今年もよろしくお願いします2015年01月02日 02時15分06秒

あけましておめでとうございます。

2015年賀状

ご存知の通り、インド・バンガロールで新年を迎えました。

年賀状は赴任前に用意しておいたのですが、
いただいた年賀状を見ることができません。
非礼があるかもしれませんが、こんな賀状でした。
こちらをご覧いただくことでご容赦ください。


さて、この機会に2014年鍾馗さん探訪の結果をまとめておきます。

探訪回数は41回で、見つけた鍾馗さんの数は469体
歩いた距離は488kmでした。

回数はそこそこですが、見つけた鍾馗さんの数、歩いた距離とも
一昨年の半分程度と、この趣味開始以来もっとも少ない数字でした。
後半はほとんど探索もままならなかったため、これは止むをえません。

2014年もいっそう他力本願の傾向が強まって、
見つけた鍾馗さんの約半分は情報提供によるものです。
努力が足りない、という見方もできますが、仲間が増えたということも言えて
独力には限界があるので、これからはずっとこんな感じだろうと思います。

昨年はおとんさん、kobayanさんの力を借りて、大阪府南部の鍾馗さんを
数多く収録することができました。
個性的な鍾馗さんが多く、奈良県と並ぶ鍾馗さん探索のメッカであることを
改めて知りました。
この場を借りて、改めてお礼させていただくとともに、
引き続きよろしくお願いいたします。

今年はこうしたまとめの意味がないほど、探索は限りなくゼロになりますが
またいずれ、青空の下、のどかな道をぶらぶら探索できる日が来ることを
しばらくは妄想しています。

皆さまもお元気で、そしてできれば探索いただいて、
鍾馗発見の自慢話をお届けください。


バンガロール暮らし 14 圧力鍋でポトフ!2015年01月11日 23時44分41秒

近所で買うソーセージはどれもこれも妙に酸っぱいのばかりで
ちっとも美味しくないので、肉の専門店に行ったときにソーセージも買い込みました。
「スパイシーかスパイシーじゃないのか?」と聞かれたので
迷わずスパイシーじゃない方を選択。

腸詰め

解凍してみると15cm位のが10本入っていました。

単身者には持て余す分量です。

幸い野菜もいろいろあるし、時間のある日曜日ということもあって
圧力鍋を使ってポトフを作ることに。

圧力鍋、もともと買う気はなかったのですが麺を茹でるための大きな鍋を買いに行ったら、大きな鍋は圧力鍋しかなかったのでやむなく購入したもの。
もっぱらスパゲティや蕎麦を茹でるのに使っていました。

もちろん生まれてこの方、圧力鍋を使ったことはないし、
なんか恐いですよね。

説明書を読むこと!

蓋には「取説を読むこと!」と刻印してあるけれど、取説は入っていませんでした。
さすがインド。

そんなわけでこれまで圧力鍋としては使っていなかったけれど、
せっかくの文明の利器、使わなきゃ、とネットで使い方をにわか仕込みして

いざ!煮込み開始

いざ、煮込み開始。
ちょっと緊張します。

蒸気噴出

15分ほど強火にかけていたら、結構な音がして勢いよく蒸気が噴き出しました。

虎の巻どおり、ここで弱火にしてさらに10分、
上の錘(おもり)が時々カタカタ鳴っています。

火を止めてさらに20分ほど放置。
火を止めてからも調理が進むらしく、時々プシューと上から蒸気が出ています。

錘も静かになったところで開封。きれいに煮あがっています。

ソーセージをここで投入して10分ほどことこと煮込み、
塩こしょうで味を調えて完成。

出来上がりっ!

余ったソーセージも一緒に

余ったソーセージも添えて、日曜ならではのインスタントなしの
豪華晩ごはんできあがり。

ソーセージは粗びきと絹引きの中間くらい。
本当にほとんど味のついていない淡泊な味でポトフにはよく合います。
インドで買ったソーセージでは初めて美味しいと思いました。

切らずに煮た方が見た目にはよかったな。

バンガロール暮らし 15 マカーサンクランティ2015年01月15日 23時30分43秒

今日1月15日はマカーサンクランティ(Makar Sankranti) という
ヒンズーのお祭りで会社はお休みでした。

  Makar Sankranti

冬が終わって春が来て、作物の収穫ができるようになったことをお祝いする
収穫祭のようなもののようです。
冬と言っても最低気温15℃、最高気温30℃ のここバンガロールでは
あまりピンときませんが、それでも冬の間に乾燥した肌にうるおいをあたえるために
ピーナッツやココナツをたくさん入れたお菓子を作って、みんなで食べるんだそうです。

(Wikipediaから借用)

どんな様子か街に出てみましたが、普段と全然変わらない。
皆が休日というわけでもなさそうだし、家で静かに祝うのかな。

せっかくなので、以前から気になっていたヒンズー寺院に入ってみました。
観光寺院ではないので異教徒が入るのには少しためらいがありますが、
靴も靴下も脱ぎ、裸足で境内に入るとさっそくおばさんが近寄ってきて
手に甘く味付けし、少し青く色をつけた硬めの「おかゆ」を乗せてくれました。
あっさりと受け入れてもらえた感じで、ちょっとうれしい。

Sri Rama Temple, Bengaluru

ご本尊?の前には花や食べ物が所狭しと並べられ、
身体にも花をいっぱい飾り付けています。
我々もおかゆを供えて礼拝。

境内は狭いけれどちょっとした公園のようでのんびりムード。
家族連れがくつろいでいます。

インドの女の子

かわいらしい子にカメラを向けたら、恥ずかしがりながらもポーズを決めてくれました。


お姉さんでしょうか。カメラ目線くれました。

インドの女の子

この子は肝っ玉かあさんになりそうです。

インドの女の子

人なつっこくて、ほんとうにかわいい。


しばらく散歩を続けていたら、モスクがありました。
雑然としたヒンズー寺院に比べ、イスラムのモスクはスマートなデザインが
かっこいい。


このお寺の前にも子供たちがいて、お寺を撮っていたら何か声をかけてきました。

インドの子供たち

今やインドでもほとんどの人がスマホを持っているので、
写真が珍しいということはないと思うのですが、
写真を撮ってほしいみたいで、みんなニコニコ笑ってくれます。


最後は周りにいた大人も入ってきました。

左から二人目のおっさんが横にいたロバを指さして、「これも写しなよ!」と
言ってくれたので「Thank you!」とカメラを向けようとしたら、
「Money!」と叫ばれました。

子供はかわいいんだけどなぁ・・

バンガロール暮らし 16 肉屋のコロッケが食べたい!2015年01月26日 23時15分29秒

ちょっとした日本の食べ物が無性に食べたくなることがあります。
コロッケできあがり

名古屋大久手・アビーロードのスペシャルカレーが食いたい!
といった
どだい無理なものはいいのですが、
ちょっと頑張れば食べられそうなものが悩ましい。

ここのところ、お肉屋さんのコロッケが食べたい!とずっと思っていて、
スーパーに行くたびに小麦粉やパン粉を物色するのですが、
どうしてもパン粉が見つからない。
ないはずはないと思うのですが。

共和国記念日で休日の今日、思い募ってとうとうチャレンジすることにしました。
出来上がりは地味だけど下準備が大変で、調理道具もいろいろ足らないので
午前中に買い出し。

買い出し

最近、買い物が所帯じみてきたと思いますが、ワイン、牛乳、スプーン以外は
皆、コロッケを作るために買ったもの。なかなか大変です。

ジャガイモを茹でる

まず、じゃがいもを茹でてつぶします。
圧力鍋はポトフに続き、二回目。
最初はこわごわでしたが、慣れれば簡単にほこほこに茹で上がります。

玉ねぎはみじん切り

玉ねぎは水にさらしたあと、さらにみじん切りに。
こっちの玉ねぎはほとんどが赤玉ねぎです。


できああったパン粉?

これが一番苦労したところ。
パン粉がないので食パンをレンジでからからにしてから、
すり鉢で細かくしました。
これだけのパン粉を作るのに一時間かかった。やれやれ。
パン粉になりきれなかった『パンのかけら』が混ざっています。


残り物の牛そぼろ

ひき肉は残っていたそぼろを転用。
炒めた玉ねぎと合わせ、塩コショーして、

ジャガイモとひき肉、玉ねぎを混ぜて

具が完成。

ちょっと変な小麦粉

この小麦粉、粒が粗くて妙にさらさらしています。
おそらく別の用途の小麦粉だと思いますが、いろいろ売っていて
なんだかよくわからないのでしょうがない。

成形完了。

成形。ジャガイモ9コでコロッケが10個できました。
分厚くて、普通の肉屋コロッケの倍の重量。

緊張の揚げ開始

緊張の揚げ開始。
揚げものはまだ二回目です。

コロッケ定食完成!

コロッケ定食できました。
半日かけた割には地味~な仕上がり。
でもおいしいです。
冒頭の写真は断面図。

食べた感想。
ほこほこで、薄味ながら肉の味はしっかりあって、狙った味になりました。
でもなんかひと味足らない。
お肉屋さんのコロッケやらメンチカツやら豚カツやらから
たっぷり肉のうまみが染み出した、あの油の香りがなくて
上品過ぎるのです。

しょっちゅうやって、油を使い回せば近づくかもしれないけど、
こんな面倒な料理、そうそうやらないしなぁ。