2011/7/22 秋葉街道ミニトリップ ― 2011年07月23日 22時50分07秒
台風一過の金曜日、南信地方へ行ってきました。
先日訪れた飯田・駒ヶ根からさらにひと山越えた秋葉街道を
部分的ですがうろうろしています。
目的は観光ですが、先日飯田郊外で鍾馗を見つけていることもあり、
ひょっとして、という下心も若干。
伊那谷はずいぶん広々とした谷で、集落もあちこちに点在していて
探訪しがいがあるのですが、
秋葉街道沿いの谷筋は伊那山地と赤石山脈に挟まれて平地はごくわずか。
生まれて初めての訪問でしたが、「秘境」の言葉がよく似合います。
秋葉街道は諏訪大社と静岡県掛川を結ぶ、非常に古い街道だそうで、
国道152号線が重なりますが、険しい道で国道の不通箇所もあります。
最短距離とはいえ、険しい峠がいくつも行く手にふさがり、
伊那谷に回ったほうが、はるかに歩くのには適しているように思えました。
当然家の数も少ないわけで、到着して早々に鍾馗さん発見については
あきらめモードです。結局ひとつも見つからなかったので
今回の探訪記は以降、「みちくさ」の話ばかりですので悪しからず。
最初の訪問地、上村(現在は飯田市上村)の下栗集落は
「にほんの里100選」にも選ばれた、知る人ぞ知る特異な里。
行ってみて眺めてみても、よくぞこんなところに、
と絶句するような、山上の集落です。
尾根筋のわずかに傾斜の緩い一角に30軒ほどの家が
へばりつくように立ち並んでいますが周囲は山やま山。
水を得るのも大変でしょうが、学校は?買い物は?医者は?と
考えると?ばかりが思い浮かび、言葉を失いますね。
(飯田市上村下栗)
ここからは街道を離れ、尾根筋を走る道を通ってしらびそ峠へ。
1900mほどあるこの峠は南アルプスの大展望が望めるとあって
期待していったのですが、到着前からすっかりガスの中。
ただでさえこれまでの猛暑がうそのような涼しい日なので、寒いこと寒いこと。
地蔵峠で国道に戻って下っていくと、「中央構造線 安康露頭」という
看板を発見し、寄り道することに。
後付けの知識ですが四国、紀伊半島を横切る中央構造線が
豊川で方向を変え、ここ秋葉街道の通る谷筋に並行しているのだそうです。
(大鹿村 中央構造線 安康露頭)
これが露頭です。素人にはよくわかりません。
三本の黒い縦筋が熱で変成した地層のようですが・・・
マイナーな名所のはずですが、ここで数人の高齢の男女に会い、
いろいろ声を掛けられました。
地磁気がどうとかこうとかやたら元気なのですが、
何を言っているのかよくわからず、すれ違ったあとで反芻してみると、
どうやら「パワースポット」がらみの方たちのようです。
そういえば、さらに北に行った分杭峠はそういった人達には大人気で、
山道には時ならぬ行列ができていると、どこかで見たような気もする。
病気が一瞬で治るとか、眉唾だと思うのですが、
通販の健康食品が好きなお年寄りなんかが好まれるんだろうな~
こんな山奥へ連れ立って車を運転してやってくる元気があれば、
パワースポットに頼る必要はなさそうな気もするけど・・
その後、重要文化財指定の松下家住宅を見学(外から)して、
ほぼこの日の予定を終えました。
(大鹿村 重文 松下家住宅)
おまけです。
電柱のように見えるこの柱はなんでしょう。
答えは明日にでも。
(中川村小渋湖温泉)
コメント
_ おとん ― 2011年07月24日 11時20分44秒
_ kite ― 2011年07月24日 23時37分26秒
こんばんは~
確かに鍾馗さんを見つけると一気に疲れが吹き飛びますもんね~
残念ながら不正解です(^^ゞ
答えは次の記事をご覧くださいね。
大雨の影響で通行止めになったと思われる県道を迂回させられて細道に入り、道に迷ったので少し車を停めてあたりの景色を見ていて発見しました。これも巡り合せですね。
確かに鍾馗さんを見つけると一気に疲れが吹き飛びますもんね~
残念ながら不正解です(^^ゞ
答えは次の記事をご覧くださいね。
大雨の影響で通行止めになったと思われる県道を迂回させられて細道に入り、道に迷ったので少し車を停めてあたりの景色を見ていて発見しました。これも巡り合せですね。
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私には鍾馗さんのいるところがそれに当たります。(^^ゞ
で、クイズの答えですが、
「日時計」ではないでしょうか?
写真を見て最初に浮かんできたのがこれでした。
雨や曇りの日は「腹時計」で代用できますからね。(^^;
昨夜横になって、ほかには……と考えると、
「積雪計」というのも浮かんできました。
目盛りは向こう側についている、とか。
しかし、村外れのようなところには設置しないでしょう。