やっぱ痒い! ― 2011年02月25日 20時01分27秒
昨日の続き。
おとんさんから痒そう!というコメントをいただいて、
ふと、ちょっと前の写真と見比べてみました。
左は2006年7月、右が先日の土曜日です。
やっぱり着実に苔が大きくなっている。
取ってあげたいですね。
以前に加西市の鍾馗さんを訪ねて市の学芸員の方にお会いしたとき、
「苔むした鍾馗さんに傷や手垢をつけたくなかったので、
苔をピンセットで丁寧に取りました」とおっしゃるのを聞いて
感動したことを思い出しました。
【鍾馗探訪ガイド】京都府木津川市山城町上狛 ― 2011年02月25日 21時03分45秒
先回紹介の木津町とは、木津川をはさんで隣どおし。
この地図で川の南側は先回紹介した木津町の町外れ。
北側は山城町上狛の南端です。
今はどちらも木津川市になってしまい。地名が長くて煩わしいですね。
上狛側は石造の地蔵菩薩が有名な泉橋寺を中心とする古い集落で
お寺を取り囲むように沢山の鍾馗さんが見られます。
(2)収蔵室番号 #0007 2005/9/18 発見 2009/7/25 撮影
(3)収蔵室番号 #0014 2005/9/18 発見 2009/7/25 撮影
いっぽう、奈良線上狛駅周辺には中世の環濠集落に起源を持つ
上狛集落が古い佇まいを残していて、ここがまた鍾馗さんの宝庫。
(4)収蔵室番号 #0686 2006/11/11 発見 2009/7/25 撮影
(5)収蔵室番号 #0687 2006/11/11 発見 2009/7/25 撮影
ここで紹介した以外にもまだまだ個性的な鍾馗さんがたくさんいます。
集落内の迷路のような細道をきょろきょろしながら歩いてみてはいかがでしょうか。
ただし、観光客がくるようなところではありませんので、
くれぐれも笑顔を絶やさず、不審者と間違われないように。
後、当たり前ですが鍾馗さんは個人の所有物。
勝手に敷地に入ったりはご法度。
家の人がいらっしゃる場合はひとこと声をかけてからにしましょう。