2014/2/9 西尾市寺津 ― 2014年02月12日 23時20分25秒
西尾市寺津町は西尾市の西郊で三河湾にも近く、
古くから農業・漁業の他、製塩も営まれていたようです。
町並みは農村の趣きで、あまり漁村の雰囲気は感じられません。
このあたりの鍾馗探訪は3回目、周辺の巨海町、刈宿町なども歩きました。
国道247号線で町内を北上すると、道路が緩くカーブする突き当りに
寺津神社の鳥居が鎮座しています。
ランドマークとしてとっても印象的です。
新種の発見はなく、再録が中心となりました。
寺津町内でこの二体を記録しているだけの珍しい鍾馗さんです。
こちらもこのあたりに分布が限定される珍しい鍾馗さんです。
左二つが寺津町、仲が刈宿町で発見。右は少し離れた蒲郡市の鍾馗さんですが
他には西尾市内に二体見つかっているだけです。
#0089は各地でたくさん見つかる量産型ですが、今回寺津町で見つけた鍾馗さん(左)は、標準型の右のタイプに比べて野暮ったい印象です。
常滑市大谷の一体に続く二体目の発見です。
これらの鍾馗さんは型で取った後、
職人さんがひとつひとつヘラで修正/仕上げをしたのだと思われ、
シルエットは同じでも表情などは一体々々、結構違っています。
ちなみにこのあたり、鍾馗さん以外にもみちくさ系のお楽しみがいろいろあって
常福寺大仏
常福寺の大仏(刈宿町)
像高 7m 台座込みだと14m
昭和三年の建立
この近所に「ぶっ飛んだ」鬼を従えた閻魔堂があることを知っていたので
探してみたものの見つからず。帰ってから地図で調べたら、すぐ裏の道を歩いていたのに気づきませんでした。自分にがっかりです。
という訳で、ご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
鍾馗にもこんな奴、よくいます。
(2月15日追記)
その後、この閻魔堂のことをネットでいろいろ見ていたら
決定版とも言うべき情報に行き当たりました。
見事な取材で謎を明らかにしています。必読。
三河線廃線跡
2004年に廃止された名古屋鉄道三河線はこの寺津集落を通っていました。
廃線跡はレールは撤去されたものの、まだ明らかに廃線跡とわかる痕跡が
たくさん残っています。
この日歩いたコースでは都合4回、廃線跡を横切りました。
ここはホームの痕跡があって、ちょっと調べてみると
「北寺津駅」があったところのようです。
路線の廃止は2004年ですが、
この駅は早くも1944年に営業を休止してしまったそうで
使われていたのは70年も前のことです。
経過した時間の割りには姿をよくとどめています。
中日ドラゴンズのレジェンド
岩瀬仁紀投手がここ寺津町の出身です。
町を歩いていても「岩瀬xx」という看板や表札をやたら目にしますので、
彼が根っからのじもピーであることがわかります。
地元中学にはこんな記事もありました。
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