2009/5/31 名古屋市瑞穂区2009年06月01日 22時00分04秒

井戸田町の鍾馗さん
5月31日は瑞穂区のパン屋「プーフレカンテ」へ。
このお店、食パンは予約しないと買うことができません。
先日初めて訪れたときは店の壁にずらりと並んだ食パンを
入手することができず、私というか、連れが悔しい思いを
したためのリターンマッチです。

とはいえ焼きあがりは4時以降。
それまでの間、近所の町で鍾馗探索することに。

井戸田町、津賀田町を再訪しました。

 先回発見の鍾馗さん

少なくとも鎌倉時代くらいまでは
歴史が遡れるらしいこのあたり。
お寺がいくつかあり、入り組んだ細い道が
いかにも鍾馗さんが隠れていそうな雰囲気を
漂わせています。

実際に訪れてみると家はかなり更新が進んでいましたが
今回、井戸田町では新たに6体の鍾馗さんを
見つけることができました。

肝心の?プーフレカンテの食パンですが
「パンドミー」という種類を購入。
お味はというと・・
連れは「おいしー!!」と言っておりました。
私はまだ食べていません。

不思議な農夫の棟瓦2009年06月02日 23時34分50秒

日野町寺尻のお百姓さん
日野町寺尻で見つけた棟瓦。
麦わら帽子に鎌を持ち、タンポポ?を刈っています。

よく見てみると、碑文のように文字が刻んであります。

 昭和二十○○○
 日野清雲
 竹村幸雄
 ○○

下のほうには英文

 Sato Tar○
 Sio ○○○○○ HOT
 Kawar ○○○

これだけでは何だかわかりませんが・・

反対側の棟瓦も同じように農夫の姿、
こちらは鍬を持っていますが碑文はありません。
反対側の農夫


家を建築した際の施主の姿でしょうか。


【0932】東近江市川合2009年06月03日 23時48分47秒

東近江市川合の鍾馗さん
【所在地】 滋賀県東近江市川合
【発見日】 2008/4/12
【撮影日】 2008/4/12
【整理番号】 0932WX1
【発見数】 1
【リンク】
収蔵室
よりぬき
【コメント】
袖まくりしたような姿と
普通の長い官衣と違って裾が短く
足を出しているので
マッチョな印象になっています。
 こちらの鍾馗さん
作風は異なりますが共通の雰囲気を持っており、
近くなので、どちらかが影響を受けたのでしょうね。

【0773】東近江市蛇溝町2009年06月04日 23時15分12秒

東近江市蛇溝町の鍾馗さん
【所在地】 滋賀県東近江市蛇溝町
【発見日】 2007/5/12
【撮影日】 2007/5/12
【整理番号】 0773DX
【発見数】 1
【リンク】
収蔵室
よりぬき
【コメント】
鼻と眉以外はほとんど平らです。
微妙に湾曲していて
どうも平瓦の裏面を彫り込んだように見えます。

【0935】東近江市上平木町2009年06月05日 21時27分39秒

東近江市上平木町の鍾馗さん
【所在地】 滋賀県東近江市上平木町
【発見日】 2008/4/19
【撮影日】 2008/4/19
【整理番号】 0935LX
【発見数】 1
【リンク】
収蔵室
よりぬき
【コメント】
素朴ですが、マッシブで力感にあふれています。
ただ、天気が良すぎてコントラストが強く、
細部が見えないのが残念。

【0112】近江八幡市薬師町2009年06月06日 23時49分28秒

近江八幡市薬師町
【所在地】 滋賀県近江八幡市薬師町
【発見日】 2004/12/25
【撮影日】 2006/6/10
【整理番号】 0112LX_S
【発見数】 1
【リンク】
収蔵室
よりぬき
【コメント】
近江八幡市の旧市街では、あちこちで鍾馗さんの姿を
見ることができます。

これもその1体。
自分も少し前から存在を知っていました。

軒にかわいらしく腰を下ろしています。

2009/6/6 京田辺~久御山~八幡2009年06月07日 21時59分00秒

八幡市川口の鍾馗さん
6月6日は京都遠征。
京都といってもかなり南方、
近鉄新田辺駅から京阪八幡市駅まで。
ほとんどは田園地帯を歩きます。

この2駅間、普通に歩けば10km強ですが、
そこは集落を訪ね、あちこちうろうろ
木津川を渡って久御山町まで大迂回しているので
歩いた距離は37kmほどになりました。
午前中は曇り空で助かりましたが、
昼からは晴れてしまい暑いこと暑いこと。

歩いていて感じたのですが、集落のたたずまいが
西濃、養老あたりとよく似ています。特に久御山町内。
比較的ばらけた家々が周囲より1mくらいは土を盛り上げ
石垣をめぐらせた土地に建てられています。

このあたりで、桂川、宇治川、木津川の3河川が
合流し淀川になります。
低い土地ですので昔から住民は水害に悩まされ、
その結果が、今見られるような微高地の集落や
輪中のような景観につながっているとのことです。
(参考:地図で読む百年 近畿Ⅰ 古今書院)

肝心の鍾馗さんですが、見つかった数は今年一番の57体。
以前に木津川右岸の城陽市方面では
あまり見つからなかったので、うれしい誤算でした。
京都・大阪へ若干時間がかかることで、
比較的古い集落が点在して残されたようですね。

流れ橋2009年06月08日 22時25分48秒

木津川流れ橋
土曜日の田辺、八幡探訪に『木津川流れ橋』を
組み込みました。
八幡市上津屋から久御山町佐山にかかる
日本でも有数の木造橋です。
正式名称は「上津屋橋」ですが「流れ橋」として
知られます。
時代劇のロケ地としても有名です。

全長350mほどで当然車やバイクは通れません。
歩いて渡ると結構渡りがいがあります。

歩いた感想。
川が近い。
ご覧のとおり欄干はないので
一見怖いですが、水面までは5mくらい。
これなら落ちても大事にはならなそう。
川原の葦原でさえずるホオジロやオオヨシキリの姿も
間近に見られます。

普段はせかせかと歩く鍾馗探索人も歩みを緩める
ひとときでした。

帰りは少し下流の木津川大橋を渡りました。
国道1号を走るトラックの巻き上げる風に
おびえながら、煤煙に負けじと
煙草をふかして足早に通過しました。
行きとは大変な違いです。

【0520】栗東市高野2009年06月09日 23時17分59秒

栗東市高野の鍾馗さん
【所在地】 滋賀県栗東市高野
【発見日】 2008/5/31
【撮影日】 2008/5/31
【整理番号】 0520DO2
【発見数】 9
【リンク】 収蔵室
【コメント】
鬼を踏みつけたり、首根っ子をつかんでいたりする
鍾馗さんはよく見られます。

ところがこの鍾馗さんは
「鬼」の文字を踏みつけています。
かなり技術の高い鍾馗さんなのですが、
鬼の姿を彫るのが面倒くさかったのでしょうか?
この鍾馗さんは草津から近江八幡にかけて、
ところどころで目にすることができますので
探してみてください。

同じように鬼の字を踏んでいる鍾馗さんは
大津市でも見られます。
こちらは鍾馗さんの造形も手抜き風。

【0747】近江八幡市浅小井町2009年06月10日 21時20分15秒

近江八幡市浅小井町の鍾馗さん
【所在地】 滋賀県近江八幡市浅小井町
【発見日】 2007/4/14
【撮影日】 2007/4/14
【整理番号】 0747DX1,0747DX2
【発見数】 2
【リンク】 収蔵室
【コメント】
水玉模様の衣服がキュートで、
リズミカルな彫りに技の冴えを感じます。
棟の反対側にも鍾馗さんがいます。
反対側の鍾馗さん