2008/1/17 松阪市2009年01月21日 00時50分47秒

松阪市井口中町の鍾馗さん
穏やかな晴天に恵まれた土曜日、
櫛田駅を起点に松ヶ崎駅まで、松阪市の海沿いの集落を訪ねてきました。
それほど沢山鍾馗さんが見つかる地域ではないのですが、
約30kmの行程で15体発見、まあ期待通りの結果でした。

いくつかは珍しい鍾馗さんも見つかり、写真はそのうちのひとつ。
伊勢から松阪にかけて、妙に白い瓦を葺いた家を見かけることがありますが、これは同じ土で焼かれたらしく、ずいぶん白く見えます。
朝日をあびて真っ白に輝いていました。
台座の部分の細工も珍しく、笹の葉に見えます。
朝の静かな集落でわんわんと吠えられ、ゆっくりと撮影できなかったのが心残りでした。

鍾馗さんの探し方 その12009年01月21日 01時14分10秒

鍾馗さんをいかに見つけ出すか。

探索のメインは「ひたすら歩く」というアナログアプローチですが、
計画段階や整理にはそれなりにITを活用しています。

何回かに分けてそのテクニックを公開していきます。

まずは基本となる、地図でのあたりのつけ方です。

サンプルの地図をご覧ください。


橿原市山之坊町

細い川をはさんで左と右で集落の様子がかなり異なっているのにお気づきでしょうか。

左側は直交する街路によく似た形の住宅が規則正しく並んでいます。
一方右側では、道は不規則に交差し、道幅も概して狭く、まちまちのようです。家の形も大小さまざま。
もうおわかりだと思いますが、左は新興の住宅地、右は古くからの集落です。
しかも右の集落にはお寺があります。
訪れるべきは右の集落、左は行っても99%無駄足です。

ただし右のような集落、くれぐれも車では入らないでください。
2回に1回は立ち往生して前にも後ろにも進めなくなります(^^;)

地図とにらめっこして、こういった「匂う」集落をピックアップしていくことが探訪計画の第一歩になります。

今、テレビではオバマ大統領の就任式が始まりました。

鍾馗さんの探し方 その22009年01月21日 23時52分53秒

ルートマップの例
その1に説明したようなやり方で発見した集落を、地図上にどんどん記載していくと、訪問候補地がたまってきます。
それらを無駄のないように線で結んでいくと、『ルートマップ』が出来上がります。
例では赤線が一日の行程。点在する赤い不整形が訪問集落です。

◎要注意点
このとき、欲張ってつまみ食いするより、狭いエリアで取りこぼしのないように集中して回ることを薦めます。
『行き残し』た集落が飛び飛びに残ると、後で気になって仕方がないのですが、非効率で出かけられないためにいつまでも残されてしまい、地図を見るたびにむずむずします。

次回は、ルートマップ作りのサポートツールと利用法を紹介します。