【0157】温厚な老爺風 ― 2010年08月20日 22時39分11秒
【0077】見た目がよく似たローカル鍾馗さん達 ― 2010年08月13日 23時53分23秒
(東海市高横須賀町)
帯紐がクロスしているのが特徴のこのタイプは
愛知県と三重県に多く見られます。
帯紐がクロスしているのが特徴のこのタイプは
愛知県と三重県に多く見られます。
(京都市北区紫竹西南町)
こちらは帯紐がクロスしていません。
京都はこのタイプが主流で、愛知県にも多い。
こちらは帯紐がクロスしていません。
京都はこのタイプが主流で、愛知県にも多い。
(日野町上野田)
こちらは上にそっくりですが、なぜか左手を袖の中に隠しています。
左手が脱落した型をそのまま使い続けたのかも・・
滋賀県でよく見られます。
こちらは上にそっくりですが、なぜか左手を袖の中に隠しています。
左手が脱落した型をそのまま使い続けたのかも・・
滋賀県でよく見られます。
(近江八幡市北元町)
この鍾馗さんも帯紐がクロスしていますが、
丸顔にぎょろ目が特徴。
滋賀県を中心に分布。
この鍾馗さんも帯紐がクロスしていますが、
丸顔にぎょろ目が特徴。
滋賀県を中心に分布。
(蒲郡市府相町)
他に比べやや大柄で、各所の細工が細かく、
新しい鍾馗さんではないかと推測しています。
蒲郡ほか、東三河で少数を確認しています。
他に比べやや大柄で、各所の細工が細かく、
新しい鍾馗さんではないかと推測しています。
蒲郡ほか、東三河で少数を確認しています。
(養老町大巻)
これはこの1体だけの突然変異。
釉薬は措くとして、各部のバランスが他と微妙に異なっています。
これはこの1体だけの突然変異。
釉薬は措くとして、各部のバランスが他と微妙に異なっています。
【0089】知多半島のイケメン系 ― 2010年08月12日 23時55分46秒
【分布と記録数】 愛知県(80)、京都府(50)、三重県(6)、滋賀県(5)、
奈良県(1) 合計 (142)
【リンク】 博物館・収蔵室
奈良県(1) 合計 (142)
【リンク】 博物館・収蔵室
愛知県では、知多半島に特に多く見ることができます。
下が代表的なタイプで、整った姿型です。
下が代表的なタイプで、整った姿型です。
(常滑市蒲池町)
鬢の長い毛が巻き上がって帽子を包むようになっているのが共通の特徴。
鬢の長い毛が巻き上がって帽子を包むようになっているのが共通の特徴。
(武豊町)
愛知県では上の双子のような、簡略化された、小振りのタイプが見つかります。
京都に行くと、よく似ていますが、少し小振りで動きも穏やかなタイプが見られます。
愛知県では上の双子のような、簡略化された、小振りのタイプが見つかります。
京都に行くと、よく似ていますが、少し小振りで動きも穏やかなタイプが見られます。
(京都市上京区猪熊通)
(京都市上京区猪熊通)
よく似ていますが、左手拳の位置が違いますね。
あと下は少し中心線がずれている感じ。腰痛になるぞ。
後は例外的なタイプとなります。
よく似ていますが、左手拳の位置が違いますね。
あと下は少し中心線がずれている感じ。腰痛になるぞ。
後は例外的なタイプとなります。
(美浜町河和)
小振りで武豊町のに似ていますが、視線が下に行っています。この一体のみ。
小振りで武豊町のに似ていますが、視線が下に行っています。この一体のみ。
(東浦町藤江)
鬼退治中。分布は知多半島に5体のほか、蒲郡近辺で4体、
さらに伊勢湾をはさんで津市に3体。
海上交通による鍾馗の伝播を思わずにはいられません。
鬼退治中。分布は知多半島に5体のほか、蒲郡近辺で4体、
さらに伊勢湾をはさんで津市に3体。
海上交通による鍾馗の伝播を思わずにはいられません。
(南知多町中州)
立ち姿で剣を下におろしているのは、この一体のみ。
立ち姿で剣を下におろしているのは、この一体のみ。
【0098】 0094の弟分 ― 2010年08月07日 22時46分15秒
4種記録していて、こちらがスタンダードタイプです。
(津市河芸町南黒田)
次は、何が違うのか問われると困るのですが、
ノミ跡もシャープなスタンダードタイプより、まろやかな印象(なんじゃそりゃ)
写真では判別しにくいのですが、表情もちょっと柔和。
三重県で2体だけ記録。
次は、何が違うのか問われると困るのですが、
ノミ跡もシャープなスタンダードタイプより、まろやかな印象(なんじゃそりゃ)
写真では判別しにくいのですが、表情もちょっと柔和。
三重県で2体だけ記録。
(津市河芸町南黒田)
こちらは上2体と比べると、垂れ下がる帯紐の先の開き方が違います。
こちらは上2体と比べると、垂れ下がる帯紐の先の開き方が違います。
(京都市中京区竹屋町通)
「びみょー」な違いばかりのここまでに比べると
最後の鍾馗さんは腰をひねって違いは明らか。
苦しい説明は不要ですね(^^;
なかなか決まっています。
「びみょー」な違いばかりのここまでに比べると
最後の鍾馗さんは腰をひねって違いは明らか。
苦しい説明は不要ですね(^^;
なかなか決まっています。
(常滑市栄町)
【0172】三重県北部に分布する振り上げ系鍾馗さん ― 2010年08月05日 23時52分14秒
三重県、それも北部の桑名市、四日市市付近に偏在します。
スタンダードタイプはこちら。
(桑名市大福)
以下の2種は数が少なく、作りは粗雑です。
以下の2種は数が少なく、作りは粗雑です。
(東近江市布施町)
(京都市上京区柏清盛町)
この2種は分布の中心、北勢地方から遠く離れた土地で見つかります。
中は愛知、滋賀
下は京都、奈良
三重県から遠ざかるほど、質が下がっていくようです。
何故だろう?
この2種は分布の中心、北勢地方から遠く離れた土地で見つかります。
中は愛知、滋賀
下は京都、奈良
三重県から遠ざかるほど、質が下がっていくようです。
何故だろう?
【0155】剣振り上げ系の代表選手 (の親戚) ― 2010年08月04日 23時06分07秒
昨日の続きです。
どこか間の抜けた仲間が
少数ですが、あちこちで見つかります。
どこか間の抜けた仲間が
少数ですが、あちこちで見つかります。
(斑鳩町阿波)
愛知、奈良に4体。
愛知、奈良に4体。
(京都市左京区春日上通)
(吹田市内本町)
大阪、滋賀、京都で7体。
大阪、滋賀、京都で7体。
(野洲市須原)
この1体、only oneです。
この1体、only oneです。
【0155】剣振り上げ系の代表選手 ― 2010年08月03日 23時58分22秒
各地に分布し、よく見かける鍾馗さんです。
今日紹介する3種は比較的数の多いもので、
他に5種ほど記録していますがそちらは明日ご紹介予定。
今日紹介する3種は比較的数の多いもので、
他に5種ほど記録していますがそちらは明日ご紹介予定。
(京都市東山区慈法院庵町)
一番ポピュラーな鍾馗さんで、【0155】の8割はこのタイプ。
整った姿で洗練されています。
一番ポピュラーな鍾馗さんで、【0155】の8割はこのタイプ。
整った姿で洗練されています。
(松阪市町新松ヶ島町)
愛知、三重中心に分布。
これもかなりあらっぽい作りです。
愛知、三重中心に分布。
これもかなりあらっぽい作りです。
【0060】【0061】京の「気は優しくて力持ち」 ― 2010年07月29日 23時06分37秒
【分布と記録数】 京都府(58)、大阪府(4)、滋賀県(2)、
岐阜県(1)、奈良県(1)、兵庫県(1) 合計 (67)
【リンク】 博物館収蔵室【0060】 博物館収蔵室【0061】
分布はほぼ京都限定。
少し困ったような表情の大きな顔の鍾馗さん。
人が良さそうです。
岐阜県(1)、奈良県(1)、兵庫県(1) 合計 (67)
【リンク】 博物館収蔵室【0060】 博物館収蔵室【0061】
分布はほぼ京都限定。
少し困ったような表情の大きな顔の鍾馗さん。
人が良さそうです。
(京都市右京区嵯峨野高田町)
この鍾馗さんは型の新しいうちに作られたものか、
比較的エッジがシャープな感じですが、普通は下の鍾馗さんのように
角が取れています。
#0050と比べるとご覧のとおりかなり大きい。30cmくらいはありそうです。
この鍾馗さんは型の新しいうちに作られたものか、
比較的エッジがシャープな感じですが、普通は下の鍾馗さんのように
角が取れています。
#0050と比べるとご覧のとおりかなり大きい。30cmくらいはありそうです。
(岸和田市南町)
以下は【0061】で登録しているもの
少し大きくなります。この鍾馗さんは真剣に怒っている感じですね。
以下は【0061】で登録しているもの
少し大きくなります。この鍾馗さんは真剣に怒っている感じですね。
(京都市下京区島原上之町)
以下は珍しいもの
さらに大きく40cmくらいあった気がします。この1体だけしか見つけていません。
以下は珍しいもの
さらに大きく40cmくらいあった気がします。この1体だけしか見つけていません。
(京都市下京区島原上之町)
さらに大きく50cmくらいはあるのでは。2体発見しています。
近所の等身大鍾馗さんには遠く及びませんが、
瓦鍾馗としては相当大きいほうです。
重たそうな眉の下には眠そうな眼。力持ちでしょうね。
さらに大きく50cmくらいはあるのでは。2体発見しています。
近所の等身大鍾馗さんには遠く及びませんが、
瓦鍾馗としては相当大きいほうです。
重たそうな眉の下には眠そうな眼。力持ちでしょうね。
(京都市東山区若松通)
【0069】現代の二枚目鍾馗さん その3 ― 2010年07月28日 23時49分22秒
間違い探しクイズみたいになってきました。
よろしければ拡大画像で、まじまじとご覧ください。
答えはこちら
識別のポイントです。
左二つは進士巾の左右が一文字に傾いていますが、
右二つは「ハ」の字状。
左二つでは左手でつまんだ裾の形が違っています。
また右二つはそっくりなのですが、
下げた剣の先端が右端の鍾馗さんでは左右の脚の
中間付近に位置するのに対し、赤い鍾馗さんの剣の先端は左脚に
近いところに位置します。
左二つは進士巾の左右が一文字に傾いていますが、
右二つは「ハ」の字状。
左二つでは左手でつまんだ裾の形が違っています。
また右二つはそっくりなのですが、
下げた剣の先端が右端の鍾馗さんでは左右の脚の
中間付近に位置するのに対し、赤い鍾馗さんの剣の先端は左脚に
近いところに位置します。
(京都市中京区丸太町通)
(南知多町日間賀島)
(常滑市大和町)
(東浦町石浜)
【0069】現代の二枚目鍾馗さん その2 ― 2010年07月27日 23時42分58秒
今日は髪を派手に逆立てている4種の識別ポイントです。
左から二つはほとんど違いがありませんが、
2番目のほうがより派手に逆立てています。
ちなみに赤色をしていますが、色の違いは土や釉薬でいかようにもなるので、
識別の対象とはしていません。
左から3番目は袴の形が他と異なっており、手でつまんでいません。
この形は昨日の一つ目と同じデザインで滋賀県特産です。
一番右はしょぼい写真で申し訳ないですが珍しいタイプ。
他とは作風がなんとなく違うのですが、見た目の識別点は
クロスする帯紐と、裾の形状。
(京都市上京区猪熊通)
(高浜市田戸町)
(竜王町須恵)
(野洲市市三宅)