2012/9/8 佐久島 ― 2012年09月10日 00時13分35秒
8月末に某BSで放映された、佐久島の旅番組(俳優が「ぶらり」と訪れるという、
ありがちなタイプの番組です)をぼんやり見ていたら、
俳優が歩く背後の家の塀の上に鍾馗さんを発見!!
それもどうも見たことがないタイプのようだったのでもういけません(^^;
さっそく行ってきました。
佐久島は2009年2月に訪れて以来、3年ぶり2回目です。
ここも御多分に漏れず過疎化が進んでいます。
いろいろと島起こしにも取り組まれていて、この日はまだ夏のうちということもあって
それなりに観光の方も訪れていましたが、住む人がいなくなって屋根が崩れ落ちてしまった家をあちこちで目にしました。状況はなかなか厳しいようです。
さて前回は4体発見しています。それらはすべて健在でした。
この二体は一軒の家で左右をにらんでいます。 #1008
たまたま後ろを向いてしまった鍾馗さんは時々見ますが
こうして後ろ向きに固定されてしまった鍾馗さんはちょっと見たことがない。
ちなみにお寺にも背を向けているし・・
#080 で、前から見るとこんな感じの量産品です。
(南知多町内海)
今回の新発見は2体。
TVに映っていた、お目当ての塀の上の鍾馗さんはこんなのでした。
素朴な手作りらしき鍾馗さんですが、どこかで見たことがあると思ったら
どうもこちらの兄弟のようです。
上記ページの2体と合わせ、これで3体目の珍しい鍾馗さんですが、
不思議なことに3体とも左手の先が欠落しています。
どんなポーズだったのでしょうか?
この日は島内であと1体発見。
こちらは #096 量産品です。
分布地域は異なっています。
#080 が知多半島を中心に分布するのに対し、
#096 は西三河南部、西尾を中心に分布しています。
佐久島は知多半島からも三河からも近いので、それぞれ異なる経路で
海を渡ってきたのでしょうね。