春を間近に思うこと2011年03月14日 23時46分13秒

日頃ノーテンキな筆者にも重い週末になりました。
鍾馗を探しに土曜日はでかける予定を立てていましたが、
さすがにそんな気分にはなれず、テレビにかじりつき。

次々と報じられる「リアル」過ぎる各地の津波の映像に
人間の営みの儚さを目の当たりにしながら、
なすすべのなさに呆然としていました。

それとは対照的に霞がかかったように煮え切らない、原発を巡る記者会見。
それを無批判に垂れ流すテレビ。
ネット上の海外メディアのほうが、よりストレートに事実を伝えているし。
日本の中心では一体何が起こっているのだろう。

自分たちの祖父母世代は、自らが招いた戦争に痛めつけられ、
それでもどん底からはい上がってきた。
おそらく数年後の歴史教科書に載るであろうターニングポイントに
今、向き合っている自分たち世代も、意識しないうちに、
大事なことを見てみないふりしてやり過ごしてきて、
そのツケが回ってきたのかもしれない。

そんな中でこの特集には少し勇気づけられた。
この国の人たちはこういうときに比類のない強さを発揮すると
海外の眼には映るらしくて、ちょっとうれしい。

被災地の復興も、深いダメージを負うであろう経済も、
これでさらに悪化するであろう財政も、
しばらくは僕らの世代が負い続けなければならない
宿題になるのだろうが、それらに正面から向き合っていくことが、
次の世代に対する責任なんだろう。


しぞーかの桜2010


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