2011/11/26 奈良県大和郡山市、安堵町、斑鳩町、平群町2011年12月11日 00時10分13秒

これまたおとんさんの追っかけです(^^;

安堵町東安堵にかつて目の青く光る鍾馗さんがいました。
家の人が鍾馗さんに細工をしたのだと思います。

はじめて見たときは目の光っているところを写真に捉えることができず、
あきらめきれずに2年後に再訪したところ、家が建て替えられ
鍾馗さんはなくなっていました。


これであきらめていたのですが、最近付近を探訪されたおとんさんから
「復活していましたよ! 目は赤く光っていました!」との情報が届きました。

こんな朗報を聞いて、行かないわけにはいきません。
ほとんどは再訪になりますが、付近の集落も改めて歩いてみることにしました。

この日は快晴無風、暑くなく寒くなく、一年に何回もないような
鍾馗探訪日和に恵まれました。


このあたりは本当に鍾馗さんが多く、
いつもは早足の自分もなかなか先に進みません。
再訪なので、新発見の鍾馗さんはそんなにないと思っていましたが
いやいや結構見つかります。一日で三十数体を新たに見つけ、
再確認の鍾馗さんは六十体強。忙しかった。
奈良県はやっぱり懐深くて面白いです。


まだ実は整理が済んでいないので、今日のところは明らかな新種のみご紹介します。

安堵町岡崎の鍾馗さん
(安堵町岡崎)

安堵町東安堵の鍾馗さん
(安堵町東安堵)

安堵町東安堵の鍾馗さん
(安堵町東安堵)


お目当ての赤く目の光る鍾馗さんです。

安堵町東安堵の鍾馗さん
(安堵町東安堵)

なんとか目の光る瞬間を捉えたくて、粘ること三十分以上。
百数十枚撮影して、ようやく一枚写ったのがこちら。
斜めだし、ピントは甘いですが仕方がない。
こんなに苦労するとは思いませんでした。

目で見ていると十秒に一回、はっきりと光っているのですが、
カメラのファインダー越しには光るところが見えません。
動画機能もついているので動画撮影してみましたが、それでもまったく写りません。
ファインダーでは見えないのでカメラを構え、直接目視で光った瞬間にシャッターを
押してもだめ。
最後、10秒のセルフタイマーで光った瞬間にシャッターを押し、
次の十秒後を狙う作戦がようやく実を結びました。

人間の目には残像が残るので、コンマ何秒かは光っているように見えるのですが
実際に光るのはほんの一瞬、0.00X秒といった単位でしか光っておらず
シャッタースピードをかなり落とさない限り、捉えるのは難しいのかもしれません。

この日はご覧のとおりの快晴。シャッタースピードを落とすこともままならず
このときばかりは融通の利く一眼レフを持ってきていれば良かったと後悔しました。


P.S.

その後雲が晴れ、月が顔を出しました。
面倒だったので手持ちで撮影。
案の定ブレていますが、せっかくですので皆既月食の月を
アップしておきます。

皆既月食20111210