2009/3/1 豊郷町、彦根市2009年03月02日 13時45分14秒

彦根市清崎町の鍾馗さん
滋賀県の鍾馗分布は南高北低。近江八幡、八日市から大津にかけては鍾馗さんを多く見ることができますが、彦根以北ではほとんど見ることがありません。
今回はその鍾馗さん分布限界付近にでかけました。

近江鉄道豊郷駅を7:30出発。
中山道を北上後西へ入り、反時計回りに彦根市南部を歩き回り、JR河瀬駅がゴールでした。
すっきり晴れた時間はわずかでしたが、午前中は風も穏やかで鍾馗探しには絶好のコンディション。
見つからない間はつらいのですが、珍しい鍾馗さんが見つかると気分も晴れやか、足取りも軽くなります。

写真の鍾馗さん、怪しげな雰囲気です。
どこに顔があるのか最初はよくわかりません。
なんかタコに見えるのですが、どうやら鼻と右目のようです。
髭の造形は非常に大胆。でも顔や手足の造りは結構 雑。

滋賀県では近江八幡を中心として非常に技巧的で美しい鍾馗さんが見つかります。(私は勝手に『近江系』と呼んでいます)

<例1>
<例2>
<例3>

この鍾馗さんも最初はその系譜かと思いましたが、それにしては作りが素朴すぎるので、影響を受けた素人に近い職人さんの作でしょう。

コメント

_ satopy ― 2009年03月02日 23時02分10秒

ひょえ~! ある意味究極ですね。
剣で分かりましたが、溺れているのでしょうか。あちこちで見られる「水」の字瓦と発想としては関係があるものでしょうか。「大大火があったので、鍾馗もいいが、まずは水だ」という発想?
今日は、京都地下鉄・北大路駅近辺で所用。用事の前後に南西の住宅街を歩きましたが、鞍馬口通りあたりまで下がると見つけやすいですね。ただ、造形的には決まったものばかりのようでした。

_ kite ― 2009年03月03日 20時24分08秒

私も一度は見過ごして、通り過ぎるときに剣が目に入り、「?!!?」と引き返し、まじまじと見てようやく鍾馗?と思ってカメラに収めました。確信したのは家で写真を再確認してからです。
水の字とはあまり関係ないでしょうね。どこかの立派な鍾馗さんにインスパイアされて、真似してみたかっただけではないでしょうか。

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