2012/11/18 とことん伊賀上野 ― 2012年11月20日 23時34分14秒
伊賀上野は鍾馗好きにとっては「聖地」。
量産品が少なく、目にする鍾馗さんの多くが他の地域には見られない
独特の個性を持っています。
現在は大合併で周辺農村部も含めて広い市域になっていますが、
旧上野市中心街は1km四方くらいとこじんまりとしていて
随所に鍾馗さんが見られるので、私もこれまで四回ほど訪問しています。
今回は一日中この市街地を隅々まで、歩き回ってきました。
22kmほど歩いて、新しく見つけた鍾馗さんは11体でしたが、
現存を再確認した鍾馗さんが41体。
なにより良かったのは、失われた鍾馗さんが一体もありませんでした。
先週の近江八幡では7体もの鍾馗さんが所在不明だったのに比べると
これはすばらしいことです。
上野西大手町
町割りが入り組んでいて、金伝寺に向けて置かれる、
下幸坂町#582の背後の家にありました。
胴の「ゆ」の字が特徴で、こちら#1123に分類予定。
上野忍町
おとんさんからの情報。
上野田端町
これも #555 に分類しました。
古い道のL字カーブの家に置かれた、典型的な突当り鍾馗さんです。
この鍾馗さん、広げた左手には手相があります。
さらに手のひらには縦横三本づつ、格子模様が彫られています。
「九字を切る」まじないで縦四本、横五本というのは時々鍾馗さんにも
彫られているのを目にしますが、三 x 三というのもあるのでしょうか?
CoolPix P510 にもだいぶ慣れてきました。
自分に相性がいいのか、手ブレ防止機構が優秀で、
これまでに比べシャープな写真が取れる確率が明らかに上がっており、
今回、再確認した鍾馗さんの大部分の写真を更新できそうです。
得意のマップを掲載します。拡大してご覧ください。