2013/1/19 大和八木~田原本、郡山、斑鳩(4)2013年02月02日 00時02分17秒

続きです。
一応今日で完結予定。

今日の鍾馗さんもすべて、おとんさんにご案内していただいたものです。


斑鳩町法隆寺の鍾馗さん
斑鳩町法隆寺  #467に収録予定

地名からは百人中、百人の方がかの有名な古刹を思い起こすと思いますが
実際には(お寺の)法隆寺からは北方に3kmほども離れた山中の小集落に
この鍾馗さんと次の鍾馗さんはおわします。

集落中の道一本はさんだ西側は平群町白石畑という地名になり、
連続した集落がふたつに分断されたような、どうも不自然な印象です。
なにか歴史的経緯があるのだと思いますが、知る由もありません。

お寺の境内から、少し見下ろす位置に上の鍾馗さんがあります。
見下ろすアングルは鍾馗さんの撮影ではほとんど機会がありませんが、
下から見上げるのに比べて、鍾馗さんの自然な表情をとらえることができる気がして
お気に入りです。



斑鳩町法隆寺の鍾馗さん
斑鳩町法隆寺  #286に収録予定

最初の鍾馗さんの反対側。
三段がさねの菱餅のような帽子がトレードマークです。
次の二体と合わせ安堵町、斑鳩町、川西町、大和郡山市の西端といった
ごく狭い範囲だけで八体を記録しています。


安堵町笠目の鍾馗さん
安堵町笠目  これも#286に収録予定


安堵町笠目の鍾馗さん
安堵町笠目  これまた#286に収録予定

鍾馗さんの兄弟を識別するとき、一番頼りにするのはやはり顔の第一印象で、
人間の脳は人の顔を見分ける回路が特別に発達していることを実感します。

以上三体の鍾馗さんも顔を見れば、
兄弟であることを納得いただけるのではないでしょうか。


斑鳩町目安の鍾馗さん
斑鳩町目安 #1444として収録予定

撮影条件は悪く、遠くて逆光。うつろな無表情です。


斑鳩町目安の鍾馗さん
斑鳩町目安 #1444(暫定)として収録予定

上の鍾馗さんと同じ家で上下に並んでいるのですが、
肝心のお顔が隠れてしまいました。
同じ家にあるのでとりあえず兄弟として登録しますが、身体の各部を見ても
とうてい兄弟とは思えません。
次回、顔をうまく写せたら再分類します。


斑鳩町目安の鍾馗さん
斑鳩町目安 #1445として収録予定

座っているようです。遠くからしか写せないのが残念ですが、
他に見たことのない唯一無二の鍾馗さん。


四回にわたった19日の奈良県探訪はこれで終わりです。
些細な薀蓄にお付き合いいただきありがとうございました。