鍾馗神社 ― 2014年04月16日 00時58分29秒
以前におとんさんの掲示板で紹介した、
京都・東山五条の鍾馗神社に行ってきました。
京都造形芸術大学の先生と学生さんによって作られました。
東山五条の交差点から少し西に行った若宮八幡宮の境内です。
境内の片隅にあります。
清水寺方面には観光客があふれていますが、反対側のこちらは静かで人影がありません。
本尊?は1m強。大きいです。
脇侍の二体は普通サイズ。
由緒が掲げられていました。
応援したいですね。
今後、例祭を八月に開催していくそうですので、
機会があればぜひ顔を出してみてください。
天理市~川西町~河合町~王寺町 ― 2014年04月17日 22時10分10秒
4月12日 寒くも暑くもない、風もない絶好の探索日和になりました。
本格的な探索は本当に久しぶり!
近鉄ファミリー公園前から、天理市二階堂南菅田町→大和郡山市宮堂町→川西町下永→吐田→結崎→唐院→保田→河合町川合→穴闇→西穴闇→城内→大輪田→王寺町舟戸→久度 と歩いて王寺駅まで。
この時期はいなか道を歩いていても路傍のあちこちに小さな花が咲いていて、
鍾馗さんがいなくても飽きることがありません。
どこも再訪、再再訪ですが、
このあたりは鍾馗王国・奈良でも特に鍾馗さんの多いところ。
さらに最近このあたりをくまなく歩いたおとんさんからも、
私が見落としていた鍾馗さんの情報が数多く届いており、
まだ見ぬ鍾馗さんにわくわくしながら歩きました。
実際に新発見の鍾馗さんにも数多く出会いましたが。
帰ってからおとんさんの情報と突き合わせてみると
なんとすべておとんさんが記録済の鍾馗さんでした。
参りました。おとんさん恐るべし。
いっぽうで4~5年ぶりの訪問で、失われた鍾馗さんもかなりありました。
これから旧知の鍾馗さんの健在を訪ね歩く旅も多くなりそうです。
紹介する鍾馗さんの数も多いので、写真と簡単な情報のみ記載します。
◎:おとんさんの情報提供
◇:再録
×:確認できず(消失または見落とし?)
#の番号は鍾馗博物館の収蔵室番号、カッコ付は予定の番号。
博物館への掲載は少しお待ちください。
◎大和郡山市宮堂町 #323
◇川西町下永 #395
◇川西町下永 #262
×川西町下永 #394 2007年11月撮影
前の鍾馗さんと同じ屋根にあがっていた記憶があるのですが、
今回確認できませんでした。落ちて壊れてしまったのでしょうか?
◇川西町下永 #257
◎川西町吐田 #323
◇川西町吐田 #877
◎川西町吐田 #1361
◇川西町結崎 #276
◇川西町結崎 #009
×川西町結崎 #262 2010年10月撮影
すぐ上の鍾馗さんの近くにあったはずですが、今回見つけられませんでした。
消失でないといいのですが・・・
◎川西町結崎 #293
百鶴作の銘入り。
服部さんに存在を聞いていたのですが見つけることができず、
おとんさんから詳しく教えていただいて、ようやくご対面できました。
◇川西町結崎 #277
◇川西町結崎 #065
この鍾馗さんと、この後の二体は同じお宅にあります。
三体あって、全部違っていて、全部珍しい鍾馗さんというのは
ちょっと他にはない。
◇川西町結崎 #281
◇川西町結崎 #340
◇川西町結崎 #282
◎川西町結崎 #1596
◇川西町保田 #284
◇川西町保田 #285
◇川西町保田 #286
×川西町保田 #262 2009年6月撮影
富貴寺の南側にいたはずなのですが・・
そのあたりに大きな更地ができていたので、
住処と運命を共にしたのかもしれません。
◎河合町川合 #1597
×河合町川合 #397 2009年6月撮影
街道沿いの旧家にいましたが、
まったく今風の家に建て替えられていました(涙)
◎河合町穴闇 #1598
河合町西穴闇 #666
#666はすぐ下に掲載した同町内の鍾馗さんが唯一の作例だったのですが
今回見つけることができず、消失の懸念があります。
今回この鍾馗さんが見つかったので、「種の絶滅」は回避されました(^^;
下半身は初めて見ます。サウスポーと言えないこともない?
×河合町城内 #666
家自体は健在ですので私の探し方が悪いのかも・・
◎河合町西穴闇 #318
◎河合町城内 #1599
◇河合町大輪田 #321
◇河合町大輪田 #372
◇河合町大輪田 #257
◇河合町大輪田 #667
◎河合町大輪田 #1600
◎河合町大輪田 (#1601)
京都でツバキ ― 2014年04月20日 18時34分45秒
2014/4/19 桜井-柳本、金橋-今井 ― 2014年04月23日 22時20分59秒
4月19日(土) 最高気温20.1℃、薄曇り微風。
絶好の探訪日和。
春がすみの奈良を先週に続いて歩いてきました。
桜井市箸中付近からみる大和三山
(左から天香久山、畝傍山、耳成山)
左端に見えているのは茅原大塚古墳
今回も大部分は再訪地です。
2005年以来、ほぼ9年ぶりというところもあり、不安はありましたが
健在の鍾馗さんが多く、とりあえずほっとしました。
またそれなりに見落としていた鍾馗さんを見つけることができ、
充実の探訪でした。
数をまとめておくと、再確認が48体、新発見が23体(うち9体が新種または新亜種)
消失を確認したのが2体でした(うち一体は下で写真を紹介しています)。
1.桜井駅~三輪~茅原~辻~山田~柳本駅
1-1.桜井市三輪
再録 #123
この鍾馗さん、ずっと下の写真のように寝たきりでしたが
元気に立ち上がっていました。ココロの中でバンザイです!
(2005年9月撮影)
再録 #232
再録 #233
再録 #131
同じお宅に兄弟が並んでいました。
なぜこれまで見つけられなかったんだろう?
1-2.桜井市茅原
3.桜井市辻
再録 #449
再録 #451
再録 #450
再録 #1004
1-4.天理市柳本
上街道沿いの家ですが、街道からはほとんど見えません。
街道に突き当たる脇道から目に入りました。
#121 消失 2008年10月撮影
更地になっていたので、間違いなくなくなってしまったと思います。
この後、電車で橿原市へ移動しました。
2.金橋駅~曲川町~曽我町~今井町~八木西口駅
2-1.橿原市曽我町
再録 #294
#144 の亜種として収録
2-2.橿原市今井町
再録 #116
再録 #144
再録 #146
再録 #362
#390 の亜種として収録
#428 の亜種として収録
渋谷向山古墳(景行天皇陵)
濠がピンクに染まっています。
桜の花びらかと思いましたが、よく見ると花びらではなく
花柄(かへい)・花びらのつく柄がびっしりと積もっていました。
2014/4/26.27 伊賀上野と周辺 ― 2014年04月30日 23時00分17秒
4月26日、27日 一泊二日で伊賀市内の鍾馗さんを
巡ってきました。今回の同行は服部さん、おとんさん、雪だるまさん。
二日とも穏やかな天気で絶好の探索日和に恵まれました。
里山の雑木林の新緑
一日目は車で郊外を巡り、二日目は伊賀上野中心部を歩いて回りました。
鍾馗さんは順不同。
すべて伊賀市内です。
手始めは雪だるまさんが朝、関西本線の車中から見つけた鍾馗さんを確認に。
さっそくの新種発見となりました。
西高倉
西高倉
泉窯という工房の屋根に対であがっていました。
どこかから譲り受けたもので、明治か大正の鍾馗さんでは?
ということでした。
作風は奈良方面のもののように思えます。
さらに移動中の車内から雪だるまさんが次々と鍾馗さんを発見。
それも新種ばかり。雪だるまさん絶好調でした。
東高倉
鬼が”はいチーズ”と言っているみたい
東高倉
この二体は同一作者のように思えます。
東高倉
この鍾馗さんは服部さんの著書「洛中洛外の鍾馗」に
「中京区 二条通河原町東」として掲載されていたのですが、
京都では既に失われていて、絶滅したと思っていました。
アホウドリの再発見のように、嬉しいことです。
円徳院
以上が今回の新発見。
以下は再録です。
二日で約百体の鍾馗さんを見ました。掲載はその一部となります。
三田 #586
東条 #579
比土 #579
佐那具町 #723
佐那具町 #584
佐那具町 #584
円徳院 #584
佐那具町 #587 (雪だるまさん新発見)
新堂 #587
馬場 #474
千貝 #809
西湯舟 #1303
西湯舟 #1306
小杉 #1308
小杉 #1308 (上と対)
川北 #1264
上野西大手町 #577
小田町 #1263
小田町 #583
西大手町 #1123
上野田端町 #1124
上野愛宕町 #1122
上野池町 #724
今回の探訪では多くの鍾馗さんの健在が確認できましたが、
以下が失われていました。
上野忍町 #228 2012年11月撮影
隣の家と合わせて同じ鍾馗さんが三体並んでしましたが、
この鍾馗さんのいたお宅は更地になっていました。
古山界外 #1124 2009年8月撮影
今回、時間切れで訪問できませんでしたが、
ストリートビューで見た限りでは更地になっていて、失われた公算大です。