バンガロール暮し 24 データで見るバンガロールの気候2015年04月17日 00時43分44秒

バンガロールは北緯13度くらい。
世界地図で見ると赤道まであとちょっとというところにあるので、
インドということも相まって、知らない人からは「暑いでしょう」とよくいわれますが
実際には暑くなく(暑くないことはないが)、
むしろ日本に比べると年間を通して湿度も低いので、ずっと快適な気候です。

バンガロールの標高は1000m弱あって、高原的な気候です。

年間気温の推移 バンガロールx名古屋

年間の最低・最高気温を名古屋と比較したグラフを作ってみました。
赤いのが名古屋、青いのがバンガロールです。
(出典)
名古屋:気象庁
バンガロール:Accuweather.com


このグラフから色々なことが読み取れます。

1.バンガロールの夏は3~5月。
今がいちばん暑い季節で、昼間は35度を超える日も多いですが、
7、8月になると最高気温が30度を超えることは少なくなります。
同じ北半球でなぜ夏がずれるのか、季節風とかの影響か、
7月ごろから雨季が始まるためか、詳しいことはよくわかりません。

2.バンガロールは年間の寒暖の差が少ない。
名古屋は最高気温が10度から35度くらいまで、年間25度くらい変化するのに比べ、
バンガロールは25度から35度まで、10度くらいしか変化しません。
こちらの人は11月くらいから「寒い寒い」とフリースを着こんだりしていますが、
日本人はどこが寒いの?といった顔をしています。
衣替えの必要はなく、年中薄手のシャツだけで過ごせます。
夜もせいぜい、窓を開けて寝るか、閉めて寝るかの違いくらい。
言葉を替えれば日本のような四季の変化があまり感じられないのが
日本人的にはちょっとさびしい。

3.一日の気温の変化が大きい。
名古屋の一日の気温変化は10度くらいですが、バンガロールは15度近くあります。
昼間、35度くらいまで上がっても、夜は20度ちょっとくらいまで気温が下がります。
湿度が低いこともあって、日なたは暑くても日陰に入れば意外に涼しいし、
夕方からは涼しくなってくるので、熱帯夜というのは年間数日くらいしかありません。
今、一番暑い時期ですが、夜しか家にいないので、家ではエアコン要らずです。

世界のいろんなところに行きましたが、一年を通じてこれだけ過ごしやすい所は
ほかにあまりないと思います。