2009/2/28 佐久島2009年03月02日 11時18分12秒

佐久島の鍾馗さん
昼から佐久島へ行ってきました。
一色町の船着場から30分の船旅。

佐久島は三河湾最大の島ですが、落ち着いた雰囲気が今も保たれています。
比較的平坦な地形で伸びやかに集落や畑地が広がっており、開放感を感じる景色になっています。

島の東西に分かれた集落を結ぶ道沿いには、水仙や菜の花、ダイコン、梅の花と賑やかに咲き競っていました。
風のない穏やかな日だったことも幸いして、滞在わずか一時間だったのですが、早春の気分を味わうことができました。

肝心の鍾馗さんですが4体発見。
写真の鍾馗さんはsatopyさんが南知多町豊浜で発見した鍾馗さんのバリエーション。豊浜と同じくこちらもペア鍾馗。
豊浜はいぶし銀でしたが、こちらは渋い黒です。
拡大写真は  本宅 でご覧ください。

2009/3/1 豊郷町、彦根市2009年03月02日 13時45分14秒

彦根市清崎町の鍾馗さん
滋賀県の鍾馗分布は南高北低。近江八幡、八日市から大津にかけては鍾馗さんを多く見ることができますが、彦根以北ではほとんど見ることがありません。
今回はその鍾馗さん分布限界付近にでかけました。

近江鉄道豊郷駅を7:30出発。
中山道を北上後西へ入り、反時計回りに彦根市南部を歩き回り、JR河瀬駅がゴールでした。
すっきり晴れた時間はわずかでしたが、午前中は風も穏やかで鍾馗探しには絶好のコンディション。
見つからない間はつらいのですが、珍しい鍾馗さんが見つかると気分も晴れやか、足取りも軽くなります。

写真の鍾馗さん、怪しげな雰囲気です。
どこに顔があるのか最初はよくわかりません。
なんかタコに見えるのですが、どうやら鼻と右目のようです。
髭の造形は非常に大胆。でも顔や手足の造りは結構 雑。

滋賀県では近江八幡を中心として非常に技巧的で美しい鍾馗さんが見つかります。(私は勝手に『近江系』と呼んでいます)

<例1>
<例2>
<例3>

この鍾馗さんも最初はその系譜かと思いましたが、それにしては作りが素朴すぎるので、影響を受けた素人に近い職人さんの作でしょう。