これは楽しい! ② ― 2014年12月02日 02時39分17秒
機能に引き続き地図オタに楽しいサイトのご紹介です。
こちらは埼玉大学の先生の制作。
GoogleMapの現況と過去の地図が一画面の左右に対比されて表示されます。
大阪・八尾市の久宝寺地内町で見てみましょう。
戦国時代、蓮如上人の建立した顕証寺の寺内町として繁栄し
規模としては富田林などにも匹敵するのですが、あまり知名度は高くありません。
まずは現在の地形図との対比です。
画面中央部が寺内町ですが、あまりに整然とした碁盤の目の町割りのため、
現代の街並みに溶け込んでしまい、目立ちません。
過去にさかのぼっていきます。
1993年から1997年にかけての地形図
周囲の都市化が進んでいて、まだはっきりしないですね。
1967年から1970年にかけて
何となく寺内町が浮き出してきました。
1927年から1935年にかけて
ここまで遡ると周りの水田からくっきりと寺内町が姿を現します。
1892年から1910年にかけて
きっとこの頃は、顕証寺の大屋根を囲むように浮かぶ寺内町は
ずいぶん遠くからでもさぞや目立っていたことでしょう。
目に浮かぶようです。
ちなみにもう一つだけ付け加えると、左右の画面でマウス操作が連動していて、
古い地図をマウスでなぞっていくと、新しい地図のほうでもカーソルが
それにつれて動いていきます。
古い地図の旧道をマウスでなぞっていくと、最新地図で経路が一目瞭然!
これも素晴らしい機能。