鍾馗さんは県境を越えてどのように分布しているか2008年06月29日 22時22分25秒

記録してきた鍾馗さんを府県別に見ていくと、共通の鍾馗さんが多い県、少ない県がありそうです。その関係を図にしたのが上の図です。
矢印が太くて濃いところが共通の鍾馗さんが多いところです。

当たり前ですが、隣同士のつながりが強く、主要六府県は
<大阪・奈良><京都・滋賀><三重・愛知>と大きく3つのグループに分かれます。
交通上も特に障害のない京都と大阪・奈良方面の交流が少ないのが
意外な結果となっています。

コメント

_ satopy ― 2008年07月01日 23時15分47秒

面白く拝見しました。生駒山地などがあるのに大阪と奈良が近いとは。山地なんぞ超えてしまうほどの繋がりがあるでしょうか。建築的にも共通点がある?(ちょっと見には、そうも思えませんよね) 
京都市と奈良市は距離的には離れているのでそういうものか、と思いますが、京都市以南と奈良市だとまた異なる結果が出そうでしょうか?

_ kite ― 2008年07月02日 23時48分32秒

satopyさんこんばんは。
統計的に有意な結果を得るにはおそらく母数が少なすぎるのですが、感覚的にはいろいろと裏付ける感触を持っています。

奈良と大阪⇒民家の様式は、自分には共通しているように思えます。
入母屋の比較的ごつい屋根、基本的にむくり屋根。
南の和歌山に入ると反り屋根の民家が沢山出てきて、自分にはどれもこれもお寺に見えて仕方ありません。
見つけてうれしい鍾馗さんはこの2府県が双璧です。

京都と滋賀⇒近隣の府県では滋賀が一番京都の影響をもろに受けている感じがします。鍾馗さんも京都のものが滋賀に流れ込んできているように思えます。

愛知と三重⇒これも調べたわけではないですが、一昔前は伊勢湾の海上交通により今以上に密な交流があったようです。四日市のお寺の瓦を高浜の瓦屋が用意したという銘文を見たことがありますし、鍾馗さんでも#003のように伊勢湾をはさんで分布しているものがあります。

駄文長文失礼しました。アルコール含有量過多のようです。

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