わが携帯は異国の空の下・・・2012年04月06日 21時29分07秒

月曜日から木曜日の朝まで二泊四日でベトナムに行ってました。

仕事で急に決まった話で、何の準備もなく行ったためカメラも持たず。
ハノイに泊まったのですが、夕食を食べにホテルの近所をうろうろしたくらいで
ほとんどベトナムという国を肌で感じる時間がありませんでした。

ベトナムの人は人懐っこく、笑顔がとっても魅力的。
(でも乗り物に乗ると豹変。アジアはどこでもそうなんでしょうが、
 路上は車にバイク、自転車に歩行者が入り乱れてまさにカオスです)

垣間見る町の様子は埃っぽいですが、乗り物に加えて
歩く人、座り込む人があふれて活気に満ちています。

市街地の道路には歩道があるのですが、
大抵の飲食店が路上に簡単な椅子とテーブルを並べ、
そこに皆たむろしてわいわいと食事をしているため、
歩行者は車道を歩くしかありません。

安くて楽しそうで、どんな味かとっても気になりますが、
ちょっと衛生状態に難ありのように思われ、
軟弱な日本人の胃腸が耐えられるか自信がないので、今回はパスしました。

ベトナム料理もフォーと生春巻きくらいしか知りませんでしたが、なんのなんの。
バリエーションもとっても豊富で全体にあっさり味。
日本人には相性がいいと思います。

できればプライベートでゆっくり再訪したいと思いました。


ベトナムのドリンクの類い

こんな写真しかないのか!という声が聞こえてきそうですが、
スーパーで買った飲み物です。
アロエジュース、トマトジュース、ミルクコーヒー、沈香茶。

沈香茶は日本語で「じんこう」と書かれていて、胡散臭さいっぱいですが、
飲んでみると沈香の香りは感じず、多少甘い、いたって普通の紅茶でした。
アロエジュースもボトルの色は毒々しいですが、
中味はさっぱり味の果肉入りでGood!


帰途に携帯電話を紛失してしまいました。
ハノイの空港で搭乗前に電源を切ろうとしたら見つかりません。

      ( ̄Д ̄;)    ( ̄Д ̄;)    ( ̄Д ̄;)  

どんよりして帰国しましたが、現地で探してもらったところ
車の中から無事出てきました。

わが携帯は月曜日に帰国します。今頃は独りハノイのあたり。

花の季節・鍾馗探訪はお休み中2012年04月08日 21時57分44秒

いよいよ桜も満開。

先週・今週・来週(・さ来週?)と鍾馗探訪はお休みで
もっぱら花をめでています。

先週は浜松市・フルーツパーク
今週は豊田市の花遊庭と岡崎・奥山田のしだれ桜を見てきました。

花は素人ですので詳しいことは説明できませんが、
この時期、あちこち花盛りで楽しいですね。

はままつフルーツパークは先週4月1日、アーモンドが満開だということで
訪れてみました。
広い園内に果樹があっちにもこっちにも。
ちょうど花をつけている樹が多く、とても全部は見て回れませんが
入園料700円は安いと思いました。

はままつフルーツパーク アーモンドの花
はままつフルーツパークのアーモンド

はままつフルーツパーク  すももの花
同・スモモ

はままつフルーツパーク ハナモモの花
同・ハナモモ


4月8日は愛知県内です。
この日は朝冷え込みましたが、良く晴れて気温も上がり
気持ちいい花見日和になりました。

豊田・花遊庭 ミモザ
豊田・花遊庭のミモザ

ここはこじんまりとした町なかの結婚式場ですが、
庭が一般解放され、この時期は花でいっぱいです。


岡崎・奥山田のしだれ桜
岡崎・奥山田のしだれ桜

樹齢千三百年?という伝承もあるエドヒガンの巨木です。
花は小ぶりで淡い色。

岡崎・奥山田のしだれ桜
岡崎・奥山田のしだれ桜
岡崎・奥山田のしだれ桜

岡崎・奥山田のサクラ

しだれ桜の近所の小川べりはまだ若い桜の並木がほぼ満開。
青空に映えます。
こちらも淡い色で小さくまとまった感じの花の姿。
ソメイヨシノではなさそうですが
なんだかはわかりません。

「木津川の地名を歩く会」2012年04月13日 23時50分00秒

最近、自著「鍾馗さんを探せ!!」を取り上げていただいたご縁で、
ブログ「木津川の地名を歩く会」の管理人さんとメールのやり取りをさせていただくようになりました。

木津川の地名を歩く会

トップのやさしいイラストは、管理人さんのお人柄がよく現れている感じ。
京田辺市にお住まいで、地元の歴史を研究・探訪するブログタイトルの研究会の他、
いろいろな活動を主宰されている、とてもエネルギッシュな方ですが、
難しい内容に触れているにも関わらず、文章はとっても平易で読みやすい。

身近な自然から、映画、古建築、人形など取り上げるテーマは多岐に渡り、
どの分野でもおざなりでない下調べをされた様子が窺えて、読み応えがあります。

そんな管理人さんに、鍾馗さんへの関心を持っていただくことに成功!
今、とっても熱心に探していただいています。

まもなく(4/15)開催予定の例会でも鍾馗さんを取り上げていただけるようで、
参加者の皆さんにも鍾馗さんを知っていただけるのではないかと期待しています。

例会案内の記事


まだまだ鍾馗はお休み中~富山・金沢訪問記 その12012年04月16日 20時40分22秒

このブログの売り物である、珍しい鍾馗さんが最近はちっとも出てきません。
今回もまったく関係ない記事ですので、悪しからずご了解ください。

下の娘はただいま金沢でひとり暮らし中で、浅野川べりに住んでいて、
部屋からは川沿いの遊歩道の桜並木がよく見えます。

学期の変わり目の四月初めには何かと用事があって出かけるのですが、
金沢の桜は例年四月も中旬以降が見ごろとなるため、
いずれ満開の時期に来てみたいと思っていて、今年念願を果たしました。

2012/4/14 土曜日はあいにくの小雨模様でしたが、富山付近を周遊。

富山城のすぐ北を流れる松川沿いに立派な桜並木があります。

富山市・松川の桜並木

ほぼ満開。
雨模様のため人手は少なく、屋台もお休みです。

富山駅のあたりで白えびとホタルイカをいただいた後、
鉄分含有量の高いミニトリップ。

富山駅北→(富山ライトレール)→岩瀬浜→(射水市連絡バス)→堀岡→(県営渡船)→越ノ潟→(万葉線)→本丸会館前→(徒歩)→高岡→(JR)→富山

おしゃれなLRT2路線と、無料の渡し船を使って約3時間、乗り物好きには垂涎もののコースではないでしょうか。

富山ライトレール、昔は国鉄富山港線で、確か日本一駅間距離の短いところがあるので有名なローカル線だったと思いますが、今では15分間隔でLRTが走っていて、地元の人の足としても復活しています。この日も老若合わせてまずまずの乗客数。
15分に一本来て、料金は200円ならあてにして使えますよね。

岩瀬浜駅を降りてすぐに、堀岡乗船場行き射水市コミュニティバスに乗り換え。
岩瀬浜周辺の集落を散策する案もあったのですが、駅に着くと一日三本しかないバスが待っていたので、町並み散策を省略してバスの客に。
またいつか、ゆっくり訪ねよう。

堀岡発着場と新湊大橋

フェリー乗船場前がバスの終点。降りると古い町の向こうに巨大な吊り橋がそびえています。

富山県営渡船(越ノ潟フェリー)

フェリーは無料。向こうに見える橋(新湊大橋)はこの秋開通予定で、その後このフェリーは廃止されるそうです。
わずか5分程度のほんとに短い船旅ですが、乗るなら今のうちです。

このフェリーは富山新港の湾口部を結んでいます。
新港周辺は大工場が立地して港には大きな貨物船が停泊していました。
それらの船を通すためにこんなに高い橋脚が必要となったのでしょうが、
フェリー廃止、橋をどうぞと言われても、徒歩や自転車で渡りたい人は困ってしまいますね。

ちなみに富山新港はかつては放生津潟という潟湖で、景勝地としても親しまれていたということですが、昭和四十年代に湾口を開削し、湖を掘り下げて水深を確保した工業港として生まれ変わったそうです。

このあたりの経緯はこの本に詳しいです。
 続・日本列島地図の旅 大沼一雄著

船を降りると目の前が万葉線・越ノ潟駅です。

越ノ潟駅・万葉線

かっこいいですね。
我々の駅到着と同時に電車も来ました。
ここまで異様に連絡が良い。

本丸会館前で途中下車して立ち寄った高岡古城公園の桜はまだちょっと早かった。
富山と高岡で結構違うものですね。

高岡古城公園の桜



あっちこっち寄り道してたどり着いた金沢の娘の下宿から見た浅野川の夕景。
期待通り桜は満開。肌寒い日でしたが
待ちきれない人達はシートをひいて夜桜見物中。

金沢・杜の里付近の浅野川・夕方の桜並木

期待していた通り、とってもきれいです。
昼間の景色も楽しみですが、長くなりましたのでつづきは明日にでも。


この日、一応鍾馗さんもきょろきょろ見ていましたが、
まったく見つかりませんでした。
唯一見かけた人形の瓦は高岡市内の大黒さん。
高岡市内で見かけた大黒さん

このあたりでは、恵比寿・大黒は少ないながらも時々見かけます。
ひょっとしたら鍾馗さんもどこかに隠れているのかもしれません。

まだまだ鍾馗はお休み中~富山・金沢訪問記 その22012年04月18日 22時36分34秒


金沢・浅野川沿いの桜

4.15(日)の金沢は穏やかに晴れて絶好の散歩日和。
杜の里から浅野川に沿って浅野川大橋まで往復しました。

金沢・もりの里付近の浅野川と桜

娘の下宿のあたりの風景。
この景色を想像して、ロケーションを決めました。正解だったと思います。
といっても娘がどう思っているかは知りませんが。

金沢・もりの里付近の浅野川と桜

対岸からはこんな眺め。

金沢・もりの里の散策路の桜

堤防はこんな感じの遊歩道です。
このアパートもすごくいいと思ったのですが、あいにく空いていませんでした。

金沢の桜

浅野川の堤でつくしを摘むおばあさん

下っていくと周囲は戸建ての住宅街に変わっていきます。
桜の下のおばあさんは、つくし摘みに余念がありません。

金沢・東茶屋町付近の桜 2012.4.15

浅野川大橋に近づきました。ここも満開です。
この裏手が東茶屋街になります。

キンポウゲの仲間

さほど広くない河原ですが、いろいろな花が咲いています。

おおいぬのふぐり

菜の花


からすの行水

水ぬるむ季節、鳥たちもなんとなくのんびりしています。
からすは行水中。

金沢・浅野川の鳶

金沢・浅野川のカルガモ

こんな散策コースが身近にある人たちがうらやましいです。

(予告)TV、新聞で紹介されます!!2012年04月19日 00時15分09秒

拙著「鍾馗さんを探せ!!」がまたメディアで紹介いただけることになりました。

(TV)

KBS京都「やのぱんの生活情報部」 4月24日(火) 19:00-19:55

 残念ながら愛知県では視聴できません。
 京都在住の方、ぜひご覧ください!

(新聞)

毎日新聞 4月22日(日) 書評欄

 コンビニに走らねば!

鍾馗さんを探せ-店頭ポスター

毎日新聞に書評が掲載されました2012年04月22日 22時37分55秒

予告しましたとおり、今朝(4月22日)の毎日新聞「今週の本棚」欄に
「鍾馗さんを探せ!! 京都の屋根のちいさな守り神」の書評が掲載されました。

ずいぶん大きな記事で、鍾馗さんの写真も大きく2体載せていただいています。

評者は井波律子さん
中国文学がご専門で、鍾馗を語るにはうってつけの方ですが、
私は著書を一冊しか読んだことがありません。ごめんなさい。

とっても好意的に紹介していただき、嬉しいやら気恥ずかしいやら。

書評のタイトル「変貌する京都の町の表情をすがすがしく」 

正直いって照れます・・
実際の探索は、特にこれからの季節は汗まみれで、
「すがすがしく」の対極なんですけどね (;^_^A


書評はネットでも見ることができます。

ぜひご覧ください。


2012/4/21 久しぶりの探索 - 大府市~日進市2012年04月23日 22時27分31秒

ほぼ一か月ぶりとなる鍾馗探索に出かけました。
これだけ間が空くのは珍しいことです。

JR東海道線共和駅(大府市) → R23有松IC(名古屋市緑区)→名鉄本線中京競馬場前(豊明市)→前後駅(同)→大久伝(同)→沓掛(同)→祐福寺(東郷町)→和合(同)→名鉄日進駅(日進市)

名古屋近郊の住宅地、農地、工業地域が混在する地味な地域にわずかに残る
昔からの集落を縫い歩きました。
約28km 5時間ちょっとの行程です。

見つかった鍾馗さんは10体。
新種発見はありませんでしたが、このあたりにもそれなりに鍾馗文化がつながっていることが確認できました。

名古屋市緑区桶狭間の鍾馗さん
(名古屋市緑区桶狭間) #0104


豊明市前後町の鍾馗さん
(豊明市前後町) #0041


ときどき雨のぱらつく曇りがちの一日でしたが、
たまに日が射したので、帰ると顔がまっかっか。
今年の初日焼けになりました。


花畑

野にも畑にも花がいっぱい。
こんな感じに自然に咲き乱れる姿が好きです。


コチドリ

コチドリもやってきていました。

三年連続 京都で名残の桜見物2012年04月25日 00時08分57秒

4月22日(日) 雨の京都に行ってまいりました。
目的は鍾馗さんでなく桜、振り返ってみると昨年も一昨年も桜を見に京都を訪れています。


行き先も北野・平野神社から西陣・雨宝院あたりとほぼ同じコース。
ソメイヨシノは完全に葉桜ですが、遅咲きの品種が楽しめます。

傘を差しながら花を眺め、写真を撮るのは忙しいですが、
雨のせいもあって、人手はぱらぱら。
静かな花見を楽しめます。

雨に濡れる花や葉がきれいだったので、コメント抜きで何枚か、
いずれも平野神社です。

桜 京都北野・平野神社

桜 京都北野・平野神社

桜 京都北野・平野神社

桜 京都北野・平野神社


遅咲きの緑色の花をつける桜、御衣黄(ぎょいこう)と鬱金(うこん)が
このあたりで見られます。去年までより1週間遅く訪れたためか、今回いづれも見頃を迎えていました。

御衣黄(2012年 平野神社)
(御衣黄・平野神社)
とても濃い緑色で花弁は縮れています。白菜みたい。
御衣黄(2012年 雨宝院)
(御衣黄・雨宝院)
色は薄く、中心に紅色が差していますが花弁の形は同じですね。
御衣黄(2012年 嘉楽中学校)
(御衣黄・嘉楽中学校)
色合いは雨宝院に似ていますが、花びらの縮れはあまり目立たず、
ずいぶん違った印象を受けます。
鬱金(2012年 平野神社)
(鬱金・平野神社)
こうして並べると嘉楽中学校の花ととっても似ている。
嘉楽中学校のが鬱金であれば、素人としてはとっても納得がいくのですが・・

昨年も同じいちゃもんをつけていますね。我ながらしつこい。


最後に嬉しい鍾馗さん情報です。
嘉楽中学校前の鍾馗?さん(2005年10月)

2005年10月に五辻通・嘉楽中学校の前の町屋にあげられていました。
木製でとても小さいうえ、およそ鍾馗さんには見えない姿ですが、
本人は悠然と通りを睨んでいました。
2010年4月まではあったのですが、同年10月に訪れた際には家ごとなくなっていて
消滅したとあきらめていました。

嘉楽中学校前の鍾馗?さん(2012年4月)
ところが今回再発見!

今どきの家に建て替わっていましたが、鍾馗さんだけは復活して
玄関の上で悠然と曇り空を眺めていました。


ちなみに建て替え前も建て替え後も、鍾馗さんを固定する針金の取り回しがとっても丁寧です。瓦屋さんか家人かわかりませんが、こだわりを感じずにはいられません。

町屋の建替えは残念ですが、鍾馗さんだけでもこうして残されました。
当分は安泰でしょうから、まずはめでたいことです。