんです。
この日、5時間、15km強の探訪で、見かけた鍾馗さんの数は
再確認140体、新発見80体の 約220体。
これは一日で見た数としては最高記録でした。
同じような鍾馗さんが多いので写真の整理にはとても苦労して、
1週間以上かかりました。