「第3回 屋根神ウオーク」に参加!2009年11月01日 22時43分37秒


名古屋周辺に残る習俗「屋根神さま」。

今日は、特に集中する西区内の屋根神さまを
歩いて見て回るイベントに参加しました。

あくまで個人のお宅が魔除けとしてあげる鍾馗さんと異なり、
屋根神さまは町内の隣近所が共同して営み、
皆で守っていくものだそうです。

主催者のひとり、森 実さん  は
都市化や社会構造の変化で減りつつある屋根神さまと
それを守る人々を写真などで紹介し続けています。

活動を通じて、屋根神さまを守る人たちと、
それに関心を持つ人の仲立ちをすることで、
守る人の誇りを呼び覚まし、
いっぽう認知度を高めることで
保存の気運を高めるといった、
相乗効果をめざしておられます。


鍾馗も同じ民間信仰つながりということで、
森さんとはブログを通じて交流があるのですが、
面白い鍾馗を見つけたといっては喜んでいる、
単純な当管理人とは比べものになりません。


前置きが長くなりましたが、
9:30に地下鉄浅間町駅集合。
すごい人です。
管理人夫婦より若い人は、ちらほらいる程度で
参加者平均年齢は65歳くらいかな。

大勢で揃って歩くのかと思っていましたが、
わりとばらけた感じでウォーキングスタート。
頂いたルートマップに沿って
各自自分のペースで歩きます。

曲がり角ごとに矢印でルート案内が掲示されているので
これなら迷うことはないですね。

また、屋根神さまのあるところでは、
スタッフの方が待っていてくれて説明してくれます。

押切から東枇杷島へ向かい、中間点となる神社では
大福餅にお味噌汁、コーヒーなども振舞われています。

非常に大勢のスタッフ(ボランティア?)の方が
イベントを支え、盛り立てていることにびっくりです。

栄生をぐるっと回って、産業技術記念館がゴール。

パンフに記載された、ルート外の屋根神さまも
見て歩いた管理人の歩行距離は8kmくらいでした。

森さんもブログで書いておられますが、
コースを少し外れたところにあった屋根神さまが
まさに撤去されたばかりでした。
守ってきた人たちからそのことを伺うという、
リアルな現実も目の当たりにしましたが、

大変なご苦労でイベントを企画・実行される、
森さん達の努力が実を結ぶことを祈ります。