2012/6/30,7/8 常滑市、知多市 ― 2012年07月11日 00時01分06秒
暑くなってきました。
ロングウォークはちょっとつらいですが、
今日この瞬間にもどこかの鍾馗さんが家と共に消えていると思うと
へこたれてはいられません(笑)
時間も限られていたので二回に分けて、知多半島は常滑市、知多市の市境付近を
訪ね歩いてきました。
大野、新舞子あたりです。
このブログの読者の方ならご存知と思いますが、
知多半島は鍾馗さんの大分布地です。
古い町はほとんどが海岸沿いに連なっており、
いっぽう内陸部は丘陵地になっていて平地に乏しく、
愛知用水開通までは水が得られにくいこともあってか、
ほとんど集落がありませんでした。
そのため鍾馗さんの分布は半島の輪郭線に沿っており、
内陸部にはほとんど見られません。
今回訪れたのは知多半島には珍しく、海岸線から少し離れた内陸の古い集落。
この辺りは少し平らになっています。
大野町から内側に入った、小倉町、金山、久米、矢田、大興寺、南粕谷本町といった
町です。
常滑市小倉町 (#1405)
大野町、小倉町には他にも珍しい鍾馗さんがたくさん見つかります。
こちらの記事(2010年11月2日)もご覧ください。
常滑市金山 (#022)
常滑市矢田 (#878)
知多市大興寺 (#1406)
広い前庭をはさんで遠かったので庭に入り、
家の中には家人の気配があったので声を掛けました。
ところが何度呼んでも炊事の音に遮られて聞こえないのか反応がなく、
私は玄関で立ち往生してしまいました。
仕方なくちゃちゃっと写真を撮って退散しましたが、動揺してブレてしまいました(^^;
知多市金沢 (#1407)
釉薬がかかっているので表情は不明瞭です。
実際にはこんな感じで並んでいました。裏にももう1体同じ鍾馗さんがいます。
そして、同じお宅にもう1体。
知多市金沢 (#1408)
素朴すぎてちょっと恐い。髭はいったいどこへ??
というよりこれって鍾馗か?
一見弱そうですが、すごい霊力を持っていそうな鍾馗さん?です。
二日とも二時間ちょっと、10km程度の探索でしたが、
それぞれで40体近くの鍾馗さんを発見しました。
矢田、大興寺あたりは『鍾馗の郷』といっても良いくらいの充実ぶりでした。
このあたりはお寺鍾馗は少なく、どこに鍾馗さんがいるかわかりません。
まだまだ探せば見つかりそうです。