ベンガルール暮らし 13 改名 ― 2014年12月30日 23時37分47秒
先月からバンガロール (Bangalore) はベンガルール (Bengaluru) になったそうです。
どういうことかというと、「バンガロール」という名前はインドがイギリスに統治されていた時代に付けられた英語風の呼び名で、もともとの呼び名であった「ベンガルール」に戻そうという運動があったようです。
実はバンガロールのあるカルナカータ州では2006年に既にベンガルールへの改称を決定していたそうですが、今回ようやくインド政府から承認されて公式に改称の運びとなったみたいです。たったこれだけのことに8年かかるというのも不思議の国ですね。
インドの他の大都市ではすでにあちこちで同様の改称が行われています。
ボンベイ → ムンバイ
カルカッタ → コルカタ
マドラス → チェンナイ などなど。
実際の町中がどうかというと、混在しています。
空港とか公共施設は基本、ベンガルールのようですが、一般的な表記は
まだまだバンガロールの方が圧倒的に多い印象。
地元民も皆、バンガロールと言っていて、はっきりベンガルールと話している人には
まだ会ったことがありません。
振り返って日本のことを考えてみると、日本は英語ではJapan。
由来ははっきり知りませんが、ニッポンがヤパンみたいに聞き違えられて
スペインとかポルトガルの言葉で表記したので頭に"J"がついて、英語読みでは
"ジャパン"になったんじゃないでしょうか。
日本人が英語以外で会話するときに日本のことをわざわざ”ジャパン"ということは
まずありませんが、町中の表記には"Japan"は溢れていますね。
これではいかんと日本国の英語の正式表記は"NIPPON"になってます。
(切手にはJAPANではなくNIPPONと表記されています)
でも、この表現が一般的に浸透したとはとても言えませんね。
まあ、どっちでもいいや、というのが平均的な日本人の感覚でしょうか。
普通のバンガロール人も、「まあ、どっちでもいいや」と思っているみたいなので
浸透するには10年、20年とかかるんでしょうね。
このブログも、ややこしくなるので今までどおり
「バンガロール」表記を使わせてもらいます。
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