2012/5/19 参宮街道 明星~漕代、久居2012年05月22日 22時36分55秒

今回の探訪は二つのサイトに触発されてのおでかけです。

瓶底眼鏡さん運営のサイトに鍾馗さん探訪記があるのを最近発見しました。
参宮街道 明星・斎宮間の鍾馗さんを丹念に拾い集めているのに驚きました。

このあたり、自分も二度歩いたことがあり、伊勢方面では随一、鍾馗さんが数多く見られるところなのは知っていましたが、見覚えのない鍾馗さんがいくつか載っています。
これは行かなきゃねー

近鉄明星駅を起点に斎宮を経由して漕代駅まで、途中街道を外れてJR多気駅付近までの大迂回をはさんで歩きました。主に明和町内になります。
長閑ながらも、かつて伊勢参りの人たちが行きかって賑わった街道の雰囲気を残す風格のある家がたくさん残っていて、歩いていても楽しいところです。
ただし、抜け道にするのか、結構自動車が多いのが難点。

この街道筋で18体を確認。
瓶底眼鏡さんによれば、あと2体がどこかにあるはずですが見つけられませんでした。
大迂回した農村集落では残念ながら鍾馗さんは見つかりませんでした。

瓶底眼鏡さんの言うとおり、この街道沿いの鍾馗は大部分が突き当たり鍾馗でした。周辺ではどちらかというとお寺鍾馗が多く、なぜこの一角だけ突き当たり鍾馗となったのか、想像がつきません。

この区間でなんと言っても特徴的なのは、博物館で #737 として分類した福耳の鍾馗さんでしょう。

明和町斎宮の鍾馗さん

明和町斎宮の鍾馗さん

明和町斎宮の鍾馗さん

明和町斎宮の鍾馗さん

明和町斎宮の鍾馗さん

松阪市稲木町の鍾馗さん

よく似ているけれど皆少しづつ違っていて、こうして並べてみても楽しい。
伊勢市から津市までの間で見つけていますが、このあたりに集中していて、
このあたりの瓦屋さんで作っていたのかもしれません。


明和町斎宮の鍾馗さん

この鍾馗さんだけは、ポーズはよく似ているものの、他とは別系統だと思います。
上の鍾馗さんたちを真似てつくったのではないかと想像します。



津市久居(旧久居市)へ移動。

津市域のボランティアガイドのホームページで、この中の1ページに久居の鍾馗さんを紹介するページがありました。

冒頭で写真が紹介されている鍾馗さんは見たことがなく、なかなか立派そうです。

久居のどこか、というだけで大きな破風を背にしていることだけを手がかりに
推理を巡らせ久居の古い町並みを探索します。
ちょっと車で市街を流しますが、本町、二ノ町といった中心部には平入りの家が多く
写真のような入母屋の破風が見える家は少ないので、
中心部ではなく少し外れたあたりから探し始めました。

推理は的中して歩き始めて30分ほどで発見!

旧市街地の北の外れあたりの豪邸にあがっていました。

津市久居旅篭町の鍾馗さん

髭の感じはちょっとこちらに似ていますが、
腕の筋肉や手が写実的で、ずいぶん立派な鍾馗さんでした。


まだ少し時間があったので、津市郊外のお気に入りの鍾馗さんに
ご挨拶のつもりで立ち寄ったところ、悲しい結果になりました。
寄らない方が良かったな。