2009/8/8 境港 その1 ― 2009年08月10日 17時30分45秒
始まりはNHKの『熱中時間』。
今年初めの放送で、三遊亭円丈師匠が
「狛犬熱中人」として登場していました。
鍾馗と狛犬、何となく共通性もあって、
その気持ちわかるわかる、と
にこにこしながら見ていました。
ところが師匠が狛犬を探して
鳥取県の境港市を訪れたカットで、
思わず「!☆!☆!」
身を乗り出してしまいました。
神社の奉納物として紹介された
狛犬の隣に鍾馗さんが映っているではありませんか。
一瞬のことで自信がなかったので
早速再放送予定を調べて録画し、
再確認すると間違いありません。
ベージュ色の見たこともない鍾馗さん。
昨年末、岡山県内を探索して
完全に振られましたので、
さらに遠い山陰地方は私の鍾馗地図では
完全に調査対象外でしたが、
これで一気にクローズアップです。
とはいえ、さすがに遠いし、
たかが1体のためにはるばると・・
行ってきましたこの週末。
帰省ラッシュの開始が予想される中、
なんとか大阪周辺の渋滞を
早めに通過するために
8月8日早朝3時の出発です。
朝の5時でも名神大山崎・吹田間は
20kmの渋滞。
「いったいどうなっとんじゃ」と
皆さんに比べれば
ずっと不要不急の用事で出かけた男は、
自分のことはすっかり棚に上げて毒づきます。
ともあれ6時間ほどで境港に到着。
駅前通りは「水木しげるロード」として整備され
めでたいことに観光客でいっぱいですが、
目もくれずに目的地へ向かいます。
どきどきしてきます。
(つづきます)
今年初めの放送で、三遊亭円丈師匠が
「狛犬熱中人」として登場していました。
鍾馗と狛犬、何となく共通性もあって、
その気持ちわかるわかる、と
にこにこしながら見ていました。
ところが師匠が狛犬を探して
鳥取県の境港市を訪れたカットで、
思わず「!☆!☆!」
身を乗り出してしまいました。
神社の奉納物として紹介された
狛犬の隣に鍾馗さんが映っているではありませんか。
一瞬のことで自信がなかったので
早速再放送予定を調べて録画し、
再確認すると間違いありません。
ベージュ色の見たこともない鍾馗さん。
昨年末、岡山県内を探索して
完全に振られましたので、
さらに遠い山陰地方は私の鍾馗地図では
完全に調査対象外でしたが、
これで一気にクローズアップです。
とはいえ、さすがに遠いし、
たかが1体のためにはるばると・・
行ってきましたこの週末。
帰省ラッシュの開始が予想される中、
なんとか大阪周辺の渋滞を
早めに通過するために
8月8日早朝3時の出発です。
朝の5時でも名神大山崎・吹田間は
20kmの渋滞。
「いったいどうなっとんじゃ」と
皆さんに比べれば
ずっと不要不急の用事で出かけた男は、
自分のことはすっかり棚に上げて毒づきます。
ともあれ6時間ほどで境港に到着。
駅前通りは「水木しげるロード」として整備され
めでたいことに観光客でいっぱいですが、
目もくれずに目的地へ向かいます。
どきどきしてきます。
(つづきます)
2009/8/8 境港 その2 ― 2009年08月10日 18時01分52秒
番組では神社名などは出ていませんでしたが、
師匠の持つ地図が映っていましたので
大体の場所はわかります。
その地域に神社は3つだけのようですので、
その3つを回れば鍾馗さんに出会えるはずです。
あらかじめ映像は頭にしっかり入れてきたので、
現地で最初の神社に着いたとき、
「ここで間違いない」とほぼ確信しました。
ところが、ないんですねぇ。
拝殿の裏に本殿があり、
そこに狛犬と並んでいるはずなのに
狛犬も鍾馗も姿がありません。
あまり拘ってもしょうがないので、
他の神社かもと思いなおし、
早々にそちらへ向かいます。
次の神社は地図にはあれど影も形もなし。
この何年かの間に廃社になったと思われます。
規模も小さいのでここはほぼ素通り。
3つ目はどうも映像の記憶とは違っていて
やはり鍾馗さんはなし。
これは緊急事態、はるばる尋ねてなんてこと。
もう一度始めの神社に戻って見渡しましたが
やはりなし。
片付けられてしまったか、
そもそも別の神社なのか、
いずれにせよ見込み違いと判断するしかなさそう。
これ以上の手がかりもありませんし、
その辺の人に「鍾馗知りませんか?」なんて
聞いたら逃げられますよね。
ほぼあきらめモードで、クルマでまわれる
周囲の神社を2つほど回ってみましたがだめ。
久々の敗戦、KO、完敗です。
**後日記**
悔しいので帰宅後、さっそく録画を再確認して、
からくりがわかりました。
映像では、
(第1カット)
神社に入っていくところで全景が映り、
(第2カット)
次に師匠が拝殿に向かって参拝、
(第3カット)
それに続いて裏手の本殿を
師匠が覗き込んでいるところに鍾馗さんが
映りこんでいます。
第1カットの神社は私が訪れたところで間違いなさそう。
ところが第2カットを良く見ると、拝殿の形が全然違う!!
どうも二つの神社の映像をつなぎ合わせて
一つに見せかけたようです。
素人の見立てですので断言はしづらいですが
やってくれるね NHKさん!!
境港の鍾馗さんはいずこに・・・
(まだつづきます。くどいか?)
師匠の持つ地図が映っていましたので
大体の場所はわかります。
その地域に神社は3つだけのようですので、
その3つを回れば鍾馗さんに出会えるはずです。
あらかじめ映像は頭にしっかり入れてきたので、
現地で最初の神社に着いたとき、
「ここで間違いない」とほぼ確信しました。
ところが、ないんですねぇ。
拝殿の裏に本殿があり、
そこに狛犬と並んでいるはずなのに
狛犬も鍾馗も姿がありません。
あまり拘ってもしょうがないので、
他の神社かもと思いなおし、
早々にそちらへ向かいます。
次の神社は地図にはあれど影も形もなし。
この何年かの間に廃社になったと思われます。
規模も小さいのでここはほぼ素通り。
3つ目はどうも映像の記憶とは違っていて
やはり鍾馗さんはなし。
これは緊急事態、はるばる尋ねてなんてこと。
もう一度始めの神社に戻って見渡しましたが
やはりなし。
片付けられてしまったか、
そもそも別の神社なのか、
いずれにせよ見込み違いと判断するしかなさそう。
これ以上の手がかりもありませんし、
その辺の人に「鍾馗知りませんか?」なんて
聞いたら逃げられますよね。
ほぼあきらめモードで、クルマでまわれる
周囲の神社を2つほど回ってみましたがだめ。
久々の敗戦、KO、完敗です。
**後日記**
悔しいので帰宅後、さっそく録画を再確認して、
からくりがわかりました。
映像では、
(第1カット)
神社に入っていくところで全景が映り、
(第2カット)
次に師匠が拝殿に向かって参拝、
(第3カット)
それに続いて裏手の本殿を
師匠が覗き込んでいるところに鍾馗さんが
映りこんでいます。
第1カットの神社は私が訪れたところで間違いなさそう。
ところが第2カットを良く見ると、拝殿の形が全然違う!!
どうも二つの神社の映像をつなぎ合わせて
一つに見せかけたようです。
素人の見立てですので断言はしづらいですが
やってくれるね NHKさん!!
境港の鍾馗さんはいずこに・・・
(まだつづきます。くどいか?)
2009/8/8 気をとり直して松江 ― 2009年08月10日 18時42分52秒
かなりがっかりしていましたが、
気分を換えて、この後は観光です。
(ちょっとは鍾馗も探しながら)
ご存知の通り、境港は弓ヶ浜の先っぽにあって
西側は中海。その向こうは松江です。
山陰に来るのは三十数年ぶりで、
ほとんど初めてのようなものです。
せっかくなので立ち寄ることにしました。
中海に浮かぶ大根島は、
橋がかかって簡単に行くことができ、
さらに対岸の松江まで堤防道路を通って
行くことができます。
こういう、海の中道のようなルートは
なぜか好きなので迷わず選択し、
島の中の集落でついでに鍾馗探訪も。
当然のように鍾馗は見つかりませんでした。
これはもう織り込み済なので落胆はなし。
写真は大根島の一角。
苔むし具合がいい感じ、です。
この地方の民家の瓦は基本的にいぶしではなく
陶器瓦のように釉薬がかかっています。
色は赤みがかった黒か、オレンジに近い朱色が目立ちます。
そして、大棟に鯱ホコを乗せた家の多いこと多いこと!
それ以外の瓦の装飾は全般に少なく、
定番の七福神もまったく見ることはありません。
どこを歩いても鍾馗さんの気配を
感じることはありませんでした。
昼には松江着。
一人旅ですが、松江城に小泉八雲記念館、
普通に観光しました。
もちろん鍾馗さんは見つからず。
ここまで500km走行していますが、
明日を楽にするために、
今日はもうひとがんばりして姫路まで戻ります。
気分を換えて、この後は観光です。
(ちょっとは鍾馗も探しながら)
ご存知の通り、境港は弓ヶ浜の先っぽにあって
西側は中海。その向こうは松江です。
山陰に来るのは三十数年ぶりで、
ほとんど初めてのようなものです。
せっかくなので立ち寄ることにしました。
中海に浮かぶ大根島は、
橋がかかって簡単に行くことができ、
さらに対岸の松江まで堤防道路を通って
行くことができます。
こういう、海の中道のようなルートは
なぜか好きなので迷わず選択し、
島の中の集落でついでに鍾馗探訪も。
当然のように鍾馗は見つかりませんでした。
これはもう織り込み済なので落胆はなし。
写真は大根島の一角。
苔むし具合がいい感じ、です。
この地方の民家の瓦は基本的にいぶしではなく
陶器瓦のように釉薬がかかっています。
色は赤みがかった黒か、オレンジに近い朱色が目立ちます。
そして、大棟に鯱ホコを乗せた家の多いこと多いこと!
それ以外の瓦の装飾は全般に少なく、
定番の七福神もまったく見ることはありません。
どこを歩いても鍾馗さんの気配を
感じることはありませんでした。
昼には松江着。
一人旅ですが、松江城に小泉八雲記念館、
普通に観光しました。
もちろん鍾馗さんは見つからず。
ここまで500km走行していますが、
明日を楽にするために、
今日はもうひとがんばりして姫路まで戻ります。