イギリス旅行記 8 鳥と動物2013年06月20日 22時17分12秒

イギリスを旅していると鳥や動物との距離が日本より近くなります。

フットパスという制度があり、個人所有の牧場や畑の横を
遊歩道のように自由に立ち入って歩くことが出来るようになっていて、
国中のいたるところに整備されているようです。
さすが田園好きのイギリス人。

コッツウォルズのミックルトン(Mickleton)という村でフットパスを歩いてみましたが、
住宅地から森、牧草地、畑と変化に富んだ散歩ができてとても楽しい。
ただし、牧草地では糞を踏まないよう、足元の注意を怠ってはいけません!

こういうところを歩いていると普通にが近寄ってきます。
馬

は少し臆病で、人間とは一定の距離を保つようです。
羊

バスに乗って田園地帯の景色を眺めていると、いたるところで牛や馬、羊が
のんびりと草を食んでいます。とても絵になる景色なのですが
不思議なことに牛小屋とか羊小屋といったものを全然眼にしないのです。
日本で牧場というと牧草地の隣に必ず小屋があって、
少々の臭いがつきものなのですが、いったいどうなっているのか今も謎です。


話は飛んで、ロンドンの公園では、野生のリスが普通にうろうろしていました。
人からえさをもらっているので、あまり警戒しません。
リス



ももちろん一定の距離以内に近づくと逃げますが、
日本に比べると、人を恐れないようです。人にいじめられたことがないのでしょう、
見たことのない鳥もいるので、元バードウォッチャーとしては血が騒ぎます。

鳥を見かけるたびに撮影に挑戦するのですが、動かない鍾馗さんと違って
難しいこと。ファインダーに捉えるころにはどこかへ飛んでいってしまいます。
ピンボケ、手ブレが多いですが一期一会につき、ご容赦ください。

イエスズメ
イエスズメ (House Sparrow)
日本のスズメとは少し違って、灰色の帽子をかぶっています。


ハシボソガラス
ハシボソガラス (Carrion Crow)
これは日本で見るのと同じ種類。カラスの仲間では他にカササギとニシコクマルガラスを目にしました。


モリバト
モリバト (Wood Pegeon)
普通のカワラバトが多いですが、このハトも街なかにたくさんいます。


ホシムクドリ
ホシムクドリ (Common Starling)
日本のムクドリ同様ありふれた鳥のようですが、滞在中はあまり見かけませんでした。


クロウタドリ
クロウタドリ (Blackbird)
街なかの緑地では、この鳥をどこへ行っても見かけました。
まっ黒の地味な姿ですが、名前の通り、とてもきれいなさえずりを聞かせてくれます。


バン
バン (Common Moorhen)
ロンドンのセント・ジェームズパーク。
ここには他にも様々な水鳥がいました。
たくさん写真を撮ってきましたが、図鑑で見てみると
イギリスには分布しない鳥(たとえばペリカン)が多く含まれていました。
柵があるわけではないですが、半家禽なんでしょうね。
ですので掲載は省略。


ヨーロッパコマドリ
ヨーロッパコマドリ (European Robin)
日本のコマドリとは違って、人里で普通に見られます。
美しい姿にきれいな声、天は二物を与えた感じです。
シャッターチャンスに動揺して、ぼけました。


コウライキジ
コウライキジ(Common Pheasant)
日本のキジとそっくりですが、赤みが強くて若干はでな見た目です。
メス二羽を引き連れていました


キアオジ
キアオジ(Yellowhammer)
こういう山野の鳥を、このレベルで撮影できるのは、
自分の腕ではめったにないこと。奇跡的。