2008/9/27 吉野町、大淀町、下市町2008年10月01日 22時16分58秒

吉野町上市の鍾馗さん
秋晴れとなった土曜日、吉野方面に出かけました。
これまでとはうって変わった爽やかな好天、出かけないわけにはいかないですね。いよいよ本格的鍾馗探索シーズンの到来です。
「真夏でも毎週でかけているではないか」というつっこみは
ここでは措きます。

中心となる上市、下市とも山に囲まれ、川沿いのわずかな平地に古い町並みが続いています。
民家の形態としては、奈良のむくり (起り)屋根に対して、紀州に入るとすぐに反り屋根が目立つようになり、その対照的なシルエットは和歌山に入ったことを感じさせますが、
上市、下市ではむくり (起り)屋根が点在する一方、反り屋根はないようで、
奈良方面からの影響が強いことがうかがえます。

鍾馗さんもやはり大和系でした。

2008/9/28 美濃市2008年10月01日 22時42分05秒

小坂家の見事なうだつ
日曜日はひまつぶし感覚で昼からお出かけ。
時折雨がぱらつく中、「うだつ」で有名な美濃の町並みをぶらつきました。

ここは何度も訪れていますが、そのたびに整備され、
きれいになっていきます。
以前の寂れた雰囲気を知るものにはすこしさびしい感じもしますが
そこに暮らす人の生活があるわけで、
行きずりの人間の身勝手な感想はいけませんね。

鍾馗さんをほとんど期待はしていなかったのですが、
立派な鍾馗さんをひとつ見つけました。

本宅 鍾馗博物館

でご覧ください。

2008/10/4 御所市、葛城市、大和高田市、香芝市2008年10月07日 22時47分45秒

御所市東寺田の鍾馗さん
三週連続の奈良県、交通費は痛いですがやはり鍾馗さんは濃い。
他地域を歩くときとはkiteのテンションも違っているようです。
今回は御所市玉出駅を起点に、東西にふらふらしながら北上し、
近鉄高田市駅までと、そこから近鉄で移動して二上山駅から穴虫経由
JR志都美駅までの二部構成。

再訪のところが半分以上を占めていますが
ところどころに残っていた未訪集落では
探索人の期待に応えて素敵な鍾馗さんたちが待っていてくれました。

<今回のトピックス>
以前訪問時にまともな写真がとれなかった鍾馗さん。
再訪を機に、珍しく重い機材を担いで出かけた甲斐があり
満足な写真が撮れました。
苦労の詳細は本宅でご覧ください。
本宅 鍾馗博物館

2008/10/11 尾張西部2008年10月12日 18時19分24秒

風になびくこすもす
鍾馗をたずねて三千里の気○いといえども、お金は惜しい。

10月11日(土)の予報は雨でした。
交通費の出費はかなり痛いので、天気予報が微妙なときには遠出の計画はためらわれます。
その後予報は変化して、直前にはなんとか持ち直しそうな予報になっていましたが、ぎりぎりでは計画修正ができません。

前置きが長くなりましたがそんなわけで近場にお出かけ。
名鉄金山駅が今回の出発点。西へひたすら歩いて中川区を横断し、蟹江から北上。七宝町から今度は東へ向かい、大治町、甚目寺町を経由して名鉄須ヶ口駅までの予定で歩きました。

自分のように集落をぬって歩いていると、家々の庭木の季節の移ろいがよく分かります。
先週今週はなんといっても金木犀。辻々で香りで存在を主張しています。
既に盛りを過ぎ、花を散らして地面をオレンジに染めています。

これからはコスモスがしばらくは楽しませてくれますね。

さて、肝心の鍾馗さんは全然だめで、見つかったのも今出来のものばかりでしたので、今週は本宅もメンテナンス不要です。

須ヶ口まで歩いて万歩計を見ると約38km。
まだまだ元気だったので、美濃路を名古屋方面に戻ることにしました。
栄生あたりで42kmを超え、「マラソンなみ」となりました。
そういえばデパートの催事で頼まれ物があったため、いっそ歩いてしまえと結局名古屋駅まで45km。
鍾馗さんの収穫は乏しかったのですが、これだけ歩けばまあいいか。

2008/10/18 桑名市、海津市、養老町2008年10月21日 22時03分33秒

養老町鷲巣の鍾馗さん
10月18日はすっきり秋天。朝早くから例によって鍾馗探訪です。
三重県桑名市、桑名駅を起点にひたすら北上。養老鉄道養老駅がゴールです。歩いて県境を越えるのは暗峠以来半年振りです。
桑名市街ではかなりの数の鍾馗さんを確認していますが、今回のコースはまったくの初探訪。木曽三川を渡った愛知県側にはあまりなさそうで、このあたりは鍾馗さん分布の周縁部と思われるだけに、あるのかないのか期待半分不安半分です。
結果的には切れ目なく鍾馗さんが見つかりました。揖斐川手前までは関西瓦鍾馗の文化は確実に伝わっているようです。

写真の鍾馗さんは養老町で見つけたものですが、岐阜県で多く見られる
こちら#026
の鍾馗さんにそっくり。ただずいぶん素朴な造りで、いかにも#026を参考に不慣れな鬼師が見よう見真似で作った感じです。

歩行距離は43Km。
最近ホントによく歩きます。

2008/10/24 養老町、垂井町、大垣市2008年10月29日 20時53分49秒

荒尾の猫
10月24日金曜日、休みをもらって出かけるぞと勇んでいましたが予報は雨(;;)
雨があがるのを待ちかねるように出発、先日の続きで養老鉄道高田駅から北上し、表佐、荒尾などの集落を経由して赤坂までの22kmです。
北へ行くほど鍾馗さんの影が薄くなり、この辺りが分布の限界ではと予想していました。
結果は微妙。確かに少なくなっていきますが、ないことはない。

みつけたのは残念ながら新しいものばかりでした。ということで写真は本文とはまったく無関係。

2008/10/26 大和八木、初瀬街道、上街道2008年10月29日 21時17分30秒

桜井市桜井の鍾馗さん
日曜日、曇の予報にだまされ大和八木駅に降りたったときからしとしと雨。さっそく駅の売店でビニール傘を購入。結局終日手放せませんでした。
とはいえ探索や撮影に支障があるほどではなし。ここまで来て手ぶらでは帰れません。
まずは八木駅周辺、耳成山の北を回って一巡り。いくつか未訪があるものの、大部分は再訪集落です。それでも見落としはあるもので、なかなかの鍾馗さんも見つかりました。
八木から電車で長谷寺まで移動。初瀬街道を西へ。桜井から上街道を北上して天理まで。本当は櫟本のペア鍾馗さんのその後を確認したかったのですがタイムアップでした。
ペア鍾馗さんの詳細はこちら


愛用の靴Merrell。フィット感は抜群ですが、雨にはとてつもなく弱いのが難点。
サイドの縫い糸がほつれてそこからあっという間に雨水が進入してきます。そろそろ替え時。